サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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日本と韓国のキャンプの違い

 ジーコ・ニッポンの宮崎キャンプも順調に進行しているようだが、2002年W杯を分裂開催した隣国の韓国は、積極的な海外遠征で強化を計っている。

 日本がフィジカルトレーニング中心で、体力・走力の強化を中心にした合宿を行っているのに対して、韓国は6週間(42日間)の間に、中東ー香港ーアメリカーシリアと渡り、11試合を消化するというハードスケジュールである。
 
 まず最初に言わせてもらうが、日本と韓国のどちらの方法が正しいとは言い切れない。
日本の場合は、シーズンオフが明けての始動だから、フィジカル中心のトレーニングを行い、コンディショニングに注意を払いつつ強化するのは、この時期のトレーニングとして適切と思う。3月から5月初めまで、リーグ戦があるのだから、体力養成を主体にしたトレーニングを行うのはこの時期しかない。

 韓国の場合、この時期は国内のピッチコンディションが良くないだろうから海外合宿は順当なところだろう。ただ彼らの場合は、基礎体力の強化というよりも、厳しい試合を通じてチーム全体を強化するというのがメインで、ちょっと違和感を感じるのが、試合の結果(つまり勝利)を優先する傾向があるという事だ。

 韓国の場合、各カテゴリーの代表は、目標とする大会の開催時期に関係なく、早い時期に完成度の高いチームを編成する事が多い。選手個々を見ても、年齢的にも早い段階で基礎的な体力とか技術等が一定のレベルに達している者が多く、伝統的に個の強さを生かす試合運びを取りがちだ。
 だから、このようなハードスケジュールの中で、精神力とコンビネーションなどの相性を中心に、選手の見極めを行うという方法は、韓国ならではの物かも知れない。
 
 ひとつジーコと大きく違うことがある。そしてそれは100%正しいのだが、ほとんどの選手を起用してテストを行った事である。しかも遠征の前半で二つの国際大会に参加していながら行なった。

 おそらくジーコならば全く逆の采配を行なったであろう。このようなテストマッチで、色々な選手のテストを行いながら試合に勝利するのだから、悪くはないだろうとは思うが、韓国の場合、あとは、選手が経験を積むことによる成熟度や組織力の向上くらいしか「伸びシロ」が期待できそうもないのが難点か。   


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WEBサッカーマニアの紹介

 サッカーマニアのHPをご覧になった方は居ますか?今回は、その解説をしましょう。その中から、皆さんのブログ作りやHPの運営に役立てれば嬉しいと思います。
 WEBサッカーマニアは、私がメイン執筆者ですが、管理人は私ではなく仲間が担当してます。(リンク集から入れます)
  
 私が担当してるのが『正論』 『戦評と分析』 『toto予想』です。
 「正論」という名称は、もう判った方も居ると思います。産経新聞の社説の名前、また私の愛読書である『正論』から拝借したものです。更新の頻度は月間3回程度になりますが、管理人の都合もある為、どうかご容赦ください。
 内容に関して言えば、このブログよりも長文で辛口で、じっくりと読ませる仕上がりになっているはずです。

『戦評と分析」は、基本的に日本代表のゲーム限定で行っており、内容は分析に主点を置くように心掛けてます。なぜならば戦評などは、ゲームを観ていればほとんど判る事ばかりなので特別に触れる必要性を感じません。アクセスした人は判ったでしょうが、スポーツ紙や雑誌のような表現や得点経過の記述などとは、著しく異なる内容になってます。
 
 他のブログやHPなど見ると、皆さん、スポーツ紙や雑誌の記事と同様な内容で書いてる方が多いようですが、あのようなゲームを観てれば判る表現と選手のエピソード中心の記事など、存在価値は無いので参考にしないほうが良いです。

 toto予想はJリーグが開幕すれば、毎回行いますので、参考にしてください。ちょっと修正すれば的中も可能かと思いますので楽しみにしてください。

 宇部氏の『珍・日本サッカー書誌学』は秀逸で貴重な資料的価値、また研究材料として利用可能な内容となってます。例えば、既存の有名ライターが、あの内容で、もっとレベルの低い文章を書いても、出版物として陽の目を見ているはずです。
 これは内容よりも、執筆者のネームバリュー優先で本が出版されてしまう、現在の日本の出版業界の底の浅さを見る思いです。出版不況で本が売れないのも当然ですよ。
 
 掲示板や、その類のものはありませんが、実は5年位前に3ヶ月程度の期間限定で閲覧者の反応を見ようと言う事で短期間『ゲストブック』を設置した事があります。
 
 私はその必要性など全然感じなかったのですが、短期限定を条件に認めたところ、案の定、草サッカー関連教室を主催する某サポーターの息が掛かった不心得者が、私を誹謗中傷する個人攻撃の書き込みをしてきたので、閉鎖しました。
 
 そのような体験から『掲示板』『ゲストブック』など一切必要なし。そもそも、これだけブログが普及したら、自分の意見発表は、他人の掲示板やコメント欄などに書き込むのではなく、自分のHPやブログでやれば良いのです。特別に皆と議論したければ、自分で掲示板を作って場所を提供して参加すれば良いだけ。
 
