サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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3位決定戦で韓国に歴史的完敗

 ロンドン五輪、男子の3位決定戦で、日本は韓国に完敗して4位に終わった。
一見、惜敗で勝てた内容だったように見えるが、韓国の作戦がピタッとはまり
日本の欠点と課題を改めて浮き彫りにしたという点で評価すれば完敗である。

横パスを回させておいて、縦に入れた所をカットする。またFWから奪取した
ボールを、手数を掛けずに一気に前線に出して、カウンターアタックで得点
を狙う。2点とも思惑通りの得点で、ゲームプラン通りに進行したのだから、
見事なまでの韓国の作戦勝ち。勝負に徹した結果である。

W杯予選のA代表経験者8人を要して、U-20W杯で好成績を残した
韓国の黄金世代と呼ばれるチームを相手に、ボールを支配した内容のゲーム
を出来た事で、「良くやった」とか「健闘した」と評価する事もあるが、

 韓国の決定的なチャンスは、前半は得点になった37分のたったの1回。
しかも、強引なドリブルで日本DF3人に囲まれてSHまで持ちこんだのだから、
DFの対応さえ良ければ、チャンスになってない可能性もあった。
 後半は、やはり得点した57分と、その直後のゴール正面からの
「キム・ホギョン」の豪快な1発を権田がナイスセーブで防いだもの。
得点場面はGKからのロングキックを、CFがヘッドで後ろに流しただけで
DFと2対2の状況だったから、普通に考えたら、得点できない可能性の方が
大きい。

 というように分析すれば、韓国にパスを回されたり、組織的な攻めで、
日本のDFが崩されたシーンというのは1回も無い。もちろん、韓国が
カウンター狙いで、特に先制点を上げてからは、日本に来させるようなゲーム
運びを、韓国が選択したという事もあるが、いずれもDFが1対1で防げた物で
あのような失点をすると、韓国から見れば、日本が相手の時には、いつでも
単純な攻撃で得点できるという自信を持ったと思う。

この1戦で象徴的だったのは「大津」が初めから狙われて、35分までに
3回のイエローカードに値するファウルを韓国側が犯した事でだ。
それだけ大津を警戒していた事になるが、35分間で、これだけ狙われるという
ケースも、ちょっと珍しいのではないか。
 かつて、監督のホンミョンボは「日本のFWは怖くない」と公言していた。
日本のFWは、積極的に自分から仕掛けずに味方からのパスをもらってSHする。
自分がSH出来る体制なのに、味方にパスをする。中盤に下がってパス回しに
加わるが、トップでポストプレーしたり、強引に一人でSHまで持っていかない。
そのようなFWが大半だったからだ。

大津は積極的にドリブルで突入するし、自分でSHしようとする。またタックルや
ボディコンタクトされても逃げずに向かっていくし、2~3人に囲まれても
キープ出来る。これが本当の怖いFWの姿なのだ。

 少なくとも、このゲームで綺麗に華麗にパス回しをしても、
積極的に個人で仕掛けない、攻めに手数を掛ける。1対1の勝負に負ける。
空中戦とフィジカルの弱さが原因で、受け身になって競り負ける。
それでは、泥臭く単純にロングボールで攻めてくるだけなのに、韓国には勝てない
という事が誰にでも判ったと思う。

選手と関塚には、確かにミスもあったが、責任と要因はもっと別の所にある。
マスコミと一部のサポーターだ。

1・組織で攻めるのが正しくて、一人で仕掛けてSHまで持っていくのは
  チームワークを乱す悪者。
2・パスを回してボールキープ率を高めればSHしなくても良い。
3・相手を完全に崩してからSHする。
4・緩いショートパスを繋ぐのが正しくて、サイドチェンジや縦や斜めのパス
  などは必要無い。
5・速攻やカウンターアタックで手数をかけない攻めは間違っていて
  格下の2流チームがやる事だと決めつける。

そういうのが近代サッカーで、またサッカーというのはそれが正しいと
狂信して、サッカーが得点の多い方が勝つスポーツだというのを忘れてしまい
パスを回す回数や、ボール支配率が高い方が勝つと思ってる。

この韓国戦は、そのような愚行のツケを払ったという事だ

このように見てくると、パスサッカーとかポゼッションサッカーといっても
バルセロナとは似ても似つかぬ代物、「バッタ物」だというのが判るではないか。



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テーマ:サッカー五輪代表 - ジャンル:スポーツ

祝!男子もベスト4進出

 ロンドン五輪の男子は、女子に続いてベスト4の快挙達成!!!

