サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

五輪組み合わせ決定

 北京五輪の組み合わせが決まったが、正直言って、男女とも厳しい組みに入ってしまったというのが現時点での感想だ。特に男子は「死の組」に近い顔ぶれで、最悪3戦全敗というケースもあり得ると覚悟した方が良いかも知れない。以下が組み合わせと日本の日程だ。

【男子】
▽A組 コートジボワール、アルゼンチン、オーストラリア、セルビア
▽B組 オランダ、ナイジェリア、米国、日本
▽C組 中国、ニュージーランド、ブラジル、ベルギー
▽D組 韓国、カメルーン、ホンジュラス、イタリア

日本は天津で7日に米国、10日にナイジェリア、瀋陽で13日にオランダと対戦。

 アメリカは、ユースから五輪世代までのカテゴリーでは、今や本大会出場の常連となっており、どの大会でもベスト8クラスの実力を示す程のレベルの高さを持っているのは常識と言っても良いだろう。アメリカだから、サッカーが弱いとか盛んじゃない等というのは遠い過去の話で、まだ見るスポーツとしての地位を確保出来ていないのと、社会を支配している世代の支持が薄いだけで、競技人口と若い世代での人気は目覚ましいものがあるとされている。
 ナイジェリアに関しては説明の必要がないほどの強豪だし、オランダはこの世代の欧州チャンピオンで、両国とも身体能力は日本よりもはるかに高い。

 彼らと同じスタイル・戦術で正面からぶつかっていったら玉砕するだけで、勝負に持ち込めるとは思えない。日本人の特性である、「速さ」「敏捷性」「組織力」で挑むしかない状況になってしまったのは、もしかしたら幸運に作用するかも知れないというのが、わずかな希望にすぎない。

 一番、勝てる可能性のある初戦の「アメリカ」にチーム力をピークに持っていって何が何でも勝つ。そうして、ナイジェリアには引き分け狙いの戦い方で負けなければ良し、最後のオランダ戦ではオランダが引き分けでも1位通過という展開になっていれば、メンバーを落としたオランダと0−0の引き分けでトーナメントに進出という展開になるのを期待したい。

 こうなってくると「日中韓」3カ国対抗なんてやらないで、欧州かアフリカに遠征しておけば良かったんじゃないか。本当に五輪でメダルを取りたければ、アジアで切磋琢磨するのではなくて、世界に飛び出して行って、トップクラスの強豪国と切磋琢磨しないと無理と考えるのが論理的ではなかろうか。

 他のグループを見るとA組の「オーストラリア」も厳しいが、アルゼンチンもグループリーグではコンディションを落とした状態で臨んだら危ないかもしれないので、この組は面白そうだ。

D組の「韓国」も苦しそうだが、日本やオーストラリアよりは楽かもしれない。普通に考えれば、ここはイタリアとカメルーンで決まりだろう。

C組に入った開催国の中国は恵まれている。ニュージーランド戦で勝利は確実・後はベルギーを食う事だけ考えれば良いし、フィジカル面でも強い中国にとってはやり易い相手ではないかと思う。このような組み合わせを見ると、確かに開催国に便宜を計ったとしか思えないのだが、大会を盛り上げると言う意味では開催国特権は仕方がないし、激戦の組も作らないといけないのだが。A組B組は面白いゲームが見れそうだし、準々決勝あたりは相当レベルが高くて面白くなりそうな予感がする。

アジア大会・男子パキスタン戦の感想

 アジア大会が開幕し、サッカーは昨日、男子の対パキスタン戦が行なわれた。結論から先に言ってしまえば、ちょっと期待外れだったといわざるを得ない。3対0から2失点した事だけではなく、全体として内容が悪かった。
 
 コンディションの問題・審判のジャッジ・そしてメンバーの選考と召集方法などに関して、弁護の余地はあるのだが、公式の大会、それもアジア大会という大きな大会に出場していて、来年の五輪予選と連動する以上、大事なのは「言い訳」よりも≪結果≫である。

 一部スポーツ紙には、日本とパキスタンの世界ランクを取り上げて比較しているが、あれはA代表のものであって、今回は参考にもならない点を指摘しておく。
 日本がU−21、パキスタンがU−23プラスオーバーエージを加えている。これを同一に比較するなどまともではない。

 中国と韓国との4ゲームの経験はあったものの、メンバーの変更が多く一定していなかったのと、異質で年齢が上の相手との初対戦による戸惑いが大きかったのが苦戦の原因である。
 速さ・強さ・プレッシャーは、中国と韓国の方が厳しかったと思う。ただ違っていたのは、パキスタンは非常に荒っぽかったという点だ。若い選手達がファウル気味のタックルに逃げ越しになっており、このような相手との対戦経験の無さがモロに出てしまった。
 この年齢層では、2歳という年齢差と経験値の影響は大きいと思った方がよく、素材の良さでは日本の方が上回るが経験の差で思わぬ苦戦をするのはよくある事だ。このパキスタン戦の内容と結果がその証拠として記憶にとどめておく事を勧めたい。

 また審判のジャッジに対する戸惑いも見られたが、前半を戦い審判の能力も傾向も判ったのに、同じようなミスを繰り返したのは反省しなければいけない。個々の駆け引きの巧みさとか真剣勝負のゲームに臨んだ際のしたたかさが問われるのだ。

 Jリーグの終盤と日程が重なるために、1クラブから1人招集を原則としたり、所属クラブのゲーム終了後の途中参加の容認など、とても本気でアジア大会で好成績を上げる事を目指しているとは信じられない愚かなもので、次回からの改善点として真っ先に問題点とされるべきである。
 そして、これは「反町監督の責任」である。

