サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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祝!東アジア杯初優勝

東アジアカップはめでたく優勝。
当初、結果よりも個々の能力を見極める事を優先する方針のはずが、
3ゲームとも、それぞれ成果のある内容で初優勝してしまった。

ある意味嬉しい誤算と言えよう。

初戦の中国戦は、寄せ集めのメンバーで僅か2日間の練習に加えて
初めての代表戦の緊張のせいだろうか、前半のお粗末な内容は
言語道断だったが、参加国の中で、最も充実したメンバーで参加
した中国に3-1か4-1で勝てたはずのゲームが出来たのだ。
連続失点は、経験の無さと守備陣のリーダーシップ不在の影響が
大きく、駒野ではなくて槙野か栗原をキャプテンにすべきだった。
このゲームでは代表に残る選手は誰も居ないと思われる惨状で、
代表戦の経験のある駒野、栗原までも信じられないミスを連発した。

オーストラリア戦は、スタメン総入れ替えという冒険的な采配が
見事に当たった。特に攻撃陣は豊田、斎藤、山田、大迫の4人は
素晴らしく、今がW杯予選前ならば、すぐに代表に選んでも良いと
思わせる出来だった。また徳永、高橋の安定性が目に付いた。
しかしCB2人のポジショニングのミスと軽率さは致命的で、
経験が少ない2人をCBに並べる事の危険性とリスクの大きさを
実感できたのが成果だ。オーストラリアのボディコンタクトが
甘かったので、ほぼ同じメンバーで次の韓国戦に臨み、厳しい中で
どれだけ通用するかを見たかった。

韓国戦は、押し込まれたが実は決定機は少なく、見た眼よりは危機的な
内容ではなかった。中国戦と同じメンバーだったが、全員が見違える
ような貢献度を見せたのは一種の驚きで、明らかに中国戦よりも
精神的、肉体的なコンディションが良かった。酷かった中国戦が
ウソのようなゲームで、例えば槙野は中国戦は攻撃は良かったが守備が
ボロボロだったのが、このゲームはあれだけ自分の所を攻め込まれたのに
充分に抵抗したし、CBの森重は安定した守りを見せていた。
韓国の空中戦に対しても破綻せずに闘えた点を評価すれば、高さに関して
だけいえば、このチームの方がW杯予選メンバーより強いのではないか。

 柿谷・豊田・大迫と今すぐに使えるFWが3人も出てきたのだから、
ザックも嬉しい悲鳴を上げているのではないか。前田とハーフナーが
優れているのは経験だけである。柿谷の決定力と、走るタイミング
豊田のポストプレーと高さ、大迫の競り合いとメンタルの強さ。
3人ともセンスが良いから、本田や香川とも連係が上手く行くと思う。
来年のW杯で勝負するならば、この3人に経験を積ませた方が、前田と
ハーフナーに頼るよりは可能性を感じる。

 残念だったのが柴崎が来れなかった事だ。遠藤の後継者としての地位を
確率出来た大会になったかも知れないのに。

今大会の内容と結果はJリーグのレベルの高さというよりも、
選手個人のレベルの高さと可能性の大きさを証明したと言いたい。






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コンフェデ杯・ブラジル戦

 コンフェデ杯のブラジル戦に点差以上の完敗でガッカリした人も
いると思う。もし勝っていたら素晴らしい事だったが、この完敗で
現実をしっかりと直視する事が出来るのだから、幸いである。

 地元で本気モードで向かってくるブラジルに対して、日本は、
昨年の対戦時と同様に、自陣に閉じこもりガチガチに守ってから、
カウンターを仕掛けるという戦法ではなくて、正面から堂々と
まともに立ち向かっていった。
 その結果として、ブラジルの怖さを肌で知る事が【再度】出来たし、
日本代表のチームと選手の現状の力と、課題がハッキリと現れた。
超守備的な戦い方で0-1の敗戦で善戦大健闘と称えられるよりは、
遥かに良いだろう。選手一人一人はもちろん、サポーターもマスコミも
結果だけで、世界のトップと対等に戦えた等と勘違いしないからだ。

 このゲームで比較的良かったと評価出来るのは
「本田」「内田」「今野」「長谷部」だけである。他の選手は論外で、
特に、清武、岡崎、長友、吉田にはガッカリした。

観た通り、攻撃で個の力が通用したのは本田だけだった。前半の途中から
ブラジルは本田がボールを持つと潰しに掛って来たのが、その証拠で、
相手の中で、怖い選手、自由にさせたら厄介になると認めた相手は
早目に潰して持ち味を出させないようにするのは、トップレベルの
戦いでの常識である。
 内田は、右サイドでオスカルと対峙しつつ、サイドに流れてくる
ネイマールにも対応するという、ある意味、非常に贅沢なマッチアップを
体験した事になる。右サイドをズタズタにされても不思議ではないのに、
それほど大きな破綻は無かったのだから、評価するべきであろう。
 今野は最終ラインの危険なシーンになる直前にクリアー、あるいは
ブロックしており、決定的になる前の段階でかなり防いでいた。
1点目は、後一歩早めに出ていれば、防げたかもしれない。たしかに
ネイマールのSHは素晴らしかったが、普段Jリーグでプレーしていると
またアジア勢との対戦経験だけでは、初っ端での対応が遅れてしまう。
 長谷部は、ボールの出し所を探して苦労していたが、それ以外は
安定しており、所属クラブで変な起用法をされずにボランチでフルに
出場しておれば、代表でも安定した力を発揮して存在価値がある。

