高校サッカー決勝戦の「作陽対盛岡商業」ハッキリ言って技術的には物足りない部分があったが、今後の課題を提供してくれたという点では、観るべきものが多数あったと思う。
作陽は準々決勝までに見せた高い技術が思うように発揮できなかったようだが、裏を返せば、盛岡商業の守備が良かったという事だ。DFラインを高めにして、早く激しいプレスを仕掛けてくる。しかも対人的な強さを持った盛岡商業の壁を突破する回数も少なく、同点にされた後は何度か有ったセットプレーのチャンスも生かせなかった。救いは、あの激しいプレスの中で個人技を生かそうと、一対一の局面で果敢にドリブル突破を試みようとした事か。
それに対して盛岡商業は守備面では、マーキングもカバーリングも中々良かった。ただDFラインからのビルドアップは悲惨としか言いようが無く、加えて中盤から前線へのパスは長短問わずに不正確で、まるで味方に確実に渡さなくても、相手からすぐに奪い返せるから、雑に蹴っても構わないとでも決め込んでいるようなお粗末なものだった。
その反面、FWの突破力と走力は充分に見応えがあった。強引に裏を狙って走りこみ、球際の強さと当たり負けしない身体の強さは、まるで「韓国」を思わせるような迫力あるものだっただけに、正確なキックが出来ていなかったのが惜しまれる。
今後の課題として、あの激しいプレスに有っても打開できる技術と対人能力の高さが必要だし、あの速さの中でも正確に繋ぐ、蹴るテクニックを磨いてもらいたい。
両チームの長所をミックスすると、かなり強いチームが出来ると思うが、来年度にはそのようなチームが出てくる事を期待したい。
今大会が守備的でつまらないというよりも、更にレベルアップして、次にステップアップするための準備段階にあると、改めて感じた一戦であった。
一昔前には「岡山」と「岩手」の代表校同士で決勝を戦うなどとは全く考えられなかったが、それが実現したのは、全国一律で同じ指導を受けられるような環境が整備された事と、サッカー人気が高まり底辺が広がった結果、身体能力の高い子供がサッカーをやるようになった事、また指導者レベルとチーム単位での交流が≪地域から全国レベルに至るまで≫盛んになった事の3点を上げたい。
Jリーグが誕生したのが1993年5月である。今回の大会に出場した高校生は、その時はまだ小学校にも入学していなかったのだから、これもまたJリーグ効果と言えるのではないか。一昔前には野球に進んでいた子供達が、今はサッカーをやるようになってきた。プロ野球の現役選手とOBを観れば、長身・大型の身体能力の高い人が圧倒的に多いのが判る。あのような恵まれた体格・運動神経の持ち主達が、続々とサッカー界に入ってくると予測できるのだから、これからの日本サッカーのレベルは更にアップするはずだ。
ただ今日は、予想外に多勢の観客が来たのには驚いた。このカードでは、客の入りが悪いのではないかと油断していたのが間違いで、希望どうりの場所で観戦出来なかったのが残念だったが、前評判が低くて、守備的などとスポーツ紙に書きたてられても、これだけの観衆が集まるのだから、日本テレビもホッとしたんじゃなかろうか。
高校サッカー決勝戦
静学対作陽を見て感じた事
今日は高校サッカー準々決勝を観戦するために「駒沢陸上競技場」へ行ってきた。第一試合の「静学対作陽」は3-2で作陽が勝ったのだが、仕事の都合で後半から観戦。この得点から「点の取りあい」を演じたのかと思うかも知れないが、実際に勝敗の分かれ目になったのは【守備力の差】であった。
作陽は守備に回った時には両サイドのMFが下がりDFが5人居る状態にして、一人一人がしっかりとマークについたのだが、これが非常に厳しくタイトなものだったが、実にフェアで落ち着いていた。静学の各選手の個人技はハイレベルで、フリーにさせたら相当な事が出来るだろうが、この作陽DFのマークの前に思うようなプレーが出来ずにイラ立ちミスが目立った。
それに対して静学のDFは、雑で落ち着きの無いプレーが目立ち、つまらないファウルが多かった。特に勝負を決定付けた要因として上げたいのは、CBが速攻に対して対応できずに振り回される場面が多いのと中盤の戻りが遅れてゴール正面に簡単にスペースを空けてしまった事である。失点が3点で済んだのは幸運だったとしか思えず、後4点は取られても仕方が無かったのではないか。
第2試合の「広島皆実対盛岡商業」は非常に退屈な一戦で、ちょっとレベル的に問題があると思えるような内容で失望した。ただ広島皆実のGKは状況判断が良く安定性があったのが印象的で、将来の更なる成長を期待したい。
今大会は《0-0》の引き分けからPK戦というパターンのゲームが多く、《守備的過ぎる》という声があがっているが、そうだろうか?
