サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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親善試合の一つの考え方

 失敗に終わった10月の東欧遠征に続き、11月のベルギー遠征での
対オランダ戦、ベルギー戦は結果と内容とも収穫が多く成功を収めた。

 対戦相手がW杯予選敗退国ではなく、本大会での優勝候補だった事から、
非常に高い評価を得たが、セルビアとベラルーシとは違った戦い方をしてきた
のだから、同じ基準で評価するのは少し問題があると思うが、日本に対して
対等に向かってくる相手には、ある程度には戦えたという点では良かった。

オランダもベルギーも完全なベストメンバーではなかったが、それは日本も
同様で、極端に楽観的にも悲観的にもなる必要は無い。
オランダの若手DFは、日本の素早い攻めに翻弄されたし、ベルギーの若い
アタッカー達は経験不足を露呈した。しかしW杯本番で対戦した時には、
今回の経験や教訓が活かされてくるはずだ。

オランダもベルギーも、そして日本も、親善試合では、本番に備えて色々な
想定を立てて、また可能性を見い出す為のテストを行っていたのが判る。
その都度の結果に対して、一喜一憂するのはサポーター心理としては当然かも
しれないが、W杯が終わったら4年後に備えたチーム編成を行い、予選突破後
に行われる親善試合は、テストと試行錯誤の場であると理解すれば良いだろう。
我々は「強化試合」とか「テストマッチ」だから、各上の強い相手との対戦
ばかり希望して結果を求めがちだが、【親善試合は調整や実験の場】という
要素もある事を忘れてはならない。

 例えば、日本の場合、テストあるいは冒険を行うには、様々な雑音が直接
選手や関係者の耳に入る頻度が高い国内のゲームよりも、海外のゲームで
行う方が適切である。このような考え方は奇異なものではなく、その競技が
盛んになればなるほど、国内のゲームでは思い切った采配はしづらくなると
思っていた方が良い。

 同じスタメンで臨んだベラルーシ戦は確かに問題だが、あのゲームで
主力選手達は一つの可能性というか願望のような「戦い方」をテストしたの
かもしれない。詳細は別の機会にするが、ハーフナーを活かす空中戦を放棄し、
縦パスを入れずに横パスやスローテンポの攻めが、どこまで通用するかの見極め
としては、決定的な答えが出たと考えられる。

オランダとベルギー戦では、今までの親善試合では見られなかったほどに、
横ではなくて斜めへのパスの多用と、遠藤からの速いサイドチェンジが
あったのが印象的だった。
ベラルーシ戦ではゲーム前に遠藤は「遊びの要素をいれて」等と発言して、
実際に、縦パスを入れずに横パスばかり回していたのだが、
この2ゲームでは「遊びの要素や」いつもの「緩い横パス」は皆無だった。

コンフェデ杯では、日本の前線からのプレスとDFラインを高めにするという
ゲーム運びは、大量失点という形で破綻したのだが、この2戦では極端に高い
ラインを維持出来たのと、プレスも組織的で上手く連動していたのが良かった。
そして非常に良かったのが山口螢である。遠藤と長谷部の二人で中盤の底の
スペースを90分間守りきるのが困難になってきている現状では、豊富運動量
と速い出足で潰しまくれる山口をレギュラーにして遠藤と長谷部を併用する
起用法がペナルティーエリア正面の守備の強化になる。

このように親善試合では監督も選手も色々なテストや冒険が出来るのだ。
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ウルグアイ戦から受け入れる事

 W杯ベスト4の強豪ウルグアイに対して2-4という結果は、
普通に評価すれば、必ずしも悪くないのだが、W杯優勝という
現実無視の目標と、コンフェデ杯での順当な3敗を正当に
評価できない、バカマスコミの為に、大惨敗のような雰囲気に
なってしまった。
 よく考えて見よう。大敗や連敗を受け入れる事に納得出来ない
ならば、格下の弱小チームとだけゲームをすれば良いだけだ。
「ブラジル」「イタリア」「メキシコ」「ウルグアイ」
勝ちこすよりも全敗の方が、はるかに可能性が高いではないか。

したがって惨敗ではなくて順当な敗戦と評価して受け入れるのが
常識人であり、正常な神経と判断力を持った人間なのだ。

本田と香川の2人のワールドクラスを軸にした攻撃陣は、これらの
強豪相手にも戦えたが、3流以下のCBが並ぶ守備陣は、ほとんど
無抵抗に近い惨状で、【順当に失点した】