 サッカーマニアのHPの更なる充実を目指しますが、複数の仲間で運営している為に、出来ることと出来ないことがあります。そこで出来ない事を、このブログでやろうと思い始めたのですが、これは私個人が、誰かの気兼ねも無く、遠慮なく好きな時に好きな事を書くつもりです。
 
 

カールスバーグ杯をどう見るか

 香港で行なわれていた「カールスバーグ杯」も終了し、優勝がデンマーク・2位が韓国・3位クロアチア・4位香港・という結果だった。

 例によってマスコミは、その折々の結果だけを強調して、一喜一憂するような論調の記事を書きたてているが、賢いサポーターならば、それに踊らされて右往左往してはいけない。

 今回のクロアチアは遠征辞退者が続出し、レギュラークラスがたったの一人しか参加していないチームで、他のメンバーも代表入りが微妙なメンバーだったとされている。その上、時差ボケとクロアチアとの温度差に悩まされたと伝えられている。
  
 こう考えたらどうか。クロアチアは代表チームで紅白戦を行なったら、レギュラーの相手をするサブメンバーを更にレベルダウンさせたようなチーム編成で、この大会に参加したようなものだと。また韓国もベストメンバーではなく、アテネ五輪世代の若手をテストしたという。
 これでは、まるで参考にならないばかりか、偵察しても時間の無駄だ。
 クロアチアが例外だというのではない。大体、欧州各国リーグ戦が中盤戦を過ぎて、いよいよ佳境に入ろうかというこの時期に、極東遠征を組んでもベストの編成などは望めない。

 おそらく、これから6月の本大会までの間、マスコミは日本と同グループのクロアチア・オーストラリア・ブラジルを中心に、テストマッチの様子に関して、ある時は過大評価して悲観論を、時には過小評価して優越感を振りまくであろう。

 皆、6月の本番に向けて、調整と戦術の習得に重点をおき、その中で、選手の見極めや適正をテストするのだから、チームの全容がはっきりと形になって現れるのは、5月以降ではないだろうか。

 チェックするとしたら、W杯予選の時のビデオと比較して、新戦力の台頭はあるか、チームの基本的なコンセプトは変わらないかどうか、監督が何か、目新しい事にチャレンジする兆候はあるか、などであろう。
 



SAMURAI魂に期待する

 日本代表の今年度のキャッチフレーズが『サムライ・ブルー・2006』に決まった。自分はキャッチフレーズなど必要ないと思うが、それで世間一般にアピールするなら構わない。

 しかし、サッカーがマイナースポーツだった頃と違って、日本代表の成績や動向が国民的な関心事となった今となっては、特別な事をしなくてもいいと思うのだが、スポンサーがらみの要望で何かやらないとまずいのかも知れない。

 SAMURAIは外国でも通じる言葉らしいから、それなら「サムライ」にふさわしい言動や行動・態度を心掛けてもらいたい。そうしないと、汚いヤジを浴びる格好の標的になると覚悟した方が良い。

 例えば、「サントス」は要注意だ。ゲームの終了間際に、自陣内深く入り込んだ位置で、不必要な、つまらないファウルを犯してFKを与える事が多い。おまけに審判の判定に異議を唱えたり、遅延行為で警告を受けることも多い。
 このような、サムライ精神に反する自滅行為の愚かさに早く気がついてやめるべきだ。

 また、攻撃力を買われて左サイドのMFやDFのポジションに居るのだから、チャンスの時や、ゲームがこう着してる時など、もっと積極的に前へ出て行かなければいけない。一対一で勝負を仕掛けないで、バックパスや横へのパスで逃げ回ったり、自分のサイドに相手が張り付いたら、臆病者のように閉じこもってしまうのは、サムライの取る行動ではない。

 そして中田ヒデ、ボルトン入団の際の記者会見で、日本人記者に向かって、「ここがどこだかわきまえなければいけない』と言って、日本人記者とのインタビューに対して英語での質疑応答を要求しながら、後日、イギリス人記者から『イタリア語』のインタビューに対して、流暢なイタリア語で応えたという。何故イギリス人が相手なのにイタリア語なのか?

 また自分のパスミスや、ボランチで起用されてるのに守備をおろそかにしてスペースを空けてしまい、ピンチを招いたときに、味方の周囲の選手のミスや責任に転化するのも、サムラ精神に反する行為である。サムライとは、時には自分が身代わりになって責任を被る事もあるはずだ。

というわけで、選手や監督や会長も、きっと見苦しい言い訳や責任転嫁などせずに、サムライ魂を見せてくれるに違いないという期待がいやでも高まるではないか。

 




平山 FIFAベスト・ヤングプレーヤー賞候補入り

 FIFAが表彰する「W杯ベスト・ヤングプレーヤー賞」の候補に『平山』がノミネートされた。今後、FIFAの公式HPで紹介されるとの事。オランダ・ヘラクレスでの活躍が認められたのである。
 
 W杯で活躍が期待できる若手選手が候補に上げられる条件で、他の候補はすでに代表メンバーとして予選のゲームに出場しているか、あるいはW杯の最終メンバーに入る可能性が高い者ばかりだという。
 