岡崎は、このレベルの相手では全く通用せず、後半の頭から「乾」と
交代させるべきだったと思う。清武は空回りしていてゲームから
完全に消えていた。そして長友は、良く動き走っていたが、W杯予選の
2戦同様に、コンディションが良くないと思われる。プレー面で
負傷の影響が残っているのではなかろうか。身体に切れが無い。

吉田は、ヨルダン戦のミスと同様にプレミアリーグでの経験が本当に
活かされている、あるいは糧となっているのか疑問だった。2点目の
失点は、後一歩遅れており、あの局面であれだけフリーにするとは
信じられない。ブルガリア戦でも感じたが、ポジショニングを修正
する必要を強く感じる。聞いた話では、所属のサウサンプトンでも
ポジショニングでは、かなりイージーミスを冒しているとの事だが、
もしかしたら速い動きへの対応が遅れる傾向があるのかもしれない。

 ブラジルのゲーム運びから学ぶ事はボール回しの意味である。
DFラインで回しているのは、日本のFWとMFをつり出す為のものだし、
ピッチを広くワイドに展開するのは、日本を左右に振り回して疲れさせ、
また守備の組織に綻びを作らせる為のものである。パス回しの為のパスは
無かったのが判るはずだ。
日本のパス回しとは大きく異なり、パススピードが速く、ダイナミックで
斜めに入れるパス、ミドルパスとサイドチェンジを多用していた。

そし3点目の凄いカウンターアタック。
前回の対戦でも日本はカウンターから失点したが、この3点目は、
センターラインよりも深い自陣から、スピードドリブルで長い距離を走り、
日本のDFの動きを観て、対応しずらいスルーパスを通したものだった。
日本だと、あの位置からスピードドリブルで前進する事は、ほとんど無い。
ボールを持った者は、バックパスと横パスを出す為に周囲を見回して、
ゆっくりとドリブルしながら、誰かがパスをもらえる位置に出てくるのを
待っている事が多い。なぜならば、そうやって細かいパスを回して攻める
のが高級なオシャレな攻め方だと洗脳されているからだ。

日本よりも、遥かに格上のブラジルでさえ前回の対戦同様に、格下の日本
相手でも、手数を掛けずに速攻の方が得点できると判断したら、あのような
カウンターアタックを仕掛ける。

 そして我が日本代表は、パスを出すスペースを消されてしまい、
前線の動きが無いと、個の力、例えばドリブル等で、局面を打開出来ずに
横パスを繋ぐしかなく、プレスを掛けられるとバックパスか、ミスをして
ボールを奪われるという見るも無惨な光景となってしまうのだ。

祝W杯出場決定「対オーストラリア戦」

 我が代表チームはオーストラリアと1-1で引き分けて、ブラジル大会の
出場権を獲得した。ハラハラドキドキの展開だった事で、不安を感じたかも
知れないが、劇的な結果となり、またまたサッカーの奥行きの深さに接する
事が出来たのではなかろうか。

 結果は引き分けだが、内容的には日本の圧勝と言っても過言ではなく、
実質勝利ゲームと評価するのが常識的な見方である。

 オーストラリアは戦術的に非常に優れており、この日のゲームは、日本に
対して勝つか引き分ける事だけを考えた選手起用とゲームプランで、
過去の対戦とは大きく異なる戦いを仕掛けてきた。
両サイドからの早めのハイクロスを多用するか、DFとGKからロングボール
を入れて、空中戦とフィジカルの強さを活かす攻めで日本を力でねじ伏せる
ような展開ではなく、両サイドで数的優位を作り、速いパスワークと、ドリブル
による地上戦を仕掛けてきた。
 両サイドのMFは守備に回った時にはDFラインまで下がったかと思うと
攻めに出た時には大きく開いて起点となったが、日本の守備が高さに対応する
為に、両サイドバックが真ん中に絞った裏を突く結果となり、それがカウンター
からチャンスを作る上で実に効果的だった。

実はゲーム前の練習で、3人1組のトライアングルでワンタッチのパス回しを
かなり入念にやっていたのが、実際のゲームでは中盤から前線への速く鋭い
パス回しとなり現れていた。

後半のオーストラリアは、自陣に退いて見事なブロックを作り、引き分けでも
良いが、カウンターで得点出来れば上出来という戦い方で、ちょくちょく
ボケ采配を演じて、自ら墓穴を掘るオジェックの采配の特徴が、今回は
観られなかった事も幸いして、この結果には満足して良いだろう。

 日本は攻撃が、狭いエリアに集中し過ぎた為にオーストラリアのDFが
密集地帯を構築する結果となってしまい、こじ開け、崩すのに相当苦戦する
展開となってしまった。本田と香川のトリッキーなコンビプレーは素晴らしく
金を払う価値のあるプレーだったし、遠藤のタイミングの良い縦パスは
チャンスを作り続けたが、得点はPKの1点だけだった。