 特に吉田の惨状は目を覆うばかりで、失点の内容が悪すぎるのだ、
確かに格上の相手とはいえ、あのような自滅に近いパターンで失点
すると、周囲の選手の信頼を完全に失うであろう。
 ウルグアイ戦の1点目は、スピード不足だけでなくて、
ポジショニングの悪さと、相手FWとの駆け引きの拙さという側面の
方が大きいだろう。コンフェデ杯では散々お粗末なプレーでピンチを
招き、挙句の果てに簡単に破られて失点した経験が全く活かされていない。

 これでは、吉田は学習能力が全く無い人間としか思えないのだ。
3点目など、一見クリアーミスのように見えるが、ポストプレーにしか
見えない。あの局面で、ペナルティーエリア内で相手FWが傍に居る
遠藤にパスを出す選択などは、絶対にあり得ない。

おそらく人類の歴史上起こった不可解な現象の一つとして記憶されるのは
確実であろう。

吉田と遠藤との連係ミスでも、吉田のクリアーミスでも無く、
吉田の異常な判断と見るのが正しい。

攻撃陣には「本田」「香川」の2人のワールドクラスの人材がいるが、
中央の守備を固めるCBとボランチには、この2人に匹敵する人材が
居ないのだ。だからW杯ベスト8クラスの強豪相手にも得点したり、
チャンスを作る攻撃が出来るが、跳ね返し抵抗する守備力は無い。
こう分析すれば、現在の惨状は「当然の事」「理に適ってる」のだ。

これで、ハッキリと判ったし、誰もが認めざるを得ない事として、
DFラインを高めに位置して、前からプレスを掛ける戦い方は
世界のトップレベル相手には通用せずに、カウンターからの攻撃には
ほぼ無抵抗に近い状態で自滅して大量失点する事を指摘したい。

このゲームで得られた成果の一つに吉田はハーフナーよりも
ポストプレーが遥かに上手いという事があげられる。
次回も代表に選ばれるとしたらCBではなくCFでだろう。

対ブルガリア戦をどう評価するべきか

 W杯出場が掛ったオーストラリア戦をまじかに控えたブルガリアに0-2の敗戦
という結果に対して、スポーツ紙とテレビ局を中心に悲観論が広がっているが、
冷静になって見なおせば、このゲームの内容は悪くない事に気がつくはずだ。
 敗戦の後で、選手が悔しがり出来が悪かったと反省したり、奮起を求めるのは、
よくある事だから全てが適切な表現だと思わない方が良い。

 もし、対戦相手が「オランダ」「イタリア」「ドイツ」「アルゼンチン」
といったベスト8クラスのチームだったら、この敗戦は「完敗ではなく大善戦」
と評価され、オーストラリア戦に向けて明るい展望が語られたに違いない。
 問題なのは、対戦相手がネームバリューが無いブルガリアだった点にある。
実際のブルガリアは非常に強力なチームだった。イタリア・チェコ・デンマークと
同組の欧州予選を無敗、それもイタリアと2-2の引き分け、そして親善試合の
オランダ戦に勝利という実力は本物だった。
 来日したチームは主力メンバーをずらりと揃えた本気で真面目に戦う集団
だったのだから、そのような相手に負けたからといって悲観する必要などは全く
無いのが判ったはずだ。

 1点目は情報不足だったのかもしれないが、川島が虚を突かれたもので、
FKをブレ球で直接決めるという素晴らしいゴールだった。2点目はFKから、
長谷部のオウンゴールによるもので、日本は流れの中から崩された失点では
無かったのだから、完敗という表現は当てはまらない。

 日本が無得点だった事を指摘しても、あのブルガリアの強力なDFを相手に
決定機を何度か掴んだシーンを振り返れば、相手を崩して作ったチャンスは、
ブルガリアよりも、日本の方が多いのだ。むしろ、ブルガリアの守備の強さ、
そしてDFのラインコントロールの上手さを高く評価するべきだろう。
また、フィジカルの強さと派手さは無いが堅実で水準以上の足技を駆使して
きたのも、昔からのブルガリアの特徴を維持している事を確認できただけで、
日本が特別に酷かった事にはならない。