確かに「点取りゲーム」で得点が多く入って決着がついた方が面白いだろうが、このユース年代でもっと守備の大切さと重要性を認識するべきではないか。
アジアユース(U−20)そしてU-21が参加したアジア大会でも、日本のDFはハッキリ言って、あまり誉められたものでは無かった。安易にファウルで逃れる事が多く、それがFKからの失点という形になって現れたと思ってもらいたい。また相手のカウンターの速さに対応出来ないとか、無謀としか思えないようなタックルで飛び込み、不様に交わされるシーンも目についたではないか。セットプレーでのマークの甘さと、マークの確認の不徹底などもあった。
《サッカーは点取りゲーム》だからと言って、守備を疎かにして点の取り合いを行なうのではなく「いかに相手の長所を消して点を取らせないようにするか」の方が勝利への近道である事。そして攻撃陣、あるいは攻撃に入った時には華麗さや大胆さも必要だが、守備に回った時には強固に忠実に守らないといけない事も論じるべきではないか。
サッカー担当記者で、PK戦が多いとか、得点が少ないといった記事を書いている記者は、サッカーはなぜ「78対72」とか「25対21」ではなく、「2対1」とか「1対0」のゲームになるのか考えるべきだ。
サッカーが日本国内だけで盛んなスポーツで、《国内でどこが勝った負けたという事を話題にして、またその結果だけで評価し、大会の方向性の是非を決定付けるスポーツではない》という事を常に頭に入れておかねばならないのだ。アジアや世界で勝つためにはどうするべきかという事、そしてそのような大前提の下でユース年代のサッカーも論じる必要がある。
≪高校生が郷土の名誉と誇りを掛けて戦う≫事よりも≪ユース年代(U−18)で世界と戦い、W杯を目指すための経験の場≫の要素の方が重要だ。
そういう視点で考えれば、むしろ0−0のゲームが多かった事から、守備の大切さとか基本を見つめなおす機会と捉えるべきではないか。
作陽は守備に回った時には両サイドのMFが下がりDFが5人居る状態にして、一人一人がしっかりとマークについたのだが、これが非常に厳しくタイトなものだったが、実にフェアで落ち着いていた。静学の各選手の個人技はハイレベルで、フリーにさせたら相当な事が出来るだろうが、この作陽DFのマークの前に思うようなプレーが出来ずにイラ立ちミスが目立った。
それに対して静学のDFは、雑で落ち着きの無いプレーが目立ち、つまらないファウルが多かった。特に勝負を決定付けた要因として上げたいのは、CBが速攻に対して対応できずに振り回される場面が多いのと中盤の戻りが遅れてゴール正面に簡単にスペースを空けてしまった事である。失点が3点で済んだのは幸運だったとしか思えず、後4点は取られても仕方が無かったのではないか。
第2試合の「広島皆実対盛岡商業」は非常に退屈な一戦で、ちょっとレベル的に問題があると思えるような内容で失望した。ただ広島皆実のGKは状況判断が良く安定性があったのが印象的で、将来の更なる成長を期待したい。
今大会は《0-0》の引き分けからPK戦というパターンのゲームが多く、《守備的過ぎる》という声があがっているが、そうだろうか?