 FIFAのテクニカルスタッフが平山の才能とヘラクレスでの実績を評価したわけだが、これは特別に驚くことではなく、平山のプレーを普通に見て評価できる者ならば、常識的な判断だ。
 平山を日本代表に入れないどころか、候補合宿にも呼ばないジーコの選手評価こそが『極めて異例』なのである。

 所属クラブでゲームに出してもらえない、ベンチにも入れてもらえない「柳沢」や日本に帰ってきた「鈴木」・決定的なチャンスをことごとく外し、また、立場が不安定な「高原」等を、重宝しているのと比較したら、誠に冷淡な扱いといわざるを得ない。
 
 私は1月13日に、このブログで書いたように、平山を代表メンバーとして全く声を掛けないのは、やはりもうスキャンダルと言って良いだろう。
 
 ゴール前で素早く動き、DFラインの裏へすり抜ける「大黒」「佐藤」などは召集するくせに、やはり長身の「巻」の起用法などを見ると、ジーコは長身大型のFWに対して拒絶反応があるか、特別な偏見を持っているのではないだろうか。その結果として攻撃パターンを狭めてしまうという愚考を犯しているのだ。
 鹿島では黒崎がいたという声もあるかもしれないが、あの時はジーコは正式な監督ではなかったが、今は代表監督という立場で、日本全国から好きな選手を選べるのである。
 また黒埼はトップで張るタイプの選手ではなく、トップ下のタイプの選手だった。

 ここで一つ勉強になることは、以下の点である。
どんな監督でも、自分の好きな選手や戦術に固執する。そういう選手を積極的に起用するし、逆に好みのタイプではない選手や、自分の志向する戦術に合わない選手は、優秀でも、周りが評価しても使わないで、色々な理由付けをして外すのだ。

 非常に残念だが、このままではFIFAも期待した将来性のある有望な若手選手に、W杯の経験を積ませられないという結果に終わる。まだ若いから次があるというだろうが、20歳という伸び盛りの頃にW杯本大会を経験させることで、プレー面だけでなく人間的な面でも更に大きく成長させる材料になるのだ。
 
 私は再度指摘したい。平山を代表の候補にさえ呼ばない。
これはもうスキャンダルだ!
 


Jリーグが、ビール類のCM出演を解禁

 Jリーグが今シーズンから、選手のビール類のCM出演を解禁し、これにより、アルコール類のテレビCMに出演する事を承認する方向で、Jリーグ広報は『サントリーから要望があったのも理由の一つ』と説明している。

 まず結論から言えば、必ずしも悪い事では無い。アルコール類が嫌いな人は問題視するかも知れないし、また医学的なデータに基づき、健康管理や競技力に影響があると実証する事も可能と思うが、アルコールの飲酒&強制的な禁止というのは、メンタルな面で、さまざまな影響を与える要素が強いと思われる。飲めない人に強引に飲ませるのは問題だが、飲みたい人に無理やり禁酒させるのも問題といえよう。
 
 個人差があるが、無理に我慢した結果、ストレスを溜めてしまい思うような成績を上げられず無残な結果に終わるケースも考えられる。むしろ、人によっては、適量を消費することにより、積極的に練習に打ち込み、快調に競技をこなせる場合もあるのではないだろうか。

 なんでもかんでも、杓子定規に禁止するべきではないのだ。
現実の話をすれば、プロアマ含めてスポーツ選手というのは、アルコール類、特にビールが好きな人が多い。
  
 サッカーに関していえば、80年代の森全日本のメンバーは酒好きが多いことで有名だった。これは、時効かどうか判らないけど、まだ本格的なプロリーグが出来る以前で、もう20年か、それ以上の前のことだし、当時のサッカー関係者やマスコミ関係者の相当数が知っている事なので、少し触れるけど、親善試合や大会期間中には、飲酒の機会もそれなりにあったらしい。
 
 例えば、1982年にインドで開催されたアジア大会では、グループリーグで『南イエメン』『韓国』『イラン』と連勝した時には、ゲーム終了後は、宴会のようだったかどうかしらないけど、とりあえず酒を飲んで、そのうち各競技団体に『打ち上げ用』に割り当てられた分が、なくなったかどうかしたかで
???(以下公表不可)
 実力で上の韓国とイランに勝つという成果を上げたばかりか、あれから23年経つが、その時の主力メンバーが肝硬変とか胃ガンで死んだという話はまだ聴いてない。

 それ以外の代表でも、壮行試合に二日酔いで出場したのに、協会の大幹部でJOCの要職にある「O」氏から、僕が見た中で君の生涯最高のプレーと絶賛された人もいたし、外国のチームを招待して地方でゲームをした時には、前日に飲みに出て、試合当日に朝帰りした選手が居たかどうかはよく知らないが、そのような逸話や噂もある。
 このようにアルコール類は、必ずしも悪いとは限らず、また適量というのは各人によって異なるものなのだ。