 オーストラリア戦を4日後に控えて大丈夫かという声が上がったが、
次のように考えてもらいたい。
4日後に大事な本番があるのだから、ここでムキになって全力を出して消耗
したり、負傷したり、コンディションをピークに持っていくのはバカである。
そして、すでに来日しているオーストラリアが、このゲームを観ている事を
忘れてはならない。そこで全開モードで手の内を曝け出すのはバカ丸出しだ。
例えば3-4-3のMFの左のサイドで長友ではなく駒野を起用したのを
おかしいと思っても、ベストの布陣をオーストラリアに披露する必要が
あるだろうか?

また3-4-3をテストした中では一番良い出来だった事も認めるべきで、
これでオプションが広がったし、ベストメンバーでも100点満点の準備
でもないのに、強力なブルガリアを相手に、あれだけやれたら決して悲観する
内容と結果ではないと思うだけである。

 確かに問題点はあった。
前半の吉田のポジショニングの悪さは、長谷部と内田との連係に支障をきたして、
攻守に渡り右サイドを不安定なものにしたし、ボランチの2人長谷部と遠藤は
全盛期のような堅固な壁とならずに、ゴール正面にスペースを与えてしまい、
ブルガリアに巧みに利用されていた。

しかし、今の日本代表にとって一番の目標はどこにあるか、
親善試合のブルガリアに勝つ事ではなくて、4日後のオーストラリアに勝って
W杯出場権を獲得する事である。マスコミは「大一番」という言い方をするが、
それならば、全ての準備と戦略は大一番に備えた物になる。
何時でも、何処でも、どんな相手でも、ベストのメンバーとコンディションで
全部に快勝するなど、理想を超えた妄想の世界の出来事にすぎないのだ。

自分は6月4日は埼玉スタジアムへ行ってライブで応援します。
代表メンバーとスタッフを信じて最後まで勝利の為にベストを尽くしましょう。
 

大成功だった欧州遠征

 ヨーロッパ遠征での2ゲームは内容も結果も大成功だった。
それはフランスに勝ってブラジルに善戦したからではない。

当初の目的通り、世界のトップクラスの2強に対して、ガチガチに守って
守備を固めて、0-0の引き分けとか0-1で惜敗して、良くやったなどと
勘違いするような戦い方をしないで、真正面から堂々とぶつかり、
自分たちの何が通用して、何が通用しないかを見極めるというプラン通りの
展開をクリアー出来たからだ。

フランス戦は、前半はトップクラスのチームとのアウエー戦の経験値の無さが、
もろに出てしまい、完全に押し込まれた展開で、GK川島のスーパーセーブに
よって、かろうじて守り抜いた。その中で、選手達はなんとかパスを繋ごうと
頑張っていたのが判ったし、相手のレベルになれた後半は、中盤でもかなり
抵抗して、フランスの自由にはさせなかった。フランスがホームで傘に掛って
攻め込んだ中で、あれだけ抵抗したのは決して悪くは無いと評価したい。

 そしてロスタイムのゴールは申し分なかった。
日本が、あのような展開からでも得点できる能力があったという事が判った
のは大きな収穫だった。

 ブラジル戦は結果が0-4、内容でも、ブラジル攻撃陣のキープ力と
カウンターアタックに着いて行けずに完璧にやられたので、完敗という
残念な見方をする人も居るかも知れないが、自分は違う見解だ。

 前半、特に立ち上がりの15分までの日本は素晴らしかった。
これはフランスと対戦した経験が活きていて、ビビらずにゲームに入り、
いつもの日本代表の戦い方を普通に行えた。
ブラジルが、日本を相手にあんなに本気で向かってきたのは初めて見た。
録画を見れば判るが、日本のテクニックとキープ力も相当通じており、
ボールを失ったのはパスミス、強引なドリブルを潰される。
といったシチュエーションが多く、一方的に押し込まれたり、イージーミス
からのピンチは少なかった。

以前の対ブラジル戦とは違って、もう一段レベルの高い次元でのミスであり、
日本が良かったから、ブラジルの読みの高さと駆け引きの凄さが一層、
引き出されたという評価をするべきと思う。