 ブラジルから2得点した事がクローズアップされて不安だったエジプト戦も
快勝!圧勝だった。

 関塚の采配も戦術も本当に素晴らしい。
アジア大会でも2軍と酷評されて全く期待されなかった中で優勝したのと同様
、この五輪でも大会前までは女子との比較で、期待されなかったのに、この
好成績とは、関塚は本番に強いというか、何かツキを持っているのだろう。

しかし、実際のチームを見れば、一つのコンセプトが徹底されているのが判る。
しれは「守備を基盤にしたチーム作りと戦術、手数を掛けずに速攻を仕掛ける」
その為の選手選考と起用が行われている事だ。

 もっとボールをキープしてパスをつないでポゼッションを高めて主導権を
握った戦い方で攻撃的なサッカーをするべきだという妄言や願望をテレビ放送の
中で強弁する無責任男も居るだろうし、宇佐美を見たいというファンの希望も
あるが、宇佐美はリードされている時の総攻撃を仕掛ける際の有力なサブとして
期待できるが、戦術も采配もこれで良い。

 チーム全体が非常に良いリズムで戦い、勢いに乗っているのが判る。
女子を見れば判るようにグループリーグは、駆け引きがあるが、トーナメントは
一発勝負だから、この勢いやリズムは重要になってくる。

 準決勝のメキシコ戦、決勝で当たるブラジル戦
勝って金メダルを獲得して欲しい。




無惨!!マレーシアに、たったの4点!

 五輪予選、アウエーの対マレーシア戦が終わった。
観ての通り、たったの4点しか取れないという無惨な結果に終わった。

関塚の采配は理解不能なもので、現在の日本の置かれた立場が全く判ってない
としか思えない程の誠に奇妙なものだった。

 勝ち点3を確実にした上で、大量得点が求められる。
これが絶対条件なのだから、それを可能にする采配を執らなければならない。
それならば、前半で2得点、後半に2得点追加した時点で、どのような状況に
なったかを即座に分析して対応するのが優秀な監督である。

マレーシアのチャンスは38分の1回だけで、後半はマークもチェックも甘くなり
、日本ボールになると中盤が下がり過ぎで、しかもDFが中央に集められてしまい
両サイドが、スカスカの状態になっていた。

 扇原を交代させた所が、最大のポイントで、山村の投入は完全なミスである。
あれだけボールを支配して、パスが回り始めて、マレーシアの疲労が目立って
きたのだから、ボランチは2人必要ない。しかも右の酒井がドンドン上がって行き
、中盤の選手のような働きをしているのだから、必要なのはFWの選手である。

実際に、山村と山口は縦の関係にポジションをとったようだが、そんな事をせずに
杉本と永井の2-トップにして、4-1-3-2システムにする。
守備が心配ならば、東と山口を縦の関係にすれば良いだけ。

引いて守る相手に対して裏のスペースに走り込む永井の1トップとは、この采配は
一体、どう解釈すれば良いのだろうか?
また原口に代わって杉本が出てきたが、ハイボールで勝負出来たのはたったの2回。

山村は、何をする為に出てきたのか?関塚は、どういう指示を与えていたのか?
中盤から前線に掛けてウロウロしてただけじゃないか。
本当に覇気がない。全く無い!!!!!
疲れてるはずの斎藤や東の方が、走り回り、積極的にゴール前になだれこんでた。

引いた相手に永井の1トップ
山村の投入

とても大量得点を狙う選手起用とは、信じられない不可解なものだった。
したがって次のような結論が導きだされる。

関塚は2位通過で、ベトナムで行われるプレーオフに参加したくてしょうがない。

 それと左サイドの比嘉はコンディションが悪いのではないか。
前半に2回犯したパスミスは、非常に拙いボールの取られ方でピンチを招いた。
また2回フリーだったのに慌てて蹴って、クロスをとんでもない所にあげていた。
後半はクロスを上げるべきなのに、内側に切り込もうとしてボールを取られて
攻撃のリズムを中断させてしまった。