 持ちこたえた点については、オーストラリアの守備陣と戦術を評価する
べきだろうが、効果的なサイドチェンジ、例えば、同じ距離のパスだけでなく
一人飛ばして大きく振ったり、もっとワイドに展開していれば、簡単に
崩せて決定機も増やせたはずだ。

 スポーツ紙各紙、ザック采配に疑問や批判を投げかけているが、
実は、イタリア人らしい駆け引きと判りやすい采配だった。
前田に代えて栗原を投入したのは、内田を上げて3BKにする為ではなく、
終盤になってから、オーストラリアがパワープレーに出てきた場合に
対応する為に中央の守備を高さのある「吉田・栗原」で固めて、最悪
0-0の引き分けに逃げ切る為の意図を感じた。
勝ってW杯出場を決定出来れば、それは良い事だが、引き分けでも良いの
だから、無理攻めしてオーストラリアのカウンターの餌食になるリスクを
払う必要は無い。そしてトップにはキープ力のある本田を上げる。
この日の前田は、前線での守備と質の高い動きだしで貢献していたが、
ボールが全く収まらず、日本の攻めを苦しくした要因となっていた。
ザックは今野を左BKに回し、長友をMFに上げたが、これで左サイドの
守備は強力になったし、若くて突進力のあるオアーと対峙する右サイドに
スペースを作られたら危ないから4BKを維持する。

スポニチのコメント欄じゃないけど、誰かさんみたいに、バカの一つ覚えで、
攻めて得点する事ばかり考えていたらゲームには勝てない。

 不運な失点後、今度は、内田に代えてハーフナーを投入。
同点にしなければ、ここでW杯出場を決められないのだから、逆に積極的に
得点を狙う必要がある、だからリスクを覚悟で3BKにする。
実に理に適った采配である。オーストラリアが自陣に引いてしまいスペースが
少ないから、乾のドリブルが効果的かは疑問なので、ハーフナーを入れて、
最後は吉田も上げて、一か八かの空中戦勝負を仕掛ける。
ザックはイタリア人、欧州人である。CFには長身大型の選手を起用する
のはよくある采配ではないか。
そして3人目は岡崎に代えて清武である。ザックは清武は好きなタイプの
選手だと言ってる。最後の最後に自分の好みのタイプの選手を入れて
任せるが、それでも実らず負けてしまっても悔いは無い。諦めがつく。
監督も一人の人間なのだから、そういう点では人間味のある采配といえる。

 

ヨルダンに無様な敗戦

W杯最終予選のアウエーのヨルダン戦は、期待を大きく裏切る惨敗だった。
結果は1-2、内容的には主導権を握り押し込んだ展開だったから、
惨敗という表現は不適切かもしれないが、見た人は惜敗よりも惨敗という
イメージの方が強かったはずだ。

 なぜ、そう感じたか?
明らかに勝てたはずのゲームだった、それも前半の段階で勝負が決定
していたであろうはずが、想像を絶するプレーの連続で自滅したからだ。

ゲーム開始当初に、清武が左サイドから切れ込んでGKと一対一になった
のは決定的なチャンスだった。一部のパスサッカーの狂信者を除いては、
誰もが、SHして先制点と期待したはずが、清武は中に居る香川にパスを
してDFにクリアーされてしまうという、今回のW杯最終予選のゲームの中で、
最も、不可解なプレーだったので唖然とした健常者も多かっただろう。
あそこでパスを選択した事を誉めるのは精神異常者だから、まともに話して
議論したり、意見を聞く必要は無い。キチガイが移る危険性がある。
これ以外に、清武は2回、SHするべき場面でパスを選択している。
清武は、このゲームでは、前後半を通じて何度も決定機に絡んでいる。
SHする意思が強ければ、違った展開になっていたのは確実であろう。

また前田が、ドフリーで2本のヘッドを外したのには、SHではなくて
クリアーしたのではないかと錯覚させるほどの惨状だった。今シーズンの
Jリーグで、まだ前田が得点していないのも納得出来るではないか。

遠藤の不甲斐なさと存在感の無さも際立っており、まるでJ2のレベルに
馴染んでしまったかのようだった。自分の前にコースが空いて、ミドルSHの
チャンスなのに、遠藤はパスをしたが、相手が密集した中で、コースが空いたのに
SHしないでワンツーを試みるとは、W杯出場を掛けた真剣勝負のゲームでは
なくて、まるで見世物ショーのようであった。
そして、多くの時間、遠藤はゲームから消えていた。

遠藤のPKは読まれていたというよりも、研究されていたというべきだろう。
ヨルダンのGKは、遠藤が蹴る寸前まで全く動かなかった。
遠藤と言えば「コロコロPK」が有名なように、強く蹴るのではなくて、
コースをついてくるか、GKの動きを観て逆に転がす方法のいずれかを選択する。
 だから遠藤が蹴るまで動かない方が良いし、強いキックではないから、
他のキッカーと同じタイミングで飛ばなくても防げる可能性が高い。
自分が監督ならば、遠藤がキックの方法を変更しないならば、次からキッカーに
絶対に指名しない。少なくとも、アジアのチームと対戦した際に、相手GKが、
じっくりと構えて遠藤の動きを観てから動くようならば、もうアジアでは通用
しないと判断するべきだ。