ブラジルは、中国やイラクが相手の時には、一方的な攻撃練習をして、
適当に流しただけだったかも知れないが、日本が相手の時には、
にカウンターアタックの実戦的なテストを行えたという事ではなかろうか。

ブラジルでさえ、ボールを奪った時に、相手に隙があると判断したら
手数を掛けないで一気に速いカウンターアタックを仕掛けて迷わずに
ゴールを狙ってくるのを、皆が自分の眼でハッキリ確認したはずだ。
 あれが典型的な格下の2流チームの戦い方だと言ったら笑われるし、
バカにされてサッカーを知らないと思われるだろう。

日本のカウンターアタックの際の横パスを使う手数の多さと、スピードの無さ
を再確認出来たのも大きな成果だった。そういえば、世界クラブカップでの
決勝戦でのバルセロナも、ボール奪取して速攻の方がチャンスだと判断した
時には、手数を掛けずに一気に攻め込んだのを思い出した人も多いだろう。

 トップに香川や本田を置いたシステムも良かった。アジアならばともかく、
W杯で強豪との対戦で、前田が使えなかったり、ハーフナーが前線でボールが
収まらない状態が続くようならば、このような起用法も構わないと思う。



アゼルバイジャン戦から

 アゼルバイジャン戦は強化の為ではなく、欧州組のコンディション調整と連係、
及び、新しい選手とポジション絡みのチームコンセプトを確認する為のものだ。

 最大の成果は、本田が復帰してゲームで使える目途が立った事だ。
本田が入った事で、チームに安定感が生まれた。このゲームは足慣らし程度のもので、
皆と一緒にゲームを行い、感触を確かめる事が出来たから、オマーン戦までに、
更にコンディションを上げて行けば良いだけだ。

 ほとんどのメンバーが互いを知っているから、大きな問題は無かったのだが、
少し心配なのが、長谷部の運動量の少なさと身体の切れが良く無い事で、やはり
ゲームから遠ざかっている事が大きく影響していると思う。
ミドルシュートや香川に出したパスに目を奪われがちだが、それ以外の部分の
動きが物足りないし、相手のカウンターに対処し、押し込まれた時には、
DFラインの前で、遠藤と二人で強力な壁となって相手の攻めを潰しまくる役割が
あると考えると、不安を感じる。

 A代表デビュー戦の3人はとりあえず良かった。
一番評価されるのはボランチの高橋で、積極的にシュートした事よりも、
良いタイミングでパスを左右に散らせる能力を高く評価したいし、回りが見えてる。

 宮市は、左サイドの突破で持ち味を出したし、物怖じしないのが素晴らしい。
代表のコンセプトにまだ慣れていないので、遠慮がちで、プレスに入るタイミングが
少し遅れて、守備面では、まだまだという感じを持ったが、慣れれば適応出来るだろう。

 酒井も遠慮がちで、思い切りよく攻撃参加するシーンがもっと有っても良かったが、
正確なクロスを上げて持ち味を見せてくれた。おそらく慣れてくるに従い、もっと
良いプレーを当たり前のようにやるのではないかと期待したい。

 やはり、オマーン戦までに後1ゲーム、このようなゲームが必要だ。
明らかに1~2週間、合宿&調整の期間が短すぎる。そこでオマーン戦はベストの状態は
期待しない方が良いと思う。おそらく3戦目のオーストラリア戦あたりに、良い状態で
臨めるようになると思う。

テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

対アイスランド戦から見えた事

 アイスランド戦は順当な勝利だった。このゲームで重要なのは結果ではなくて
内容だが、国内組で招集された選手の中で、どれだけ使えそうな人材がいるか、
それを見極める事だったと思う。

合格点は「増田」で、経験不足とアントラーズとのゲーム運びの違いが相当に
あったはずなのに、90分間無難にこなしたのは大きな収穫だった。順応性が高い
選手だと思われるから、今後さらに期待できそうだ。

槙野も良かった。あのテクニックと攻撃センスはDFにしておくのはもったいない
位で、もし3-4-3システムにしたらMFでの起用も十分に考えられる。修正点は
守備の軽率さで、PK以外の場面でも、サイドのスペースを簡単に突破されてピンチ
を招く事があったので、もっと守備の意識も高めてもらいたい。

 藤本は招集されて出場した代表戦ではベストだったのではないか。
得点場面では落ち着いて綺麗なループシュートを決めたし、ボールを持つと何か
やってくれそうな期待感を持たせてくれた。