山村と比嘉、この二人の起用が今回の予選に関しては、致命傷となるような
嫌な予感がする。「持ってない人」ではなかろうか。

テーマ:サッカー五輪代表 - ジャンル:スポーツ

シリアに痛恨の敗戦

 対シリア戦は1-1の引き分けで順当に勝ち点1獲得のはずが、
あり得ないミスで敗戦に終わった。これで1位での五輪予選突破は、
ほぼ絶望であろう。プレーオフで奇跡的に勝つ事を祈りたい。

 文字どおり痛恨の2失点である。
GK権田のミスは明らかで、弁解の余地が全く無い。あのような失点の仕方は、
仲間の信頼を失う事になりかねないし、権田の評価を下げざるを得ない。

1点目は、大迫の頭に当たって変化して、しかも直前でワンバウンドするという
GKにとっては非常に難しいボールだったので、少しは情状酌量の余地はあるが、
権田の腕を見ると正面でキャッチしようと試みているのが判る。
 目前でイレギュラーしても、自分の身体からは、そうずれた位置に来てないなら、
「安全第一」を心掛けて、キャッチしにいかないで、前か横に弾くか、身体で
ブロックしてこぼした方が良い。こぼれ球を拾われて押し込まれるかもしれないが、
キャッチを試みて、ミスをするよりは良い。あの状況で自分に当たったボールを
斜め後方にファンブルしたのは、GKとして致命的なミスである。

2点目、これも、権田はキャッチしに行こうとしたのは、あの腕の動きを見れば
明らかだが、いくらシュートがドライブが掛っていても、普通の場合、
あのコースに強烈なシュートが飛んで来たら、キャッチではなくて、パンチか
片手で叩いて、CKに逃げるのが基本である。しかも、権田の体勢はバランスが
崩れており、無事にキャッチしても、身体ごとゴールに入ってしまった可能性も
考えられるのだ。
「安全第一」を優先する選択をしていれば、キャッチしに行ってはいけないのだ。
GKとして、ありえない、やってはいけないミスだった。

したがって、2点とも権田のキャッチミスではなくて判断ミスである。

1点目は経験不足による失点という見方も出来るから、次からは同じミスを
犯さないように成長を期待したいが、2点目は完全に初歩的なミスで、
普通にはあり得ない事だ。U-23とはいえ、代表選手としては信用や信頼
に関ってくるプレーだ。

これでシリアとは勝ち点と得失点差が同じだが総得点数で1点下回って2位に
なってしまった。反省すべきは、ホームのマレーシア戦で2-0,2点しか
取れなかった事であろう。あのゲームを振り返って欲しい。

面白いようにパスを回したが、フリーになってもシュートコースが開いても
シュートを打たずに「悪い意味でパス回しに酔ってる」ゲームだった。

その結果、ここで大きなツケを払う時が来たのかもしれないのだ。

1万本パスを回しても1本もシュートを打たなければ得点にはならないのだ。



対シリア戦の考え方

 いよいよロンドン五輪予選、アウエーのシリア戦が近づいた。

 ホームでの対戦で観た通り、シリアは非常に強い。
当初、組み分けが決まった時には、日本の五輪出場はほぼ決定と思ったが、
実際に対戦してみると、どちらが勝っても不思議ではないほどの内容で、
アウエーでは敗戦の可能性も充分に考えられた。

 ヨルダンが中立地かどうかは疑問だが、とりあえずシリアで開催されずに
済んだのは朗報である。

現在の勝ち点と、残りの対戦相手との戦力差を考慮すれば、このシリア戦は
引き分けでも十分なのだから、無理攻めをしてスペースを与えたり、主力選手を
フリーにしてはいけない。決定力が無くて無得点で終わっても、失点しなければ
0-0で終わる。この結果は事実上、日本が五輪出場に一歩近づいた事を意味する。
だから、まず守備を固めて堅実な戦いを行い、冒険を避ける事を最優先に、ゲームを
進める事を心掛けてほしい。

シリアは勝たなければ、敗退の可能性が大きくなるから、得点できそうな時には、
かなり大胆に来るかもしれないが、もし、守備を固めてカウンターを狙う作戦で
来たならば、日本は調子に乗って前掛かりになるような愚かな戦い方は、絶対に
しないように。