確かに「点取りゲーム」で得点が多く入って決着がついた方が面白いだろうが、このユース年代でもっと守備の大切さと重要性を認識するべきではないか。
アジアユース(U−20)そしてU-21が参加したアジア大会でも、日本のDFはハッキリ言って、あまり誉められたものでは無かった。安易にファウルで逃れる事が多く、それがFKからの失点という形になって現れたと思ってもらいたい。また相手のカウンターの速さに対応出来ないとか、無謀としか思えないようなタックルで飛び込み、不様に交わされるシーンも目についたではないか。セットプレーでのマークの甘さと、マークの確認の不徹底などもあった。
《サッカーは点取りゲーム》だからと言って、守備を疎かにして点の取り合いを行なうのではなく「いかに相手の長所を消して点を取らせないようにするか」の方が勝利への近道である事。そして攻撃陣、あるいは攻撃に入った時には華麗さや大胆さも必要だが、守備に回った時には強固に忠実に守らないといけない事も論じるべきではないか。
サッカー担当記者で、PK戦が多いとか、得点が少ないといった記事を書いている記者は、サッカーはなぜ「78対72」とか「25対21」ではなく、「2対1」とか「1対0」のゲームになるのか考えるべきだ。
サッカーが日本国内だけで盛んなスポーツで、《国内でどこが勝った負けたという事を話題にして、またその結果だけで評価し、大会の方向性の是非を決定付けるスポーツではない》という事を常に頭に入れておかねばならないのだ。アジアや世界で勝つためにはどうするべきかという事、そしてそのような大前提の下でユース年代のサッカーも論じる必要がある。
≪高校生が郷土の名誉と誇りを掛けて戦う≫事よりも≪ユース年代(U−18)で世界と戦い、W杯を目指すための経験の場≫の要素の方が重要だ。
そういう視点で考えれば、むしろ0−0のゲームが多かった事から、守備の大切さとか基本を見つめなおす機会と捉えるべきではないか。
高校サッカー観戦方法について
30日から「高校サッカー」が開幕するが、もう観戦スケジュールを立てている人もいる事だろう。特に応援したり注目しているチームや選手が居る場合には、そのゲームを中心に観戦しようと考えていると思う。その場合は専門誌や新聞やテレビ番組を見て情報を仕入れて参考にするはずだ。それは当たり前の観戦方法であって良い事だと思うが、もう一つ別の観戦方法がある。
どういう方法かというと《ほとんど情報を持たずに観る》事だ。これの利点は選手やチームに対して「先入観や偏見を持たずに客観的に観て評価出来る事だ。
昔、こんな体験をした事がある。第何回大会か調べるのが面倒なので省くが「八千代高校」が出場して「関塚」(現フロンターレ監督)がいた頃の話なんだけど、事前のマスコミやサッカー関係者の評判が凄かった。「凄い!」「いいぞ!」という声ばかりだったので、大会が始まったらすぐに観戦に行ったけども何処が良いのかさっぱり判らない。あえて言えば「グランドを大きく広く使っている」事だけで、技術レベルも高くなく、型にはまった退屈なサッカーだった。それでも、やっぱり《凄い!》《素晴らしい!》という評価ばかりが報じられたので大きな疑問を持った。
そこで、夏の高校総体の会場で展示販売していた某サッカーショップの親しくしていた店員に聞いたら《夏の総体では凄く良かったんだよ」「今回はちょっと期待はずれだけどね」と話された。
つまり、これはどういう事かというと、マスコミ各社は《夏の高校総体で良かったからという理由》で、正月の選手権でも、ゲーム内容に関係なく絶賛・狂賛してるわけだ。あるいはゲームを観ていても自分で判断できない事を意味するのだ。
高校生の場合、コンディションを一定に保つのが難しく、夏良くても冬は不調だとか、夏以降、急激に伸びたという選手も居るはずだ。それは大会に参加した全てのチームと選手に共通している事なのだから、《色眼鏡で見る》のはおかしいことだ。
そうやって大会の「ベストイレブン」とか「優秀選手」などを自分なりに選んでみたら、新発見や意外な発掘が出来て面白いと思う。
どういう方法かというと《ほとんど情報を持たずに観る》事だ。これの利点は選手やチームに対して「先入観や偏見を持たずに客観的に観て評価出来る事だ。