柏木は後半に出場した中村憲剛と比較すると物足りなさを感じたし、トップ下で
もっと、持ちこたえてくれると周囲が大分助かるのだが、このゲームでは、前半の
チャンスのほとんどに絡んでいるので貢献度は大きかった。

 逆にガッカリしたのが「大久保」で、完全に空回りの状態でミスを連発していた。
「もう終わった」と評価されても仕方がないだろう。
石川は、ボールを持つ機会が少なくて不完全燃焼だったが、ドリブルする時の、
あの独特のボール運びが、リーチの長い相手には、カットするにはちょうど良い
タイミングとなってしまい、突破する前に引っかかってしまった。

 欲を言えば「柴崎」を見たかった。間違いなく遠藤の後継者になり得る人材
だから、遠藤が健在のうちに一緒に、同じピッチでプレーさせて、遠藤の良さを
吸収させるのがベストだ。
 また、なんでU-23に招集されないのかも不思議な事だと思う。今のU-23
は、慌てて落ち着きの無いいゲーム運びが目立つ。柴崎をボランチに起用すれば。
上手くコントロール出来るのではないかと期待してるのだが、どうだろう。

ベトナムは要注意

 タジク戦に向けて、強化の為ではなくテストと調整と準備の為に行った
対ベトナム戦は反省と教訓を得たゲームだと思えば実に有意義なものだった。

まず、ザックが3-4-3システムに見切りをつける決心をしたと信じたいし、
そうでなければ、このゲームを行った意味がない。
本当に、もういい加減にやめろと言いたい。

「本田が居ない時のシステム」ではなくて「自分が希望するシステム」であり、
それが、現在の日本代表のメンバーには適切ではない事を自覚せねばならない。
攻撃も守備もどちらも全く機能していなかった。

 ちょっと心配なのが、ベトナム相手に1点しか取れず、拙い攻撃に終始した
事ではなくて、このように毎回、ゲームの直前の合宿と準備試合で、慣れない
3-4-3システムを習得する練習を行い、ゲームでチグハグな闘いを
行う事で、選手が混乱して良いパフォーマンスが出来なくなる懸念がある。
連係や選手同士の距離感やポジショニングなどが狂ってしまうのではないか。
せっかくアジアカップで、新しいメンバーを入れても4-2-3-1システム
で日本人の長所を活かす戦い方を見せられたのに、ぶち壊してるのでは。
綺麗な音を出している楽器をいじくり回して、調律を狂わせてるのと同じような
愚かな事をやっているような気がする。

 収穫は、藤本、細貝、原口が特徴を出して、次も使ってみたいなと思わせた
のと、GK西川が頼りになる存在として計算できるのが判った事か。

 それにしてもベトナムはフィジカルと守備が随分強くなっていたのに驚いた。
元々、昔の南ベトナム時代から技術的には高いレベルだったから、
セルジオ越後みたいに称賛する必要はないが、ボディコンタクトがあった場面で
は、ほとんど日本選手が競り負け、跳ね飛ばされていたのが印象的だった。
また、1対1の守備は北朝鮮よりも遥かに強く、ランキングやネームバリュー
で判断や評価を下してはいけない。日本の攻撃が不甲斐なく思うように行かず
期待を大きく裏切ったのは、ベトナムの守備力の高さに要因がある。

もし、ベトナムのホームで対戦する時には相当、注意していかにと痛い目に
合うかもしれない。

29日のチャリティーマッチについて

 29日の日本代表対Jリーグ選抜に出場する両チームのメンバーが決まった。

ゴン中山を選ばなかった事を現時点で今シーズン最高の快挙と絶賛したい。
Jリーグも日本協会も常識と良心に基づいて選考したのが誰にでも判る。

三浦カズも本来ならば選ぶ必要はないのだが、ゲームに出場して結果を残した
実績があるのと、被災民への励ましを込めたチャリティーマッチの意味もある
為に、一時期日本サッカーを象徴する存在だった選手を選ぶのは悪い事ではない。

 一部のキチガイスポーツ紙が「ゴン中山」選出に含みを持たせた記事を書いたが
これは記者個人の願望だったに違いない。チャリティーマッチといっても
オールスターのような、スケジュールと予算を無駄使いする大バカイベントの
お祭り試合等とは全く違い、日本代表の強化の為という目的があるからだ。