シリアがガチガチに守備を固めてきたら、日本も攻めないで、時間が過ぎるのを
待てば良いだけだ。

 ここで0-0の引き分けでも、マレーシアには勝てるだろうし、バーレーン戦は
日本のホームで行われるのだから、そういった事を頭に入れてゲームに臨んで
もらいたい。
 もちろん、先取点を奪えたら最高で、残りの時間は、攻めに出た時には、手数を
掛けないでカウンターアタックで追加点を狙えば良い。

シリアは決して格下の相手ではない。

0-0の引き分けでも良いのだ。

北京五輪・男子・対アメリカ戦

絶対に勝たなければいけないゲームに負けてしまった。
内容でも、チャンスの数でも、サッカーの質でも完全に上回っていたのに、
残念と言うよりも、相当に悔しい敗戦だ。たぶん選手たちは負けた気がしない
のではなかろうか。

このアメリカ戦から学んだ事と言うとだ。

1・技術レベルが高く華麗なパスワークが出来るチーム
2・質の高いサッカーをするチーム
3・ボール支配率が高く、決定的なチャンスを多く作ったチーム
4・個人技も総合力でも上のチーム

サッカーとは、このようなチームが必ず勝つとは限らないスポーツだというのを
再確認した事か。

そして、さらに付け加えれば、

1・ゴールは獲れる時に取らなければいけない
2・泥臭くても勝負強いチームが勝つ
3・日本の恵まれたピッチ状態を基準にしてはいけない

失点場面での水本のプレーは、クリアーだったのか、繋ぎのパスなのか?
クリアーならば、もっと大きく蹴り返すか、タッチラインを割るように大きく蹴りだす
べきなのだが、ペナルティーエリア内にグラウンダーのボールでは、アシストを
した形になってしまった。

アメリカの決定的なチャンスは、得点場面以外は73分に交代出場した
「12・アルキドール」が80分に抜け出して西川と一対一になったのが
あるだけで、他にはハッとしたのは32分の「11・アドゥー」のトリッキーなSH
があっただけで、後は、チャンスは全く無かった。
それでも結果は1-0の勝利だ。それがサッカーというスポーツの怖さだ。

【 決定力不足 】なんて言い方は止めた方が良いのかも。
【 SHが下手な攻撃陣 】とか
【パス回しばかりで積極的にゴールを狙わないスタイル】
等と表現した方が刺激になるんじゃないか。 

アフリカ人の審判の判定は、昨日の女子に引き続き狂っていた。
≪おかしかった≫のではなくて≪狂っていた≫と断定すべきだ。

あのような判定がアフリカのスタンダードならば、
他の地域とは異なるルールでサッカーをやっているとしか思えない。
おそらく、日本で笛を吹かせたら3級レベルの人間が、
アフリカに居るお陰で、国際審判員になれて五輪で主審をやれるのだろう。

自分には、二日続いた不思議・奇妙な判定に関して、
それ以外に適当な説明と解釈が思いつかない。

ただ、日本協会とJリーグ幹部は、審判の判定に異議を唱えたり、
マスメディアに向かって、批判的な発言を行ってはいけない。
今シーズンのJリーグにおける主審の判定に関する展開と処理、
それに御通達を顧みれば当然である。

「死の組」とは、対戦相手の組分けだけではなく、こういう審判が割り当てられて
しまう事も意味するのであろうか。

収獲は「豊田」が空中戦を含めて、ほとんどで競り勝った事、「谷口」が良い仕事を
した事。それに「内田」が攻めに出た時はアルゼンチン戦同様に効果的だった事。


これで、男子は絶望的だ。予想通りの3戦全敗という結果に終わる可能性が高く
なってきたが、希望的観測として、2戦目・3戦目と中国の暑さに対して、
オランダとナイジェリアが適応に苦しんでくれて、日本有利に働き、奇跡が起こる事
を期待したい。
 

北京五輪壮行試合に関して

 男女の北京五輪壮行試合が行われたが男女とも有意義なゲームだった。
男子は、「反町色」がハッキリと出せた内容で、選手選考も戦術も、いずれの
点でも、納得のいく方向性が示されたわけで、就任当初からアジア大会等の
お粗末なゲームの連続だった頃とは雲泥の差といえよう。

 守備重点というとマスコミ関係者とミーハーサポーターには受けが悪いようだ
が、チーム作りの基本と、日本の置かれた現状と、五輪での対戦相手との
力関係等を考慮すれば、この方向性は間違っていない。