昔、こんな体験をした事がある。第何回大会か調べるのが面倒なので省くが「八千代高校」が出場して「関塚」(現フロンターレ監督)がいた頃の話なんだけど、事前のマスコミやサッカー関係者の評判が凄かった。「凄い!」「いいぞ!」という声ばかりだったので、大会が始まったらすぐに観戦に行ったけども何処が良いのかさっぱり判らない。あえて言えば「グランドを大きく広く使っている」事だけで、技術レベルも高くなく、型にはまった退屈なサッカーだった。それでも、やっぱり《凄い!》《素晴らしい!》という評価ばかりが報じられたので大きな疑問を持った。
そこで、夏の高校総体の会場で展示販売していた某サッカーショップの親しくしていた店員に聞いたら《夏の総体では凄く良かったんだよ」「今回はちょっと期待はずれだけどね」と話された。
つまり、これはどういう事かというと、マスコミ各社は《夏の高校総体で良かったからという理由》で、正月の選手権でも、ゲーム内容に関係なく絶賛・狂賛してるわけだ。あるいはゲームを観ていても自分で判断できない事を意味するのだ。
高校生の場合、コンディションを一定に保つのが難しく、夏良くても冬は不調だとか、夏以降、急激に伸びたという選手も居るはずだ。それは大会に参加した全てのチームと選手に共通している事なのだから、《色眼鏡で見る》のはおかしいことだ。
そうやって大会の「ベストイレブン」とか「優秀選手」などを自分なりに選んでみたら、新発見や意外な発掘が出来て面白いと思う。
野洲高校優勝・技術の勝利
第84回高校選手権大会・野洲高校の優勝を歓迎します。
日本サッカーのユースのレベルを一段上げましたね。
今日は国立競技場へ行ってきました。ゲーム全体が見渡せるように聖火台の下で観戦したのですが、なかなか見応えのある好ゲームでした。野洲と鹿実というスタイルの違う対照的なチーム同士の対戦でしたが、このようなカードで両チームが持ち味を発揮すると良いゲームになるという事を覚えて置いて今後の観戦の目安にしてください。
野洲は技術のチームでパスを繋ぐサッカー・そして冷静さも注目されてました。対する鹿実は、今までと同じイメージのサッカーで、この異質のチーム同士の対戦、それも決勝戦で野洲が勝った事の意義は大きなものがあります。
過去の例で行くと、技術のチームがせり負けてしまい、理想と現実は違う。やっぱり勝つためには泥臭い方が良いんだみたいな傾向になりがちでした。
単に、テクニックがある。ボール扱いが上手い。パスを繋げるというチームは過去にもありました。では野洲の凄さは何かといえば、持ち味のパスを繋ぐ際の『状況判断の速さと適切さ・個人戦術の理解度の高さ』です。
パスを出すコースが何本かある際に、一番、良い場所を選択している。それも瞬時に判断しています。相手にとっていやな場所は・そして得点するためには、相手DFを混乱させるためには、どこへ出せば良いのかという判断が良いわけです。更に、ここは無理をしないで回せばよいとか、一気にカウンターアタックを狙っていくのが良いか、等の判断も素晴らしいです。その典型的な例が決勝点となった攻めです。
ユースのレベルを一段上げたというのは、相手のプレッシャーを受けた中で、それをチーム全体で普通にやってしまった事を指してます。
何故、そのようなサッカーが出来るのか?選手が育ったのか?要は技術を大切にする指導理念を持った指導者の存在が大きかった。それと面白かったのがゲーム形式の練習に時間を費やしたことも注目したい。あの判断力と冷静な態度は、おそらく、ミニゲームのような練習パターンの中から育まれたものでしょう。一昔前の「ミニサッカー」や「室内サッカー」などで育った選手やチーム・
たとえば昔の札幌大等がそうでした。
しかも周りが見える・視野が広いのも大きな特徴で、テクニックがあるが視野が狭くて細かいエリアだけでプレーするという選手が多い中で、よくあれだけピッチ全体を見渡せるように育てたと感心します。
また、ボールを持ってキープする、相手を抜く時の身のこなしが日本人離れしてます。上半身の動きが鋭角的で素早い。ユースレベルでこれだけボディシェイプに近い動きが出来るようになったのは素晴らしい事です。しかも姿勢が良い。背筋を伸ばして、顔を上げ前を向いてプレーするよう心がけているようです。どちらかというと、ブラジルよりもアルゼンチンみたいですね。
一対一の強さ・球際の強さも印象的でした。激しいボディコンタクトにも少しも怯みませんでした。姿勢の良さに、高いテクニックとも合わせて考えれば、ボディバランスが良いわけで、フィジカルトレーニングもそこそこにはやってるんじゃないでしょうか?