 昨シーズン、惨敗、凡戦を繰り返して、世間とキチガイメディアを失望させた
J2札幌で、まともにゲームに出られず、出ても不甲斐ないプレーで、客寄せ
パンダにしかなれなかった「ゴン中山」は引退するべき選手だからだ。
そういう選手を選んだら、お笑いのお祭りイベントになるだけで、それこそ
電力の無駄使いの象徴として全世界から糾弾されても反論は出来なかった。

Jリーグ選抜は「ジーコジャパン」のチームではなくて、ジーコが選ばなかった
「トゥーリオ」を軸にした元日本代表選手を中心に編成されて「ジーコ」ではなく
欧州人の「ストイコビッチ」が指揮を執るチームだ。

今は1998年でも2006年でも無く2011年だ。

2014年にW杯ブラジル大会で好成績をあげる事を目標にしてザック体制
の下で編成する新しい代表チームと過去とは異なる戦術とポリシーで戦う。

世界に日本は元気だと言う事を見せる為ではなくて、代表と選手の強化を
最大の目的として行われる29日のゲームに期待したい。

10・12のアウエイの対韓国戦に関して

 ソウルで行われた、アウェイの日韓戦は、結果は0-0の引きわけだったが、
内容的には日本の勝利だったし、正常な人間が主審だったら1-0で、日本の
勝利になっていたと断定して間違いない。それに反論したり「辛口ジャッジ」
をする日本人や日系ブラジル人が居たとしたら、精神状態が普通じゃないので
無視した方が良いだろう。

 前半は「潰し合い」ではなくて日本が支配していた。特に15~35分までは
完全に日本のリズムでゲームが進み、韓国は受け身に立って日本の攻めを潰す
のが精いっぱいで、前半の韓国のチャンスは【0】である。
唯一、ヒヤッとしたのが、31分にFKを素早く始められた時だけで、日本の
攻守の切り替えの速さと速い縦の球出しへの対応に苦しんでいた。

 韓国は、後半の立ち上がりから一気にラッシュしてきた。全員が激しく動き、
闘争心と運動量で日本を完全に圧倒し、キックオフからの20分間は完全に
韓国ペースで、この間に3回のチャンスがあり、日本のDF陣が必死の守備で
持ちこたえたのが、このゲームの行方を決定した。
「今野」「栗原」の急造CBは、対アルゼンチン戦以上に素晴らしい守備で
冷静に対応出来ていたし、両サイドも粘り強い守備で簡単に突破させなかった。

そして75分過ぎからは、前掛かりになった韓国の隙をついて、日本のカウンター
アタックが炸裂、面白いようにスペースを使って3回のチャンスを作った。
特に本田の存在感と安定性は突出しており、強く上手く、駆け引きが出来る為に
非常に効果的な働きをしていた。韓国は終盤、DF陣の集中力とスタミナに
問題があったようだ。しかも、韓国の65分以降のチャンスは、80分の、
左からのクロスに高い打点のヘディングシュート、たったの1回しかないのだ。

 日本は前半0~10分位は韓国のロングボールを警戒して、DFラインがやや
下がり気味だったが、すぐにコンパクトな布陣になったし、後半も開始直後から
ボールもラインも下げさせられたが、そういった時間帯以外は、相当安定して
危なげなく見ていられた。当ブログでは今野のCB起用に批判的な論調であったが
今野の統率力とラインコントロールを素晴らしかったと評価したい。

攻撃陣は「本田」「前田」「松井」と高いボールキープ力があって、ドリブルで
勝負できる長所が見事に活かされていた。ザックの好みのFWというのは、
このようなタイプの選手なのであろうし、イタリア風のカウンターアタックを
仕掛けるならば、当たり前と言えば当たり前の事かも知れない。
岡田の時には、DFラインの裏へ抜ける、走り込むタイプが重宝されたが、
これが定着すれば、日本サッカー界の革命的な変革に繋がる可能性がある。

 香川は警戒されて完全に潰されたが、ピッチ状態の悪さが影響したのと、
ドイツで派手に活躍したから、厳しいマークをされた為で、
この経験を更なる飛躍の原動力にしてもらいたい。