このゲームで示された点は
忠実な守備を心掛けた事と、メンタルの強さに冷静さを持つ事。
それとカウンターに出た時の思い切りの良さ、ドリブルで勝負できる個の強さ、
そういった点ではなかろうか。

 日本は、前半の10分間位までは、ヒヤッとするシーンがあったが、
それ以後は、素晴らしい守備だった。失点場面は個人技でやられてしまったが、
後は、アルゼンチンがボールを持った時に、シュートコースを空けなかったし、
また、作らせなかったのが良かった。
 アルゼンチンが、ダイレクトパス・サイドチェンジ・に加えて、前線の動きの巧みさ
で、なんとかフリーの選手を作っても、SHを打たれる前に必ずカバーに入って、
防いだのは見事であった。世界のトップクラスが60%程度の出来だったら、十分に
抵抗できる事を証明したのは大きな収穫だった。

 立ち上がりの10分は、受け身に立ち、少し戸惑ったようだが、残りの時間帯は、
物おじせずに堂々と臆せずに戦ったのも素晴らしい。本気で勝つつもりでやっている
のが見ている者にも伝わってきた。

 個人では、内田・本田・水本・森重・西川が良かった。
特に内田はスピードとドリブルが冴えわたり、アルゼンチンがファウルで止めるしか
対応できなかったのが印象的だった。本田はこのチームだとリーダーシップを発揮
出来るようだし、2人のCBは安定していた。西川はセットプレーでは、随分、難しい
ボールを防いでいた。アルゼンチンは、取るべきかパンチするべきか迷うような
本当にイヤラシイボールを蹴ってきたのだが、非常に良い判断で対応出来た。

課題はやはり攻撃で、豊田が何もできなかったし、谷口がもっと前線に絡まないと
苦しい。また安田と香川の連係が良くなかった。問題は安田の球ばれのタイミング
の悪さにあるのだが、まだま改善の余地が多い。

 慾を言えば、ゲーム終了までやらせてみたかった。
終盤の総攻撃が試せなかったのもあるが、あれだけアルゼンチンにパスを回され
振り回されて、相当に消耗したはずなんで、日本の守備陣のスタミナが最後まで
持つかどうかが興味深かった。

メダルうんぬんよりも、一次リーグ突破の夢が実現するかどうか、
幸運を願うばかりだ。

 

瀋陽・四カ国対抗

 中国で開催されているU-22代表の四カ国対抗戦は一体何の為にやってるのか判らない大会に見えるが、五輪を一年後に控えたスタジアムや地元組織の運営の経験と準備の為という側面と、中国代表は「遠征と合宿を重ねてこんなに強くなりました」というのを党や国民にアッピールするために行っていると思う。

 自分が興味深いのは、中国が日本以外の国と対戦した時にも、同じようなでたらめな審判とブーイングとラフプレーが横行したのかどうかという事だ。もしそうだったら、この中国代表は五輪終了後は恐るるに足らずだ。
 
 よくこれだけ平均的に高いレベルとフィジカルの強いメンバーを揃えたと関心するが、長身大型で速くて強い選手にそれを前面に出すチーム作りは、明らかに対欧州&アフリカ対策と思われる。地元開催の北京五輪で、本気でメダルを取る為のチーム作りをしているのがよく判る。アジアの予選を戦う必要がないから当然と言えば当然だが、本当にこれで良いのかと考えさせられるチームである。
 この中国チームの第一印象は《とにかく荒っぽいプレーが多い≫という事だ。記憶に間違いが無ければ、イギリスに遠征して乱闘騒動を起こしたチームだったか?
 対日本戦で審判が全員中国人だから、このような内容になっただけではなくて全般にわたってラフなプレーをするようならば、北京五輪終了後のアジアカップやW杯の予選でのアウエイゲームでは大変なことになるだろうし、決定的な致命傷となるのは選手が伸びないと予想される事だ。

 ラフプレーの多さとマナーの悪さに加えて、SHが下手なのも目につく。あれだけフィジカルで優位に立ち、審判の判定に助けられたおかげで、日本DF陣が思い切って当たっていけないのにも関わらず、まるでゴールが欲しくないのではと思えるような決定力の無さであった。

 逆に日本にとっては非常に有意義なゲームだった。このような展開の中から、選手個々のメンタルの強さ、冷静さ、賢さなどが見えてくる。ベストメンバーの中国に対して、こちらはメンバーを落としており、しかもU-20の若手に経験の場を与える事が出来たのだから、結果は0-0でも、内容や今後の対応の仕方では日本には大きなメリットがあったのだ。  