2点目の失点シーンでの吉田のボーンヘッドは眼を覆うばかりで、原因は
ポジショニングだけでなく、あそこで交されそうになりそうな時点でボールを奪う事
よりも、スライディングタックルして、タッチに出すか、ファウルで止める事を
選択するのが「結果論」ではなくて普通の守り方だ。
ロンドン五輪での対メキシコ戦で、日本のDFが、スライディングタックルしないで
ペナルティーエリアまで持ちこまれて失点したり、対韓国戦でも数的優位なのに、
突っ立っているだけで、SHを打たれるという失態を演じたのと根っこは同じだ。

ちなみに吉田は1点目も、あの場面で大切なのはホームの相手にCKを与えない為に
簡単にクロスを入れさせない事なのに、跳ね返すのではなくてCKにさせてしまう
身体の動きをした。

つまり、タックルでタッチに逃げるとか、なりふり構わず身体を投げ出して防ぐ
のではなくて、綺麗にカッコ良くボールを奪ってからビルドアップする事を
優先する意思が、ダイヤモンドよりも堅いからに違いない。
泥だらけになってカッコ悪く這いずり回ってでも勝つ事を第一に実行しない
選手は、サッカー選手ではなくて、ファッションモデルに転向した方が良い。

香川もトップ下では全く機能しなかったというか、組立てが出来ないのが判った。
香川を活かす為に、本田ではなくて香川をトップ下でという声が出ていたが、
代表チームのようにパスを回して相手を崩すスタイルのチームでは、あのポジションに
組立てが出来ない選手を置くと攻撃が機能しなくなる。
初めから中村憲を起用するべきだったし、あるいは遠藤をトップ下に上げても良かった。

 この辺りの采配はザッケローニのミスである。
また、SHへの積極性が無い清武を長く引っ張りすぎてしまった。
後半の頭からでも積極性のある乾とチェンジした方が良かったし、
CFが前田からハーフナーに替ったのに、CKの時に、遠藤は岡崎と吉田にばかり
合わせてたのも明らかなミスである。あのような状況下においては、ハーフナーを
オトリに使うのではなく、ガンガン合わせて、それでダメならば諦めるしかない。
ほとんどのメディアが指摘しないが、今野と遠藤のガンバコンビの精彩の無さと
モチベーションの低さが目立ったのも、このゲームから見えた事だった。

以上のミスや不甲斐なさを考慮すれば、ヨルダン戦は【自滅である】

 対オーストラリア戦では、スタメンの構成にいくらかの修正が必要だ。
 このゲームのA級戦犯の遠藤と前田が出ていなくても不思議ではない。
まだ若い香川、清武、吉田は、この苦い経験から学んで成長して欲しいが、ベテランは
世代交代が必要だ。コンフェデでは、CFとボランチ,CBといったポジションで
若手か新顔のテスト起用が積極的に行われると信じたい。

W杯予選、アウェイのオマーン戦に関して

 突然、ホーム不敗の強豪に仕立てられた「オマーン」に対して、日本は順当に
勝ち、2014年W杯の出場をほぼ確実なものにした。

 前半の内容の悪さや、押されぎみだった事や、本田が機能しなかった事などから、
あまり良い印象は感じなかったかもしれないが、灼熱地獄のアウェイゲームだった
事を考慮すれば、1点差でも勝利という結果に素直に喜ぶべきと思う。

 引き分け寸前のピンチを「岡崎」や「酒井高」が救ったという見方をする人も
居るだろうが、強いチーム、底力があるチームというのは、このような勝ち方が
出来るという事で、終わってみれば、実力が上の日本が順当に勝ったにすぎない。

 35度を超える暑さが一番の大敵で、日本の中では、ロシアでプレーする本田、
イングランドでプレーする吉田の二人のコンディションが非常に悪かったのは、
プレーぶりはもちろん、顔の表情を観てもハッキリと判ったと思う。
今後も中東でのアウェイゲームの際の直前の移動というケースは何度もあると
覚悟しなければならないので、何らかの対策を立てた方が良い。

前田に替えて、酒井高の起用は、弱気なのか、攻めに出たのかよく判らないが、
こういう事かもしれない。

前半からオマーンの右サイドバックは穴で、得点シーンだけでなく、長友の攻撃
参加に対して翻弄されていて、日本に先取点を取られていながら、後半に入っても
全く修正されておらず、追加点の狙い目でもあった。
 ただし、守備面よりも攻撃面で効果的な動きが見られたので、長友と酒井高の
二人を置く事で、このサイドを完全に支配して、オマーンの右サイドの選手を
受け身に立たせる。 日本は、このサイドに攻撃の起点を置いて2点目のチャンスを
作りながら、カウンターアタックをさせないという攻守両面での役割を持たせた。