 次の対シリア戦でも、今日と同じコンディションでは完敗するであろうし、それは選手や監督が一番良く知っているはずだから、どれだけ回復して臨んでくるか期待したい。


 

テーマ:サッカー日本代表 U-21 - ジャンル:スポーツ

明日はU-21の韓国戦だ

 明日は国立競技場で、U−21の日中韓交流戦の対韓国戦のホームゲームが行われる。先週・14日のアウェイでの対戦では、引き分けだったが、明日のゲームは逆の立場になりそうだ。

 日本は現時点での最強メンバーの編成で臨む予定らしいが、韓国の方は、メンバーを落としてくるそうだから、絶対に勝たないといけない。それも1点差の辛勝ではなく圧勝・大勝が望ましい。ここで引き分けか負けると、韓国に大きな自信をつけさせてしまうからだ。

 韓国を特別に意識する必要はないと考えている若い世代のサポーターも居ると思うが、もう日本には勝てないとか、日本のホームではやりたくないという意識を植え付ければ今後の対戦が優位になるという風に考えてほしい。

 中国には≪韓国≫≪日本≫に対してコンプレックスがあるという。あれだけの大国で人口も多いのに、彼らから見たら小国の「韓国と日本」には、サッカーでは中々勝てないという意識が強いんだ。そういう状態になるとどうなるか?
 始めから負けを意識して対戦する事になる。リードしていても逆転されるんじゃないかと思いヒヤヒヤしながらゲームをするわけだ。そうなると思わぬミスや信じられないミスを起こしたりするもんなんだ。

 今回のサウジ戦も似たようなもので、A代表でもアジアユースでも「サウジには負ける気がしないもの」勝ってる方は、こんな調子で、対戦する前から精神的に一歩優位に立てるから余裕を持ってゲームに望める。多少押し込まれたり、不利な状態になってもパニックにならずに対応できる。
 だから「韓国」にも勝って勝って勝ち捲くらねばならないんだ。

 ところで、明日は前売りチケットを買ってないで、当日売りで入ろうと思ってる人は、少し早めに行った方が良いかも知れない。対中国戦の時は、当日券売り場の窓口が少なくて、キックオフ直前になっても長蛇の列が出来ていたという話を聞いてる。日本協会の対応が改善されているかどうかチェックしてみるのも面白いかな?



 


 

トリノ五輪・自己流の楽しみ方

 トリノ五輪、皆さん、楽しんでますか?
私は、充分楽しんでます。男子の種目で惨敗続き!
とにかくめでたいじゃないか。
 
 メダル獲得有望と期待された、男子ハーフパイプの全員予選落ち・惨敗は圧巻!
 男子は全部の競技で全滅して結構。出来れば、参加して欲しくない。
 私はフィギュアとスピードスケートを中心に女子選手だけの活躍に期待している。

 女子選手の皆さん、メダルを取れなくても構わないから、自己最高記録目指して健闘される事を祈ります。そして一秒でも長くテレビに映ってください。インタビューにもドンドン出てたくさん喋ってもらいたい。女子選手全員を日本から応援しています。
 ガンを克服して頑張る『井上怜奈』それに『上村愛子』の家族手作りの金メダル。
感動的でした。
「感動ありがとう」というのは、こういう時に使うのが正しい使い方なんです。
 
 男子はどうでもいいです。大会を棄権して途中で帰ってきても良いですよ。
 
 WEBサッカーマニア更新、「正論49」で「協会と道徳教育」「戦評と分析」で対アメリカ戦を掲載しました。ブログと合わせてご覧ください。

祝!野球とソフトボール五輪復帰ならず

 9日・トリノで行なわれたIOC総会で、「再投票を行なうべきかの投票」で否決されるという有様で、これは惨敗と言っても良いのではないか。
 
 これに対して国際ソフトボール連盟はIOCの結論を不服として「スポーツ仲裁裁判所」への提訴とか法的措置も考えると息巻いているが、恥知らずとは彼らの為にある言葉だ。その前に「アフリカ」「アラブ」「南米」などで、積極的に普及させる努力が足りなかった事を反省するのが先決である。
 
 野球も含め、IOCを批判する前に、マイナー競技だと自覚して世界各国に普及を行なうべきであり、五輪実施競技という既得権を主張するのは見苦しい事この上ない。
 
 野球が正式種目になったのは92年のバルセロナ五輪で、その前の88年・ソウル、84年・ロスアンゼルスで公開競技として採用された。またソフトが正式種目になったのは96年のアトランタ五輪である。もし84年と96年の五輪が、アメリカ以外の国・例えば欧州で開催されていたら、この二つの競技は五輪種目に選ばれただろうか?
 特に野球は、世界的に見たら完全にマイナースポーツなのに、五輪の肥大化の恩恵を最も受けた競技だと考えられる。

 IOCのロゲ会長は次のように述べた「我々は、2016年以降、復活できるチャンスがあるか北京五輪で確かめる必要がある」 この発言の意味するところは、北京五輪で大リーガーを出場させて、正真正銘のベストメンバーのチームを編成して五輪に臨んで欲しいというメッセージであろう。
 
 野球とソフトが五輪復帰要望を諦めない原因は、新競技を採用しなかった事にある。
 そこで提案したい。
 この二つの競技の復帰を模索するのではなく、「ラグビー」と「スカッシュ」あるいは「空手」等を五輪種目に入れる方向で検討するのが本来のあるべき姿ではなかろうか。
 特にラグビーは、野球よりも世界的な規模で普及しており、すでにW杯も開催している実績があるのだから、五輪種目にならないほうがおかしい。

 ともかく今回の決定から、野球とソフトボールは世界的に見てマイナースポーツだという常識と、世界中の人達とスポーツを論じ、楽しむ上での共通性が貧しい現実を深く認識するべきである。