五輪予選・対マレーシア戦

 国立競技場で、男子五輪予選の対マレーシア戦を観戦して先ほど帰宅。日本はすでに最終予選進出を決めており、順当にいけば一位で通過するのは確実なので、このゲームは気楽に余裕で観戦出来た。

今まで出場機会に恵まれなかった控え選手主体のメンバーというのが不安要因ではあったが、完全にゲームを支配し圧勝したのは、日本サッカーの層の厚さの証明であり、またひとつ歓びと楽しみが増えた。

 課題としては、攻撃と守備と両面で連係の悪い部分が有ったが、初めての即席編成だったのを考慮すれば許容範囲である。1点を取られてからMFとDF陣が少し不安定な状態になったが、これは二つの理由があって、一つは普段このような公式国際試合に出ていない為に、対応するのに時間がかかったのではないか。おそらく主力組だったら何の不安感を抱かせずに、ゲームが進行していたはずだ。二つめは、生き残りをかけた場であるために、選手個々がヒートアップしすぎて、良い所を見せようと意気込みすぎたのが裏目に出たと考えられる。

 最も、大きくて憂慮するべき課題は、相変わらず、セットプレーからの失点を喫した事に、DFラインとGKの間の散漫なパス交換でピンチを招いた事である。控え選手主体にメンバーが代わっているにも関わらずに、レギュラー組の時に見せたのと同じ課題が出てくるというのはなぜなのだろう?

 選手が代わっているのに、同じミスが浮き彫りになる。
これは選手よりも指導陣、もしくは指導方法に問題があると考えるのが理に適っているのではないか。

ハッキリ言ってFW陣には大変失望させられたが、残りのメンバーの中で「鈴木」「長友」「一柳」の3人には合格点をあげたい。

しかし、守備面での改善が無ければ、最終予選では敗退という運命が待っているに違いない。



アウエイの対シリア戦について

 五輪予選・アウエイの対シリア戦は、とりあえず勝って良かったという程度の一戦だったが、これで最終予選進出が決定したのだから、まずは予定通りとはいえ第一関門突破といえよう。

 日本は、前半と後半では全く別のチームになってしまったが、サッカーは90分間トータルで考える・また相対的な戦力比較を行なう事・この二点が重要な判断基準となる。

 まず90分間をトータルで考えるという点を見れば、明らかに課題が残る。多分、このシリア戦を観たほとんどの人が感じるのは、【なぜあんなに不安定なゲーム内容になってしまったのか】という事だろう。はっきり言って、とてもU-22の年齢のチームとは到底、思えないのだ。まるでユースチームのようではないか。2点をリードしていて、しかもJリーグの出場経験の豊富な選手が多いのに、《状況判断が悪すぎる》《リーダーシップを取るキャプテンシーのあるものが居ない》《立ち直りに時間が掛かり過ぎる》
 チーム構成に問題があるのか、各人のメンタルが弱いのか、
改善しないと、大事な局面で致命傷となるのではないか。

 相対的な比較という点では、日本の動きが鈍いとか状況判断が悪く、歯がゆい展開になったのは、後半のシリアが前線と中盤から非常に積極的にプレスを掛けて来たのに対して戸惑い、圧倒されてしまい、どう対応すれば良いのか打開策が思いつかなかった為である。もしシリアの立場に立ってゲームを観ていてれば、この日本が相手ならば、この次やれば勝てると思ったとしても不思議ではない。東京・国立競技場で対戦した時には、両サイドを完全に日本に押さえられたが、この地元の対戦では、日本を押し込めて優位に展開できたのは、今後の自信に繋がるはずだ。

 心配だったコンディションの問題は、これから検討する事になるだろうが、やはり後半、あれだけ不様なゲームに終始してしまった点はさけて通る事が出来ない。
 この前の記事でも書いた通り、今回のシリア遠征は最終予選で対戦が予想される中東対策という側面もあったのだから、選手個々のフィジカルとメンタル面でのコンディションに関するデータは、貴重な参考資料として生かされるものと期待したい。

 それにしても勝ったとはいえ、後味の悪いゲームだった。本当にチーム力が不安定な「反町・ニッポン」であった。
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