細貝と長谷部を並べて中盤の守備固めを行いつつ、精神的な柱である本田をCFに、
攻撃力がある遠藤をトップ下にチェンジする。これは先の欧州遠征でもテストした
布陣だから、冒険したり、ギャンブルに出たわけではない。
 むしろ引き分けでも構わないか、あわよくば追加点が取れたら上出来という、
かなり保守的な采配だと思う。あるいは「イタリア人らしい采配」なのかもしれない。
我々は、今まで、このような采配をする監督との馴染みが薄いから混乱したり、
冒険のように見えたり、消極的に感じるのではなかろうか。

就任以来、ここまでのザッケローニの采配を観てると、かなり采配の妙で、
良い結果を出しているように思うが、「勝負の見極め」に関して適切な判断が
出来る人物と思われる。

イタリアサッカーの底力、奥の深さを教えられているように思うがどうだろう。



 

ブラジルW杯予選・ホームのイラク戦に完勝

最終予選、ホームの対イラク戦は、実力通り、日本の順当な勝利で終わった。

イラクのメンバーを大幅に入れ替えた奇策に対して、立ち上がりは日本に
戸惑いが見られ、CKから2度の決定的なピンチを招いた。
4分、20分といずれも、マークが付き切れてなかった。しかし、それ以後は
マークを確認しており、4分にフリーにしてしまったCBの2番には前田が
ついて完封したように、実力ではなくて奇策によって生まれたピンチといえる。

もし、この時に失点しても、両チームの実力差を考えれば、逆転は十分に
予想出来たから、悲観的な分析は、するだけ無駄である。
【所詮、たら、れば、の世界の戯言に過ぎないのだ】

イラクが日本のMFにマンマークを付けてきたのも、ジーコが初めてではなく、
驚く事ではない、2007年のアジアカップ準決勝でサウジが採用したのと
同じだから二番煎じである。あの時のサウジのマークは厳しくて、日本は
中盤が全く機能しなかったのを思い出してもらいたい。
 このゲームでは、本田がFWの位置まで上がって度々フリーになったし、
遠藤や長谷部のマークもズレる時間があった。
清武の動きには付いてこれず、更には、ワン・ツーのダイレクトパスで、
簡単に裏を取られるシーンが何度もあった。
だから、先制点を奪われても悲観する必要が無いという根拠は、そこにある。

【 ジャーナリストの皆さん、本当に、ネガティブ報道は辞めましょう 】

イラクが中盤でのマークを厳しくし、コンパクトにした結果、センターラインより
後方に下がってしまい、日本のDFラインが楽にボールを持ててビルドアップ
出来るようになったのだが充分に活かしきれなかった。

31分に伊野波から吉田に横パスが渡った時に、ザックが縦に入れろと激怒した
ようだが、この時、前線では本田と清武がフリーになっており、さらに前方には
スペースがあった。

 また、14分の清武がフリーになってGK正面にSHした場面では、その前に
吉田⇒本田⇒岡崎と速い斜めと縦のパスが通って生まれたチャンスだった。

このゲームではイラクの中盤のマンマークに注目が集まっているが、実はDFは
前田と、飛び出して来る清武を掴められないばかりか、ラインの裏には穴が
空きまくっていたのだ。
 また、イラクは前半のDFラインの守備の修正を行っていないという点も
触れておく必要がある。後半のイラクはマイボールになった時は、3トップに
して得点の意欲を感じさせたが、MFとDFは自陣に引きこもってしまい、
ひたすら日本の攻めを潰す事に専念しただけである。

ザックは、終盤に清武に替えて細貝を、前田に替えてハーフナーを投入したが、
あの時間帯に、リスクを冒して得点を狙いに行く必要は無い。守備面で安定感
がある細貝、ロスタイムのセットプレーでの守備と、逆に日本にチャンスが来た
時の為のターゲットマンとしての役割を想定したハーフナー、実は理に適って
いる采配だったのが判る。

【1-0でも勝つ】【1点リードして逃げ切る】
これは、現在の日本サッカー界に欠けている用兵思想である。
イタリア人のザックが手本を示してくれていると解釈すれば、貴重な学習の機会
を与えられていると思う。

 イラクは、我々の知っているイラクでは無くなってしまった。
イラクは他のアラブ勢とは異なり、ボールをキープしてパスを丁寧に繋ぎ、
組織的なサッカーで堂々と前面に出て積極的に攻めてくるチームだった。
93年のドーハでも、2000年のレバノンでのアジアカップでも、
イラクは、欧州スタイルで、力強く攻め込んでくる好チームだった。

それが見るも無残な超守備的なスタイルで、奇策を連発する「2流格下」
のチームになって90分間を戦ったのには非常に驚かされた。

しかし、現実的な物の見方をすれば、これは正しい選択だったともいえよう。
ジーコとスタッフが日本とイラクの戦力差を検討した結果、このような
戦術でしか、イラクに勝つチャンスが無いと判断したならば、それは適切で
、ジーコは監督として成長した。レベルアップしたと評価されるべきだ。