 しかし、解禁に踏み切った理由の一つが、サントリーからの要望というのは笑えるではないか。サポーターの皆さんとか自治体や住民の協力と唱えてるけど、ここでもスポンサー優先の思想が貫かれているのだ。スポンサーあってのJリーグという事か?
 日本人は酒好きな人が多いし、未成年でも飲酒してるし、スポーツ選手だって飲んでるのだから、堂々とCMに出て稼ごう。
 



アメフト記者の思い出

京大アメフト部員が事件を起こしたけど、ついでといってはなんだが、昔の事を思いだしたので今回はそのことを書いてみよう。

 今から27~8年前の正月の事だけど、こんな事があった。自分はサッカー以外にも、スポーツ全般に興味があり、会場へ行ったりテレビで観てるが(ただし野球・相撲・アメフト・女子柔道は嫌い)
 年末から正月の間には各種スポーツが行われている中で、実に稀な体験をした。
 
 読売新聞主催の「よみうりライスボウル」が、当時は国立競技場で3日に行われており、ちょうどコタツに入ってテレビを見ていたのだが、つい居眠りをしてしまったのだ。
 眠った原因は、コタツに入っていたためではない。同じ条件で、他のスポーツを観た時には一度も体験していないのだから。

とにかくつまらない。くだらない。サッカーやラグビーを見慣れている眼で観ると、プレーの連続性が無く、やたら中断が多い。しかもピッチ上で、その都度ミーティングを始めるのには閉口する。
 
 どうにも耐えられないので、主催元の読売新聞社の運動部に『こんなつまらない物を何故主催するのか?あまりのつまらなさに居眠りしたが、色んなスポーツを見てきたが、こんな事は初めてだ』『グランドが痛むだけだから止めて欲しい』という主旨の投書をした。
 
 そしたら3~4日後に自宅に電話が掛かってきた。相手の主は、なんと!読売新聞のアメフト担当記者だった。いつも署名入りの記事を書いてた人で『K』という人物だ。投書に書いた住所・氏名から探り当てて電話番号を調べたとの事。ご苦労なことだ。
 
 「K」曰く『せっかく暖かく見守り、育んでいこうとしている時に、あのような投書をされると困るんです。』だって!

 やった!効果があったのだと思うと嬉しかった。また当時はアメフトではなく『アメラグ』と呼ぶことが多かったのだが、それについても『アメラグというのは日本独特の呼び方で新聞に書くときは、アメリカンフットボールと書くと長いので、本来のフットボールと明記する事にしている』それならアメフトの方が短くて良いじゃないかと普通の人は思うのだが、「K」は、フットボールの言葉を絶対に譲ろうとしない。この傲慢さと独善性に、まず呆れてしまい言葉が出なかった。

 最後に、アメフトのどこがつまらないのか教えてくれませんか?。といわれたので、先ほどの理由に加えて、機械的過ぎるのと、分業制で自由が少ないと正論を言ってやったところ、『それはですね、各ポジションに専門的な人材がいるので---』と説明を始めてきたのにも閉口。
 
 これら一連のやり取りで、ますますアメフトが大嫌いになったのは言うまでもない。読売新聞社に、まだ「K」がいるかどうか不明だ。おそらく定年退職したか、残っていても嘱託で決定権がないだろう。

 将来、サッカーで、まさか本格的なプロリーグが出来て、日本でW杯が開催されるような世の中になるとは夢にも思わなかっただろう。当時サッカーは暗黒の時代だったのに対して、アメフトは上り調子でブームが起きつつあった頃だった。
 
 若い人たちには信じられないだろうが、アメリカで流行っているものならば、ほとんど無批判で受け入れられブームを起こせた完全な狂気の価値観が、この国と民族を支配していたのだが、そのような狂った価値観を支え、中心となったのが、団塊の世代と言われた連中だ。
 もうすぐアメリカナイズされた彼らは社会の第一線から退く。
 今、完全に形勢が逆転したこの時にだ。

 また当時は、将来、インターネットが普及し、HPやブログなんて物が出来て、個人でも情報発信できるようになるとも全く考えつかなかった時代だった。
 もしも、「アメフト不要論」とでもいえるHPかブログがあり、あの『ベースボール不要論』に匹敵する程の素晴らしい内容だったら、まさに感動物である。
 
 
 








日本代表よりも、イベントのスポンサー優先

 日本代表の対ボスニア戦メンバーには、2月25日に行われるゼロックススーパーサッカーで対戦する、ガンバ大阪と浦和レッズに所属する選手は選出されない方向のようです。

 呆れました!!!
昨年の東欧遠征も『オールスター』に出場する選手を除いたメンバーで行い、MF陣とDF陣の連係の悪さを浮き彫りにさせたばかりだというのに、またもや同じ事の繰り返しとなる可能性が強い。

 東欧に続き今回と、この二度の遠征は欧州組みも召集して戦える数少ないゲームとして重要なものであったはずだ。
 今回、遠征に参加しないのは、ガンバの『宮本』『加地』レッズの『三都主』『坪井』、いずれもDFの選手達だ。
 ジーコは昨年『今後は、メンバーの入れ替えを少なくして固定して戦いたい』というような主旨の発言をしているのだから、協会としても、ここは代表優先を貫くべきではないか。
 