ユースレベルの選手育成で、国見や鹿実よりも野洲のサッカーを今後の目標にしていけば、実力でW杯ベスト8を狙えるのも夢ではないと思います。
日本サッカーのユースのレベルを一段上げましたね。
今日は国立競技場へ行ってきました。ゲーム全体が見渡せるように聖火台の下で観戦したのですが、なかなか見応えのある好ゲームでした。野洲と鹿実というスタイルの違う対照的なチーム同士の対戦でしたが、このようなカードで両チームが持ち味を発揮すると良いゲームになるという事を覚えて置いて今後の観戦の目安にしてください。
野洲は技術のチームでパスを繋ぐサッカー・そして冷静さも注目されてました。対する鹿実は、今までと同じイメージのサッカーで、この異質のチーム同士の対戦、それも決勝戦で野洲が勝った事の意義は大きなものがあります。
過去の例で行くと、技術のチームがせり負けてしまい、理想と現実は違う。やっぱり勝つためには泥臭い方が良いんだみたいな傾向になりがちでした。
単に、テクニックがある。ボール扱いが上手い。パスを繋げるというチームは過去にもありました。では野洲の凄さは何かといえば、持ち味のパスを繋ぐ際の『状況判断の速さと適切さ・個人戦術の理解度の高さ』です。
パスを出すコースが何本かある際に、一番、良い場所を選択している。それも瞬時に判断しています。相手にとっていやな場所は・そして得点するためには、相手DFを混乱させるためには、どこへ出せば良いのかという判断が良いわけです。更に、ここは無理をしないで回せばよいとか、一気にカウンターアタックを狙っていくのが良いか、等の判断も素晴らしいです。その典型的な例が決勝点となった攻めです。
ユースのレベルを一段上げたというのは、相手のプレッシャーを受けた中で、それをチーム全体で普通にやってしまった事を指してます。
何故、そのようなサッカーが出来るのか?選手が育ったのか?要は技術を大切にする指導理念を持った指導者の存在が大きかった。それと面白かったのがゲーム形式の練習に時間を費やしたことも注目したい。あの判断力と冷静な態度は、おそらく、ミニゲームのような練習パターンの中から育まれたものでしょう。一昔前の「ミニサッカー」や「室内サッカー」などで育った選手やチーム・
たとえば昔の札幌大等がそうでした。
しかも周りが見える・視野が広いのも大きな特徴で、テクニックがあるが視野が狭くて細かいエリアだけでプレーするという選手が多い中で、よくあれだけピッチ全体を見渡せるように育てたと感心します。
また、ボールを持ってキープする、相手を抜く時の身のこなしが日本人離れしてます。上半身の動きが鋭角的で素早い。ユースレベルでこれだけボディシェイプに近い動きが出来るようになったのは素晴らしい事です。しかも姿勢が良い。背筋を伸ばして、顔を上げ前を向いてプレーするよう心がけているようです。どちらかというと、ブラジルよりもアルゼンチンみたいですね。
一対一の強さ・球際の強さも印象的でした。激しいボディコンタクトにも少しも怯みませんでした。姿勢の良さに、高いテクニックとも合わせて考えれば、ボディバランスが良いわけで、フィジカルトレーニングもそこそこにはやってるんじゃないでしょうか?
ユースレベルの選手育成で、国見や鹿実よりも野洲のサッカーを今後の目標にしていけば、実力でW杯ベスト8を狙えるのも夢ではないと思います。
高校選手権の在り方
高校選手権も準決勝が終わり、残すは決勝戦だけとなりました。
今日は忙しくて会場に行けずテレビ観戦。ちょっと気になる発言がありました。
鹿実の監督が『プロを見るような厳しい眼で見ないでほしい』と言ってたそうですが、これは疑問を感じます。それと日本テレビのアナウンサーが『ひたむきな姿と、さわやかさ』を強調した発言を盛んにしていたことです。そういえば、今大会、読売新聞や日本テレビは、JリーガーはJクラブよりも高校サッカー部出身者が多いとか、選手権大会の存在価値を高めようといったような趣旨の報道をしてます。
この大会は高校日本一を決める大会ですが、実はUー18のトーナメント大会です。日本協会の登録制度では『高校』になってません。身分別ではなく年齢別登録制で、ユースのカテゴリーです。そして世界大会もあります。その大会には各国からプロ契約、もしくは実質プロのような能力や待遇の選手が多数参加してます。
海外では18歳でトップチームのレギュラーになって活躍したり、フル代表入りしてる者も居るのです。この大会に出場している有能な選手達は、これからそういった相手と国際試合で戦う運命が待っているんです。
大会プログラム108ページには、暁星高校監督の林先生のインタビュー記事が掲載されてますが、題名が『主役は選手・目指すは世界』となってます。世界を目指す以上は、やはり厳しい眼で観られるのは覚悟するべきですし、ユース年代の強化育成が、その後のフル代表の行く末に大きな影響を与えるとされてます。