「自分たちのやり方で勝つ」「メンバーを固定して若手を積極的に
起用しないで、過去の実績を重視する」
それが日本代表の監督当時のジーコの采配だった。
それらとは、全く正反対の采配を見せてくれたが、それはこういう事だ。

【日本代表の監督になるのが、ジーコには早すぎた】
【ジーコは、まだ日本代表の監督をやる器では無かった】
外国のクラブチームの監督で経験を積んで、それから日本代表監督に
なれば、また違った結果になったと思われる。

 しかし、ジーコらしさは少し出ていた。
前述のように、後半、DFラインの修正をしていない為、本田に2回の
決定機を作られたし、FWの2トップに加えて両サイドのMFを上がり気味
にしたために、中盤のチェックが甘くなった。もしザックが試合勘が戻らず
不調だった長谷部に見切りをつけて交代させていたら、日本に追加点を
取られていた可能性が高い。
 欧州スタイルからブラジルスタイル(守備的だが)に変わってしまったが、
果たして、このようなサッカーが、イラク人に向いているのだろうか?


ヨルダンに歴史的な圧勝!

 2014年W杯最終予選、ホームの対ヨルダン戦は素晴らしい圧勝だった。
スポーツ紙によれば、ヨルダンは、昨年のアジアカップで日本を苦しめて、
最終予選の初戦では、オーストラリア以上の強敵と断定したイラクに対して、
「1-1」で引き分けるという、いわばアラブの超強豪とでも形容すべき
驚異的な存在、夢のスーパーチームみたいだった。

そのスーパーチームを6-0で粉砕したのだから、日本代表は、もうミラクル
としか言えない。

 もっとも、当ブログを見に来ている人達は、ビックリする事もなく、
順当な勝利を余裕を持って楽しんだに違いない。

 このゲームのMVPは「遠藤」である。

オマーン戦では、もう終わったかとガッカリしたのだが、まるで別人のように
鮮やかな必殺パスの連発で、見事なまでに存在感を示してくれた。
遠藤は、このゲームでは、ほとんどのチャンスに絡んでいる。
それも、ただ効果的なパスを出したというだけではなくて、タイミングといい、
正確さといい、速さに距離といい、文句無しの素晴らしいパスだった。

前半2得点の本田は凄かったが、遠藤のパスが出た時点で得点は決まったような
もので、前線への必殺パスのお手本のようなものだったから、このヨルダン戦の
録画は永久保存版で、教材に使えると思う。

皆が気がついたと思うし、録画を見直せば改めて判るが、遠藤はバックパスや
横パスを封印して、ワンタッチ、ツータッチで斜めに縦に、それも余裕を持って
、足元ではなくて、走って受けるに丁度良いパスを出しているのが判る。
 長谷部も、オマーン戦よりもコンディションが上向きで、守備でファウルを
取られていたが、結構効いていたから大丈夫だろう。

 残念だったのが負傷退場した「吉田」だ。
いくら一方的な展開で大量リードしているからといって、CBが調子に乗って
攻め上がる必要はない。長身大型の選手がそろっている対オーストラリア戦が
すぐに控えているのだから、無理をしてケガをしない事が最優先されねばならない。
 吉田は、まだまだ若いというわけで、これを今後の経験にしてもらいたい。
交代出場した「栗原」が良かったのが救いだが、アジアカップでは「岩政」が居たが、
今度は栗原しかいない。例えば高さに対抗する為に、リードした状況になれば、
右サイドを「内田」⇒「酒井」ボランチを「遠藤⇒高橋」というメンバーチェンジを
行う必要が出てくるかもしれない。

オマーン戦、ヨルダン戦と、相手に何もさせなかったのが印象的で、2戦連続勝利
に注目が集まっているが、最終予選に勝ち残ったアラブ勢に何もさせないという
内容が本当に素晴らしい。セルジオ越後が例によって日刊スポーツ紙上で、
「相手が弱すぎた」と、頭のネジが曲がったようなイチャモンを付けているが、
正常な神経を持っている人が見れば、「日本が強すぎる」って事が判るはずだ。

 自分が初めて観たW杯予選が、1970年メキシコ大会予選で
1969年に、韓国とオーストラリアと対戦したゲームだったけれども、
それ以来、43年間で、こんなに強くて面白いサッカーをする代表チームは記憶にない。
相当の実力差があっても、普通は少なくとも1回か2回はピンチがあるのがサッカー
なんだけれども、本当に何もさせないって、凄すぎるとしか言いようがない。
まるで1次予選の段階で、弱小チームと対戦してるような感じを受ける。

 好調な出足だが、まだ本大会の出場権を獲得したのではないから、
残りのゲームで、確実に勝ち点を稼いでもらいたい。

2014年W杯予選・対オマーン戦

 2014年W杯アジア最終予選の第1戦・ホームのオマーン戦は、3-0で
日本の完勝だった。100点満点ではなかったが、本当に素晴らしい内容で、
本大会出場の希望が大きく膨らんだ。
 オマーンに何もさせなかったのだ。
90分間でオマーンのチャンスは、0、ゼロである。
オマーンが弱すぎたのではない、そんなに弱いチームが最終予選に勝ち残る
はずが無いのだから、日本を誉めるべきだろう。