 リーグ開幕の1週間前にゼロックスサッカーを行うという日程の変更が出来なかった。(最初から動かすつもりもなかったのかもしれないが)オールスターもゼロックスも、スポンサー企業の顔色を伺い、利益を優先させたという事だ。
 
 この事に関しては、スポンサー企業も多額の出資をしているし、プロなのだから、このようなイベントを優先するのは当然という意見が出てくるだろうし、そのような考え方も間違ってはいない。スポンサー企業にしてみれば、代表選手が参加してくれた方が盛り上がり、マスコミの注目も集まるから、譲れないという気持ちが強い。

 しかし、今年は4年に1回のW杯本大会の年であり、その為の準備期間も消化できるゲームも限られているのだから、今回は調整するべきではないだろうか。興行よりも代表強化のほうを優先するべきだ。例えば、今年に限り中止にするとか、時期を変更する。あるいは代表選手抜きで開催するという方法もあっただろう。

 あるいは、ジーコがW杯で不振に終わった場合の格好の言い訳を用意させてあげたつもりなのだろうか?
 『主力選手が国内のイベントやクラブの都合を優先するのを協会が認めたために、思うような強化が出来なかった』と言われてしまい、監督の責任ではなく、協会とJクラブに責任があると責任転嫁をされて、世間一般に評価が定着してもいいのだろうか。
 

  




ホリエモンと野球マスコミ

 ライブドア社長ホリエモンを含む4名が逮捕されました。

 テレビ各局のニュースや特別番組を、次々はしごしながら観てますが、本当にマスコミ各社の豹変振りには驚くばかり。と言いたいところだが実際は大笑い、時代の寵児として奉り上げておきながら、今度は、犯罪者として悪人扱いして批判する報道を、酒を飲みながら楽しんでます。
 
 マスコミ各社、ホリエモンが一昨年、近鉄球団の買収&プロ野球界への参入に名乗りをあげた際に、好意的な報道を行った事への反省など全くなし。
 野球人気の低迷により、赤字経営に耐え切れず、球団経営から撤退する企業が出てきたのだから、新規参入する企業に対しては、経営状態の実態など調査して判断するべきだと思うのだが、そんなことなど考慮せずに諸手を上げて支持、絶賛して、10チームか8チームに縮小して一リーグ制にしようという「正論」を、間違っていると狂気のキャンペーンを張って若者達を扇動した責任は大きい。

 楽天が新規参入して仙台を本拠地にすると決まった時に、地元の仙台のファンの間では、ホリエモンに来て欲しかったと希望した人が大勢居たとされている。
 しかし、このような事態になってみれば、ライブドア・ホリエモンをプロ野球界に参入させなくて本当に良かったと思ってる人のほうが圧倒的に多いはず。

 ホリエモンの狂信的な支持者と観られても仕方が無い『玉木大先生』など、『金儲けよりも野球の方が面白い事にきずいたかも』などトンチンカンな事を言ってるようだが、一刻も早くメディアに出演する機会があったら「正体を見抜けなかった」とか「一生の不覚だった」とか表明して、素直に失態を認めるべきではなかろうか。
 
 ホリエモンにとっては、自社株の時価総額を上げる事が大切であって、自分自身が広告塔として先頭に立っていただけ。近鉄球団買収・プロ野球界参入も、その為の手段に過ぎなかった可能性が極めて強いと言わざるを得ない。それならば、『野球のほうが面白い事に気づく』どころか、赤字経営で自社の株価に悪影響を及ぼすと判断したら、さっさと手放すだろう。
 
 いいですか! ライブドアが上場してからは、株主に対して『無配当』を続けてるんですよ。その一方では他社の株を買って粉飾決算していたのだから、そのような事を行った人物が、プロ野球チームのオーナーになれば、地域密着・サポーター・野球ファンの事など真剣に考えると言われても、信じろという方が無理というものだ。

 野球が大好きなスポーツライターの皆さん、2リーグ制・12球団維持とか、全国各地にチームを作ろうなんて提案する前に、斜陽産業らしく規模を縮小して生き延びる事を考えるべきでしょう。

 

横浜FC・監督補佐・カズの役割とは何か

横浜FCの三浦カズが、今シーズンから監督補佐という役割を任されるようになったが、この人事は適切と判断する。

昨年、カズが神戸から横浜FCへ移籍した際には、すでにピークを過ぎた選手であり、客寄せの為に獲得したとしても、その効果は、あくまでも一時的なものという受け止め方をしていた。その上、昨シーズン途中でシドニーFCへ貸し出されるに至っては、クラブのフロントは何を考えているのかと疑問を感じたのだが、やっと、理想的な役割を果たす立場に配置したといえよう。
 
 だが、それはクラブのJ1昇格の為とか、選手兼任で1シーズンフルに頑張って欲しいとか、コーチに近い立場で周囲の若手に高いテクニックのお手本を見せて、手取り足取り教える事が堂々と出来るようになったという意味ではない。
 