この大会を踏み台にして、U−17・U−20の世界選手権・Jリーガー・A代表・W杯への道とつながるならば、やはり、世界やプロを意識した面があってしかるべきです。『世界を目指さないならば』国内でどこが勝った負けたとか、こんな感動するシーンがありましたという具合に盛り上がるだけで良いんですが、そうじゃないでしょう。
また『ひたむきな姿やさわやかさ』は大切ですが、これは一歩使い方と解釈を間違えると大問題になります。よく使われるケースとして、プロ野球と甲子園の高校野球との比較でメディアが盛んに使います。
それをサッカーの世界にも応用するのは絶対に止めてもらいたい。Jリーグもフル代表も、世界各国の代表やクラブも一部の例外はあるでしょうが、ひたむきな姿やさわやかさが無いとは思いません。
高校生のスポーツを売り込む、盛り上げるために、『ひたむきさ・さわやかさ』を前面に出すのはもう止めませんか。高校生のひたむきな姿やさわやかさならば、音楽や文化活動・ボランティア活動にだって見る事が出来ます。
一説によれば、日本テレビが親会社の『東京ヴェルディ』が何年もJ2のままでJ1に昇格出来ない場合、運営から撤退する可能性があるとも噂されてます。
またここ数年の傾向として、高校選手権の価値が薄れて、興味と関心が低下している。
しかも将来的には、日本協会は、Jユースやクラブユースも参加する『高円宮杯』をメインの大会にする方向にありますし、各地でユース年代のリーグ戦もスタートしてます。
もし、日本テレビが高校選手権の存在価値を高めて生き残らせ、Jリーグや高円宮杯と対比させるために『ひたむきさとか、さわやかさ』を売り物にして前面に出す方針ならば、それは間違っていると言わざるをえません。
強調文強調文強調文
今日は忙しくて会場に行けずテレビ観戦。ちょっと気になる発言がありました。
鹿実の監督が『プロを見るような厳しい眼で見ないでほしい』と言ってたそうですが、これは疑問を感じます。それと日本テレビのアナウンサーが『ひたむきな姿と、さわやかさ』を強調した発言を盛んにしていたことです。そういえば、今大会、読売新聞や日本テレビは、JリーガーはJクラブよりも高校サッカー部出身者が多いとか、選手権大会の存在価値を高めようといったような趣旨の報道をしてます。
この大会は高校日本一を決める大会ですが、実はUー18のトーナメント大会です。日本協会の登録制度では『高校』になってません。身分別ではなく年齢別登録制で、ユースのカテゴリーです。そして世界大会もあります。その大会には各国からプロ契約、もしくは実質プロのような能力や待遇の選手が多数参加してます。
海外では18歳でトップチームのレギュラーになって活躍したり、フル代表入りしてる者も居るのです。この大会に出場している有能な選手達は、これからそういった相手と国際試合で戦う運命が待っているんです。
大会プログラム108ページには、暁星高校監督の林先生のインタビュー記事が掲載されてますが、題名が『主役は選手・目指すは世界』となってます。世界を目指す以上は、やはり厳しい眼で観られるのは覚悟するべきですし、ユース年代の強化育成が、その後のフル代表の行く末に大きな影響を与えるとされてます。
この大会を踏み台にして、U−17・U−20の世界選手権・Jリーガー・A代表・W杯への道とつながるならば、やはり、世界やプロを意識した面があってしかるべきです。『世界を目指さないならば』国内でどこが勝った負けたとか、こんな感動するシーンがありましたという具合に盛り上がるだけで良いんですが、そうじゃないでしょう。
また『ひたむきな姿やさわやかさ』は大切ですが、これは一歩使い方と解釈を間違えると大問題になります。よく使われるケースとして、プロ野球と甲子園の高校野球との比較でメディアが盛んに使います。
それをサッカーの世界にも応用するのは絶対に止めてもらいたい。Jリーグもフル代表も、世界各国の代表やクラブも一部の例外はあるでしょうが、ひたむきな姿やさわやかさが無いとは思いません。
高校生のスポーツを売り込む、盛り上げるために、『ひたむきさ・さわやかさ』を前面に出すのはもう止めませんか。高校生のひたむきな姿やさわやかさならば、音楽や文化活動・ボランティア活動にだって見る事が出来ます。
一説によれば、日本テレビが親会社の『東京ヴェルディ』が何年もJ2のままでJ1に昇格出来ない場合、運営から撤退する可能性があるとも噂されてます。
またここ数年の傾向として、高校選手権の価値が薄れて、興味と関心が低下している。
しかも将来的には、日本協会は、Jユースやクラブユースも参加する『高円宮杯』をメインの大会にする方向にありますし、各地でユース年代のリーグ戦もスタートしてます。
もし、日本テレビが高校選手権の存在価値を高めて生き残らせ、Jリーグや高円宮杯と対比させるために『ひたむきさとか、さわやかさ』を売り物にして前面に出す方針ならば、それは間違っていると言わざるをえません。
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