 この日、埼玉スタジアムでライブで、応援&観戦したサポーターにとっては
堪らない90分間だったに違いない。本田・香川・長友・この3人の連係を
見たら、我々の代表チームはアジアのレベルを超えた存在になったと感じた
サポーターも大勢居たと思う。

日本は前後半ともに、ほぼ同じ数のチャンスを作った。
これは、後半も決して手を抜かなかった攻撃を行ったという事であり、
出来ればもっと得点して、本田が言ったように「コテンパン」に叩いておくのが
理想だが、まだまだ、そこまでの力を発揮出来なかったのは残念だ。
 自分はアゼルバイジャン戦の様子から、まだまだコンディションには不安を感じて
いたのだが、あまり心配する程ではなく、むしろ、後半の前線からの激しく忠実な
チェックは目覚ましく、よくバテずに最後までスタミナが続いたと思うほどであった。

 確かに、本田の所でボールが収まるから、本田をCFに、香川をトップ下にという
フォーメーションも面白いかも知れないが、前田の出来が良かったので、とりあえずは
現状維持でも良いと思う。

 本田と香川を軸にした、ワンタッチパスと強く速いパス、これは日本の生命線で、
良い事づくめで収穫が多かったと思われたゲームの問題点は、遠藤と長谷部だ。
長谷部は故障から回復してない面が大きいのかも知れないが、コンディションが悪く、
アジアカップ当時の出来からは程遠く、今ならば細貝の方が有効であろう。
 
 遠藤は一体どうしたのか?
全く精彩が無い。このゲームでは流れの中から、チャンスに1回も絡んでいない。
それどころか、相変わらずの緩いパスと横パスを回していりばかりで、攻めのテンポ
を悪くしていた。先取点を上げた直後から、攻撃が停滞してスローダウンした最大の
原因は遠藤のスローテンポのプレーだった点を指摘しておこう。
 前線で他のメンバーが効果的な攻撃を行っているから、後方でバランスを取って
いた等という好意的な見方をする事もあるかも知れないが、遠藤のプレーテンポは
ウズベキスタン戦と同じで、手数を掛けるだけで、前線に速く強いパスや縦パスが
出ないのだから、やはり好意的に評価するのは不可能だ。

 その象徴的なシーンが17分のシーンで、本田が相手の守備が整っていない上に
スペースがあったので、DFラインの裏へ縦パスを要求したのに対して、斜め手前
にパスを出してしまい、ただのパス回しになってしまった所だ。
これは従来のパス回しのパターンで、ウズベキスタン戦から改善の跡が見られない。

遠藤は、後半に2~3本、早目に斜めにミドルパスを出した以外は、相変わらずの
緩いバックパスと横パスばかりで、これでは南アW杯直前の中村俊輔みたいで、
ザックの代表に残って重要な選手となっているのは、効果的な速い縦パスを出せる
からなのに、現状では、中村憲剛を起用した方が遥かに良いだろう。

自分がウズベキスタン戦のA級戦犯は遠藤だと、ここで書いた意味が判ったと思う。

 ガンバは不調だが、今シーズン初めに速攻志向の外人監督に対して、選手達が
「緩いパスを回すサッカーをしたい」と言って、また昨シーズンまでのガンバに戻り、
相変わらずに惨敗、大量失点を繰り広げている要因も、ここにあるように思う。

次のヨルダン戦以降もこのような惨状では、

遠藤は終わったと結論づけて良いだろう

高橋や扇原や東、そして柴崎の成長が待たれる。









対バーレーン戦の分析

 引き分けでも出場権獲得だった五輪予選の対バーレーン戦は、めでたく快勝。

前後半を通じてゲームを支配していたのは日本だった。内容的には2-0以上の
完勝で、順当な結果と言えよう。日本は前半攻めあぐんだが、ボールをキープ
して、パスを左右に綺麗に回すが、ほぼ同じ距離とテンポだった為に、バーレーン
のDFとMFが容易に付きまとう事が可能となり完璧に崩せず、その為、かなり
強引に早めに中央に縦パスを入れたのだが、密集地帯で守備網に面白いように
掛ってしまうという状態だった。
 扇原と清武が2回ほど、大きなサイドチェンジのパスで、完璧に裏をついた
以外は、攻撃参加した両サイドバックとのパスのタイミングが合わずに、何度か
バーレーンゴール前に迫ったものの、得点の可能性は感じなかった。

 後半、パス主体の攻めから、ドリブルとサイドへの走り込みへと、積極的に
仕掛ける事が成功して、原口のサイドからのアタックが、見事に決まった。
扇原と清武の得点、いずれもトラップせずにダイレクトでシュートしたのが
良かった。もし止めていたら、2本ともブロックされていたのは間違いなく、
サイドから崩す事と、ダイレクトでプレーする事の重要性を再認識すべきだ。