 もっと重要な役割があると考えるべきだ。
それは日本リーグからJリーグ誕生初期の段階の『鹿島アントラーズ』創世記の当時において、ジーコが果たした役割に近いような存在と役割を求められているとは考えられないだろうか。
 伝えられるとおり、監督を超えて、直接フロントに対して選手やクラブに関する意見を伝えられる立場といえば、これはもう半分GMのような権限を与えられたと見てよいのではないか。
 
 カズが、ブラジル時代から読売クラブ→本格的なプロリーグ発足・不遇な時代も含めた、その後の3回の海外のクラブでの体験の中で得たもの。しかもそれは、サッカー選手としての体験だけではなく、一人の人間として、また日本人という立場での貴重な物である。
 
 プロ選手とはどうあるべきか。クラブと選手の関係・マスコミへの選手とクラブの接し方など後輩に伝えたい事は多いだろうし、クラブの運営方針や地域やサポーターとの関係など、成功や失敗の両方の色々な例を『講義』や『メディアからの伝聞』ではなく実際に見て体験しているのが強みだ。
カズは日本サッカー界の貴重な財産ともいえる存在なのだ。

 鹿島で果たしたジーコほどの大きな事は出来ないかも知れないし銅像が建つかは不明だが、まだ基礎が固まっていないJ2の横浜FCでは、将来の一流クラブを目指した基礎作りを任されたと思えば、クラブ内での高額年俸と優遇の意味するものが見えてくる。

 横浜FCとカズの関係で言えば、引退したらクラブと個人の成績以外は、ほとんど何も残らず過去の栄光を食いつぶすだけのようなクラブであってはならないし、カズが単にOBとして顔を利かすだけの存在で終わってはいけない。
 
 カズならば、引退後は監督でも評論家でも、おそらく引く手あまただろうが、今回の監督補佐という役割は、GMとしての才能がどれだけあるかの見極めにもなる。

 そういう視点で見れば、今シーズンのカズは、ピッチでのプレーだけでなく、ピッチの外での発言や行動にも注目したら面白いだろう。
 その発言は、他のクラブのように存在感の大きいベテラン選手が、フロントやチームメートへの不満や愚痴をマスコミに公言するのとは違った重みのある提言となると思っても良いくらいだ。

ホリエモンを絶賛したスポーツライター

 ライブドア、そしてホリエモンが大変なことをしてくれた。(中には、めでたい、愉快だと思ってる人も大勢居るはず)私が興味深く、また楽しく拝見しているのが、マスコミやコメンテーターで、かってホリエモンを支持し好意的に報道してきた連中が手のひらを返して批判・攻撃している様子だ。
 日頃、大衆操作を企み、扇動・啓蒙するような事をやってる連中の、無節操で羞恥心の無い姿を充分に観察できるから愉快でたまらない。
 
 スポーツマスコミも全く関係ないかというとそうじゃない。ホリエモンが全面に出て主役となった、昨年の近鉄球団買収騒動と、それに続くプロ野球界参入の件の頃を振り返ってみよう
 瀕死の状態のプロ野球の救世主のように扱い、狂喜、絶賛の嵐で大歓迎した連中の事を思い出そう。
 
 ホリエモンのような人物、ライブドアのような会社を見たら、普通に人生経験を積み、社会人として生活してきた者の眼で見ると、はっきり言って『ウサン臭い』 『これは怪しい』と警戒するものだが、エリートとか勝ち組みといった評価の前に、冷静な判断が出来なくなってしまったのかも知れないが、誉めたてた連中をあちこちで見ることが出来たはずだ。

 その代表格が、最近はあまり御目にしないが、スポーツライター(世間ではそう呼ばれているらしい。私には理解できないけど) として活躍した『玉木大先生』である。確か、こんなことを言っていた。

『ライブドアの近鉄球団買収を認めよ』
『全てのプロ野球ファンはナベツネ・ツツミの阿呆連合を拒否して、堀江社長の新路線を支持しよう』

 いやはや凄い事を言ってたもんだ。もしホリエモンが、近鉄のオーナーになったり、「楽天・三木谷社長」に競り勝ってたら凄く楽しい嬉しい大笑い、じゃなくてトンでもない大騒動に発展してただろう。なにしろ粉飾決算の疑いの濃厚な会社がプロ野球の球団のオーナーになってたんだから。
 ホリエモンの参入を拒否した「ナベツネ・ツツミの阿呆連合」の判断が正しかったという事じゃないか。

 反ナベツネ・反読売の度が過ぎるのも考え物だ。冷静さを逸して、大衆を扇動するアジテーターのようになってしまってる。このような人物を、スポーツライターとして評価したり、メディアに登場させること自体に問題があるように思う。
 例えば、まだ人生経験が少なく世間をよく知らない若者ならば、ホリエモンを自分達の代弁者、目標とする人物として評価するのは止むを得ない部分がある。
 しかし、玉木大先生のような影響力のある立場の人が、安易に狂喜絶賛したのは、批判されても当然とはいえないか。

 これは実はサッカー界も近い将来に関係があるかも知れない。6月のW杯で惨敗したら、あるいは川淵会長が失脚するような事件があったら、マスコミもライターも、ジーコや川淵会長の、今は公表できないスキャンダルや裏話を次々出して攻撃する可能性がある。それは今後の注目点として頭の片隅に入れておいた方が良い。






