サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

メンツと体裁を優先する協会の対応

大久保のオーバーエイジ召集騒動も決着がついたが、協会側の体裁を繕う対応には大笑いしちゃった。「神戸の強硬な拒否の姿勢」に屈したのではなく、「反町監督が落選させた・選出しなかった」という方向で理由を説明してるのは、明らかに無理があるからだ。

 召集の為の正式な文書を送ったのが27日で、29日の夜まで交渉に当たっていたのだから、協会のメンツと体裁を第一に考える姿勢が露骨に出た形となった。これは「我那覇のドーピング問題」「主審暴言問題」等に見られた協会側の対応と共通するものを感じる。

我那覇の件では、最後まで強硬姿勢を貫いた揚句に、裁定が出た後も、なかなか過ちを認めようとはしなかったし、主審の件ではクラブと選手側に圧力をかけて規制するような方向で決着させた。

自分は基本的にはクラブは選手を出すべきだと思ってる。代表の成績はJリーグはもちろん、国内サッカー界にも波及効果があるからだ。しかし、今回は神戸側の事情と日程のきつさを考慮した上に、さらに協会側の対応の拙さと傲慢さには賛同するのは難しい。

それよりももっと大切なのは、川淵政権の末期に、このようなゴタゴタガ起きて拙い対応をしたのを、記録と記憶に残す事で、将来の協会幹部の参考や反省の学習資料として役立たせる事だと思う。


 今後、同様の問題が起こった時に備えて、≪前例を作りたくなかった≫のだろう。その判断は間違ってはいないと思うが、逆に、監督が選ばなかった事にして決着を計るという逃げ道が出来た事を意味する。

川淵政権は末期現象か?

今、発売されてる写真週刊誌「フラッシュ」は面白いな。例の5月15日の理事会での川淵≪キャプテン≫の墳慨が伝わってくるようだ。

 野村尊敬理事が、会長の選出法に異議を唱えた事で川淵≪キャプテン≫が激怒したらしい。
【野村理事いわく、院政なら自分は再任されない。ならば今のうちに意見はしておく】という事のようだが、そういえば川淵≪キャプテン≫は「FIFAの会長には定年制が無いの知ってるかい」と発言したと、スポーツ紙に書かれてあったのを思い出したが、その一方でFIFAの会長は立候補制とは言わなかったのだろうか?

 この野村氏のような勇気と良識のある人材は、次々に理事会から放り出されるか候補に選ばれなくなるのだろう。別の側面から見れば「川淵から離れていく」という事だ。7月の理事選出方法を見て、どこかで似たような方法を見たような気がした人も居るはずだ。

 社会主義国家、あるいは現在のイラン等で行われているように、立候補出来るのは支配層のお気に入りの人物が大半を占めてしまい、選挙以前の段階で候補者の選別が行われて、支配層に都合の悪い人物には権力や発言権を与えないようにするのだ。つまり日本協会は非常事態でもないのに正常な政権ではないのが判る。

 このような事をすると、組織が硬直化して停滞するのがどの世界にも起こる現象だ。日本協会もすでにそのような状態は避けられなくなってる。たとえば代表監督に「岡田」が決まったのなんて、もしかしたらそうかもしれない。川淵が早大→古河の後輩の岡田を希望する。周囲の関係者も追従する。挙句の果てには「これで代表選のチケットも売れる」なんて事を言い出す幹部も現れる。それが今回のキリンカップには「欧州組」も召集したのに、27日の埼玉スタジアムの対パラグアイ戦は悲惨なほど売れ行きが悪いようだ。何か7月に会長から引退する川淵の最後を象徴するような気がする。
 
 どうだろう。会長の末期には「チケットは売れない」「テレビの視聴率は低下する」「W杯の予選は大苦戦してバーレーンに敗退」これらは2006年のジーコ以後、川淵が責任を獲らずに定年を延長して強引に会長職に執着すると決めた頃からの現象なんだよ。

 歴史を振り返れば、どんなに栄華を誇った独裁政権も王朝も企業のワンマンオーナーも、末期は権力を維持するために強権を発動するようになるが、次々と人心が離れてゆき哀れな末路を迎えるのがお馴染みのパターンだ。
 「あの人は良い人だね」と言われているうちに退くのが「男の花道を飾る」わけで、引き際を間違えるとか権力に執着し続けてると、それまでの味方も敵に回してしまうようになるんだ。

最近、思うのだが。【われらの川淵キャプテン】は、血圧が高そうだし、激高型の性格で、なおかつ自分で感情をコントロールしにくくなっているように見受けられるが、ついつい頭に血が昇ってプッツン!
てな具合に不測の事態が起こらなければ良いがと心配だ。




日本協会の補助金と寄付に関して

 日本協会は47都道府県協会と地域協会に総額4億8900万円の補助金を支給し、また、来年、福島県猪苗代町で開催されるフリースタイルスキーの世界選手権に20万円を寄付し、運営面でアドバイスをすることも決めたと報じられている。