日本は5月の埼玉の惨敗の時とも、W杯の時とも別のチームになって
アジアカップに臨む下地が出来たと思う。
アウエイの韓国戦で、これだけ圧倒して、実質1-0の勝利だったのだから、
代表メンバーとコーチングスタッフを誉めてあげたい。

【辛口】という題目で自虐的評論や批評を行う人物は、
日本人だろうが、日系ブラジル人だろうが、サッカーの元一流プロでも、

皇国日本・神国日本の、日清・日露・大東亜と続いた租国防衛戦争の
意義と歴史を捏造、歪曲し、マスコミ・教育・法曹界を支配する、
亡国左翼のキチガイ集団の、自虐思想、自虐史観と共通するものを感じる。

日本が南ア大会でベスト16に進出した時に「寂しそうにしていた評論家」が
居たらしいけども、日本が好成績を残したのが残念なのか。不愉快なのか。
そんな輩は、第一線を退くか、スポーツ紙の方でも、契約を打ち切って、
新しい人物を起用するべきだ。



アルゼンチン戦での選手個々の評価

対アルゼンチン戦での選手個々の評価をしてみる。

GK
 川島は安定していた。何度かあった危ない場面もナイスセーブで防ぎ、
W杯出場の経験が確実に活かされているようで、欧州行きで、さらに成長
したのではないか。

DF
 今野、栗原、長友は十分に合格点をつけられるが、課題はアルゼンチンとは
違ったスタイルで攻めてくる相手に対しても通用するかどうかだ。
強豪を封じ込めたから、全てどんな相手にも対応できるとは限らない。
世界ランクや実績ではなくて、相性の善し悪しや苦手なタイプ等と対戦した時に
どうなるかをチェックしよう。ただ一人、内田は不安定だった。攻めに出た時、
前にスペースがあってもボールをもらう動きも見せず、ドリブルすべきなのに
行かずに、誰に合わせるのか判らない中途半端なクロスを入れてしまい、
何か迷っているようなプレーだった。

MF
 遠藤と長谷部は素晴らしかった。攻守に貢献していた。
W杯の時にオシムが、俊輔を出さないと遠藤が活きないと発言してたが、それは
ポゼッションサッカーを念頭に置いた発言だと思うし、確かにそれまでの遠藤の
プレーを見ていると、そう感じる場合が多い。パラグアイ戦、アルゼンチン戦と
以前のように、軽率な緩いバックパスや横パスを出してカットされる危険な
場面もあったが、その欠点よりも、最近の遠藤は、速い球離れと鋭い縦パスを
出せるプレーヤーだと証明して、相手にとって嫌な選手になっている。
W杯での岡田の守備的采配から新生ザックと、強い守備をベースにして速攻を
繰り出すスタイルにも見事に順応出来ている。

本田は得点は無いが、がボールを持つと相手が神経質な位に警戒している
のが判る。本田がバイタルエリアに入るとアルゼンチンは二人が壁を作って
SHコースを塞ぐ守り方をしてきた。本田の判断が遅いとか、SHへの意欲の
問題ではなくて、相手が本田にはSHを打たせない、特に左足では。
そういう対応の仕方をしてきている。SHしないのを批判するのはお門違いで、
むしろ、中盤でパスを受けた時にプレッシャーを掛けられると、周りの選手を
使って打開する上手さを見せた点を評価するべきだ。

香川のキープ力は通用した。アルゼンチン相手に簡単にボールを奪われずに、
手こずらせていたのだが印象的だった。

FW
森本と岡崎は前線からの守備での貢献度が大きく、ひたすらやみくもに走り回る
のではなくて、楽にパスを出させないように追い込んでいるし、攻めになった時の
動きだしも、位置どりやタイミング等に工夫の跡が見える。この辺りはオシム体制
の頃の攻撃陣よりも比較しようの無いほどに優れている。ザック体制になって
イタリアのカウンターアタックの手ほどきを受けたのであろう。

 関口は今までの新人と同じようにA代表の試合の経験不足を露呈して、
ピッチに居ただけだったが、才能を評価して期待するならば、徐々に出場時間を
増やしてあげれば良い。前田はあのSHが決まっていれば、相当に自信を深めた
だろうが、短い時間で仕事をこなせる可能性を見せたのだから、次も期待したい。

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