 

ボスニア・ヘルツェゴビナに決定

 サウジアラビアとの対戦が予定されていたが変更を余儀なくされ、穴が空いていた3月1日の国際親善試合の相手が「ボスニア・ヘルツェゴビナ」に決まったが、これは悪いことではない。むしろ良かったと思う。

 この問題の結論を先に言ってしまえば、日本協会はサウジに最初から最後まで、なめられっぱなしで振り回された。しかも、AFCも都合よく動かせるだけの影響力をサウジは持っていたという事だ。
 日本協会の文書による抗議や質問など全く無視されてしまい面子丸つぶれの格好である。AFCの決定を受け、3月1日にアジアカップ予選のアウェィのサウジ戦を日程に組み込んでいた日本側は、まさに「正直者がバカを見る」を地でいった展開となってしまった。

 非常に不愉快だが、これが、アジアのサッカー界・AFCの現状と受け止めておいたほうが良い。
これを教訓として今後は二段構えの体制をとって、不測の事態が起きても余裕をもって対処できるようにしよう。

 アジアカップ予選の組み合わせを見れば、日本の本大会進出は確実で、サウジと1位通過をかけて争うという展開になると予想される。問題とすべきは、この3月1日のゲームの位置付けなのだ。W杯の為の準備試合ならば、果たしてサウジは適当な相手だろうか?私はそうは思わない。
 
 W杯でグループリーグ勝ち抜きの為には、オーストラリアとクロアチア対策が重要なのだから、準備試合のマッチメークもそれを前提にするべきだが、チームスタイルが異なるサウジと対戦した所で得るものは無い。
 完成されたチーム作りを目指す為の国際試合ならば、サウジよりもドイツ国内で対戦した方が欧州組の移動~コンディション調整にとってもプラスだし、公式戦で中東勢と対戦して負傷でも負わせられたらと考えると、サウジとの対戦は避けたほうが懸命ではなかろうか。

 そして、これは大変に重要な点なのだが、W杯終了の7月でジーコは契約満了で退任する。

 以後の代表チームは新監督の下で、アジアカップ3連覇と、2010年南アフリカW杯出場権獲得を目標として活動する事になる。それならば、3月1日にアウェイのサウジ戦を消化するよりも、2010年をにらんで『23歳以下の若手』を何人も選出した新しいチームで、9月1日に対戦した方が良い経験となる。

 なぜならば、ここで経験を積む事で、2010年のW杯アジア最終予選で、代表決定をかけてサウジとアウエーで対戦するような展開になったとしても慌てずに済むのだ。

 以上のように考えれば、今回の日程の変更絡みの不愉快な騒動も「災い転じて福となす」よう解釈すれば必ずしも悪い結末ではないのが判る。



サッカー新聞 エルゴラッソ

 昨日17日は『サロン2002』の月例会が開かれ、エルゴラッソ役員・日本サポーター協会理事長の浅野さんによる『サッカー新聞の出来るまで、エルゴラッソから見えること』というテーマでディスカッションが行われました。
 
 詳細は、サロン2002のHP(リンク集から入ってください)に、後日アップされるので、そちらを参照していただくとして、浅野さんの話から興味深かった、いくつかの点に触れてみたい。
 
 一番、興味深かったのが流通がらみの問題で、印刷から配達までの流通経路や販売価格、等、業界の横並び体質や相互依存と協力関係が築かれており、その中でサッカー専門の新聞という異質の媒体が受け入れられるまでの過程での苦労と努力であった。
 既存勢力が既得権を主張し維持する中で、新興勢力が業界に足がかりを作る為に、どこまで妥協するか、せざるを得ないか、また利用できるか、など今後、何か始めたいと考えている人には参考になると思われた。
 
 また、スポーツ紙や専門誌の販売部数にも影響を与え始めている事である。業界全体で部数減で「右肩下がり」の傾向が強い中で、エルゴラッソが、何故、部数増の「右肩上がり」という発展を示しているのだろうか。
 
 これは現在のマスコミ各社とサッカージャーナリスト(フリーライターも含む)は、読者の主体をなすサポーター達が新聞や雑誌に何を求めているのかという事を真摯に受け止めるべき時期を迎えようとしている事を意味する。
 現在のような紙面作り、記事の取り上げ方、表現方法などを見直す機運が高まっていると自覚する必要があるといえよう。
 
 参加者の中には、編集やスタッフの事に興味がある人もいたようだが、それは、サッカー新聞という、今までなじみの薄かった媒体への興味と思われる。

 今後、更に全国展開を計る予定とされているが、スポーツ紙や雑誌はもちろん、専門誌にとっても相当な脅威の存在になるのは確実である。
 インターネットが普及した結果、駅のキヨスクでスポーツ紙を買う必要が無くなった。
 毎週4回、サッカー専門誌を買い続けるよりも「エルゴラッソ」を定期購読した方が安上がり。
 ましてや、専門誌ではない一般の雑誌など、現状のサッカーの扱い方では、存在価値が無いのだから。
 今後、新聞・雑誌・専門誌が、読者ニーズに応えてどう対応していくのか注視したい。

今回から文体を変えることにしました。「ですます調」って書いてて疲れるのでご容赦。

 
 

田村修一さんのW杯講座

 昨日(16日・月曜)は、皆さん、ご存知のサッカーアナリスト・田村修一さんが、某カフェにおいて主催する「茶話会」に参加してきました。(遊んできたというべきか?)
 