これは実に良い事だと思う。

 各都道府県協会は法人化が進んだが、財政的には必ずしも余裕があるとは言えないのだから、こういう支援は必要な事だ。しかも、均一にばら撒くのではなく、重点施策を決めて積極的に取り組む協会に補助金を厚くしているという。これは当然の事で、どこかの間抜けな政府みたいに財政赤字の中で、一律「創生基金」のような大盤振る舞いを行い、純金の飾り物を購入するようなアホな使われ方をするのとは大違いである。
 
 サッカーの普及や振興のために努力する所と十分でない所では差をつける。今後も継続してもらいたい。競技団体によっては数千万円の赤字の穴埋めに四苦八苦している所もあるが、このような金額の補助金を支給出来るのは、サッカー界の努力と精進の賜物であるから、感謝と誇りを持ち有効に使おうではないか。

 福島県は、ご存知「Jヴィレッジ」で色々とお世話になっているのだから、県内で行われるスポーツイベントに寄付をするのは非常に良い行為として高く評価したい。このような寄付は、さりげなく行うのではなく、なるべき目立つように話題になるように行うのが望ましい。
 そうする事で、県内のスポーツ愛好者の間に、サッカーへの理解者やサポーターを増やすメリットが生まれる。普段はサッカー以外のスポーツに親しんでいるが、見るスポーツとして好意的に受け入れてもらえるとか、県内の自治体や教育関係者や商工会議所などに、サッカーへの理解を深めてもらえる効果が期待できるのだ。

 そのような努力と貢献の積み重ねが、「Jヴィレッジ」を誘致して良かった」という評価になる。
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川淵会長の抗議発言に関して

 我らが川淵【会長】《71歳》が、中国のラフプレーと、それを野放しにした北朝鮮主審に対して抗議を行う意思を表明したが、確かに選手生命に関わるような重大事に発展する前に、またアジアサッカーと審判のレベルアップの為には必要なj事かも知れない。
 
 東アジア連盟に対して文書を提出する方針だそうだが、本気で怒ってるならば、ゲームのビデオをFIFAに送った方が効果的だと思うがどうだろう。要は、日本人を本気で怒らせたら恐いぞ、何をしでかすか判らないぞ!とアジア各国にアッピールする意図を持ってやった方が良いと思う。

 太平洋戦争の末期「神風特攻」を行ったお陰で、日本人を本気で怒らせない方が良いという認識が世界各国に持たれた時期もあったそうだが、最近は完全に舐められ切ってる。日本に対しては強い態度で要求すれば、いくらでも譲歩を引き出せるという国辱的な雰囲気が周辺諸国にある。

 サッカーでも日本で行われるホームゲームで、日本有利に働く判定など、ほとんど記憶にない。相手チームの選手・また審判もまるでプレッシャーを感じていないように見える。だから、川淵会長が本当に憤慨してるならば、東アジア連盟に文書で抗議など生易しすぎるのではないか。

 どの程度、効果があるかわからないが、ここは東アジア内における日本協会と川淵会長の政治力と影響力を見極める機会だと受け止めたい。

現時点での協会の対応策の評価

 日本協会はオシム監督の後継人事にに関して、常識的で素早い対応を行っているようだ。
「オシムの意見を聞く」「家族の気持ちが最優先」という判断は適切なもので、なおかつ11月末という早期のタイムリミットを儲けるという川淵会長の意向も納得のいくものだ。

 脳梗塞で生命の危機にまで関わる程の重病なのだから、回復しても現場復帰などあり得ないと判断するのが常識で、病院への手配に関しては問題だったが、その後の対応の「危機管理」は現在の体制の中では上手く行ってる方ではないか。
 マスコミの対応も悪くは無い。後継人事のトンチンカンな報道やガセネタを流したところもあるが、プロ野球の長嶋氏が、やはり脳梗塞で倒れた時には、野球界やマスコミが五輪監督への早期の現場復帰が実現可能なような報道をしていたのとは大きな違いだ。

 今回の対応は難しい。
もう現場復帰は無理と判っていても、オシムの症状への気遣いと家族の感情も考慮して、なおかつ後継人事に早急に取り組まなければいけないという状況だったのだから、粗探しばかりすればいろいろと出てくるかも知れないが、それはオシムの生命の危機を利用した事になるから控えたい。

おそらくマスコミには公表しないだけで、内部的には相当に早い時期に、オシムと家族への対応策と後継人事に関しての基本的な話しは行っているはずで、これから後の事は、川淵会長のリーダーシップが問われる事になる。

オシムが倒れた時の最初の会見で、川淵会長が涙ながらに話していたのを見て、落ち込んでしまいパニックに陥っているのではないかと心配した人もいたかも知れないが、このような事態になれば慌てない方がおかしいし、一番の原因は70歳を過ぎて涙腺が弱くなったからだろう。それは歳をとったという証で、本来は第一線を退かなければいけない人物がまだ居座っているという事だが、協会の内部人事で露骨に冷徹非情な対応をした実績があるのだから、たとえ一時的に慌てても何もしないで右往左往するような展開にはならないだろう。