 2-0となって、バーレーンのボランチとDFの集中力が切れて、気落ちした為、
マークが甘くなり運動量も低下した為に、この時点で勝負が決まったのだが、
攻撃陣は得点を狙って、攻めになった時には人数を掛けてきたのだが、関塚采配が
光った。ここはテレビで映ったか、解説者が触れたかどうか判らないが、ゲームが
中断した時に、比嘉を呼んで念入りに指示を出していた。比嘉から扇原へと伝えた
直後、扇原が最終ラインに下がり、DFラインを上げるようにコントロールしていた。
約10M位ラインを高めにして、センターライン辺りまで押し上げて、コンパクトな
布陣をしいたが、これは、攻め込んでくるバーレーンの攻撃に押し込まれるのを防ぎ、
高い位置で潰すという意図があったと思われるが完璧に機能した。

バーレーンのテーラー監督は最後までゲームを捨てずに、80分には2人を同時に
替えて最後の抵抗を試みた。FWの12フサイニに替えてマロドを投入して前線に
置き、15アリに替えて5ムタンナを左サイドでワイドに張り付けて、対応に苦慮
していた酒井の攻撃参加を阻止しようとした。

面白かったのが、バーレーンが他の中東諸国と異なり、ロングボールを多用せずに
終了間際になっても、丁寧にパスを繋いで攻め込もうと試みた事だ。
メンバーチェンジも理に適ったもので、Jリーグのクラブで采配を取ったら、結構
やれるのではないかという期待感を持たせた。

今となってみれば、アウエーのシリア戦に勝って出場を決めるよりも、ホームで
サポーターの応援する前で勝って決めるのも悪くはない。

 以上、日刊スポーツのセルジオ越後の辛口ジャッジやテレビ朝日の解説よりも
役にたつと思うので参考にしてもらいたい。

 さて、五輪本番でのオーバーエイジだが、「遠藤」と「トゥーリオ」の2人を
起用したら良いと思う。このチームは23才以下で経験不足と若さ故に、ゲームが
落ち着かないのと、流れを変えたり、読んだりする力がないという弱点がある。
中盤でコントロールできる遠藤は、そういう役割に打ってつけの存在である。
またトゥーリオは、最終ラインで安定感と落ち着きを与えるし、全員を鼓舞し、
攻撃面でも有効である。攻め込まれるとDFラインが慌てるシーンがかなり目立つ
ので、守備の中心にオーバーエイジが必要だ。





 

テーマ:サッカー五輪代表 - ジャンル:スポーツ

0-1の敗戦、対ウズベキスタン戦

 W杯アジア3次予選の最終戦の対ウズベキスタン戦は0-1で負けた。

 結果は0-1だが内容的には、ハッキリ言って惨敗といえよう。
ザッケローニ就任以来、最悪の内容のゲームであり、完全な采配ミスである。
選手の意識も意欲もザックの采配自体も全て最悪だった事で、最終予選に向けて
悲観論が高まると思われるが、問題点と、改善点が明らかになったのは幸いと
開き直るしか、収穫が無い程のお粗末なゲームで、これで入場料を取って良いの
だろうかと酷評を浴びるべきだろう。

このようなゲームで負けるならば、0-1ではなくて、カウンターから生まれた
決定的なチャンスを決められて0-3で負けた方が良かった。

誰が見ても一目瞭然だったのは、海外組のコンディションの差が大きくバラツキが
目立った事だ。出場機会の多い「長友」「岡崎」に対して、少ない「長谷部」
「内田」は、身体の切れが悪くて、ゲーム感覚がズレており、動きの量も質も
代表レベルのものではなかった。それに加えて欧州から日本への移動の負担も
影響していたのも見過ごせず、DF、MFのヨコとタテの関係も悪く、初めて
一緒にやってギクシャクしていたような錯覚させ感じさせた。

 スタメン起用された藤本は、アイスランド戦のような期待感は見られず、
時間の経過と共に、プレーが消極的になっていった。
ハーフナーの足元のぎこちなさは、目を覆うばかりで、ポストプレーが出来ない
ようでは起用法も限定されてくる。また李は論外で、相変わらずの空回りに加えて
ファウルの多さと、競り合いの弱さが目立つ。この二人は、もっと鍛えられてから
でないとレギュラーで使うのは難しい。

A級戦犯は遠藤である。正確に言えば、前半で見切りをつけなかったザックだが、
遠藤は、厳しくマークされていた点を差し引いても弁護のしようがなく、同様に
厳しくマークされた香川が、チャンスを作ろうと懸命に動き回っていたのとは
極めて対照的だった。CK以外の場面では、ほとんど空気のような存在で、
ゲームから完全に消えていた。長谷部そして遠藤と代表の中軸の二人のボランチが
機能不全では、代表チームの運命は決まったも同然であった。

全体として、弱い横パス、バックパス、緩いショートパスが多く、サイドチェンジが
全く見られなかった。特に後半はそれが顕著で、ウズベキスタンが日本のパス回し
に振り回されるのではなくて、日本は早いプレスにあって追いつめられて後方に
ボールを戻した揚句に、ミスを誘発してピンチを招いたのだ。

海外組のコンディション、移動と休養、日頃のゲームの出欠からくるゲーム勘の差。
そういった点を考慮した調整や招集を行った方が、選手と所属クラブ、日本協会、
いずれにとっても良好な物になるのではないだろうか。
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