 茶話会の内容ですが、「ワールドカップ講座」と題して『優勝候補と注目のチーム・選手』というテーマで、田村さんが持論を話されて、その後、参加者を交えて雑談という展開です。今回が第1回・全4回開催予定との事です。

 田村さんとは久しぶりにお会いしました。確か、この前あったのは、私が主催した『神田サッカーステーション』にゲストとして登場していただいた時以来なので約4年半ぶりくらいですか。
 相変わらずの若々しさで、多種多様な参加者と、ざっくばらんに受け答えする姿は好感を与えてくれます。

 優勝候補の予想に関しては、おおむね予想通りの展開となりましたが、田村さんといえば、やはりフランス関係の話題では第一任者にふさわしい分析と内部情報を提供してくれるというのが売り物です。今回のフランスは期待薄との事。
 
 W杯が近づくに連れて、あちこちで色んなイベントやトークショーなどが開かれると思いますが、皆さんも時間と興味があれば、顔を出して見るのが良いかと思います。
 そこから色々な出会いと親交が生まれ、サッカー仲間の横の繋がりが出来ます。

 時には、メディアには公表されていない情報や、こぼれ話なども聞く事が出来ますから、特にまだサッカーを見始めて観戦経験が少なく、よくルールも判ってないというサポーターなど、結構得るものが多いですから参加しましょう。周囲の話を聞いているだけでも勉強になりますよ。
 

浦和レッズ第一期黄金時代の到来

 フェイエノールトに所属していた小野伸二が、今シーズン、浦和レッズに復帰することが正式決定しました。

 レッズサポーターにとっては願っても無い朗報かと思います。元旦の天皇杯優勝に続き、トレードで有力選手の獲得と、めでたいニュースの連続の極め付きが今回の小野復帰です。

 冷静に考えた場合、これはレッズと日本サッカー界にとっては大きなメリットがありますが、小野にとってはデメリットの方が大きく、長いサッカー人生の中では、少し骨休めという時期にあたるのではないでしょうか。

 今シーズンのレッズは、現在のメンバーに加えて、W杯終了後には、サントスに代わるA代表のレギュラー候補『相馬』・CFに『ワシントン』・控えに『黒部』と、攻撃陣と左サイドが充実します。
 ここに小野が加入する事で、長谷部・田中達也・赤星・といった若手にとって素晴らしい経験となるのは確実で、小野やワシントンのワールドクラスのプレーと感覚を吸収できるのは、成長過程にある彼らのプレーの質を高める効果があり、これは他のクラブにとっては相当な脅威になります。

 しかも、このレッズと対戦する事によって、J各クラブの守備の対応力もアップするという相乗効果が期待できます。一人、優秀な選手が加わる事で、リーグ全体が恩恵をこうむると考えてください。

 弱点を探せば、DFの層が薄い事で、坪井・トゥーリオ以外の日本人のレベルが少し低いので、レギュラーと同じ能力の持ち主が、あと一人欲しいところです。

 小野にとっては、自分よりもレベルの低い選手の中でプレーする事で、パフォーマンスが低くても通用してしまうというのが難点です。周囲に自分の良さを吸い取られてしまうわけですが、それを逆手にとり、攻撃を仕切って王様になる道を進んで行くべきです。

 今、26歳、これから円熟期を迎える、その準備のような段階にあたると考えればよく、2~3年後でも欧州を目指す場合、移籍先ではベテランとして仕切る立場になった時に、レッズでの経験が生きてくるはずです。

 今シーズン、三菱重工時代を除き、Jリーグ・浦和レッズになってから、いよいよ第1期黄金時代を迎える年になるでしょう。熱狂的なサポーター集団と地域に支えられ、レッズランドの創設・充実したメンバーと、条件は整えつつあるのですから、ゲームでは貪欲にゴールを、そして勝利を目指してシーズンを通して良いパフォーマンスを見せてくれる事を期待してます。

 他のクラブの標的となり集中砲火されて打ち破れたり、大きな期待のプレッシャーに押しつぶされず、結果を出せば歴史を作る事は可能と思います。


 

平山を日本代表に入れよう

 オランダリーグのヘラクレスでプレーしている『平山』が、対ウィルムⅡ戦でゴールを上げて3戦連続ゴールの記録を達成しました。

 さて、これでもジーコは平山を代表メンバーに選ばないのでしょうか。昨年8月に、平山が筑波大を休学してオランダのプロクラブ入りという選択をした際に、日本代表入りの可能性を問われたジーコは「FWは相当長い待ちの列があるから」と言って、全く問題外という意思表示をしました。
 
 現在の代表のFW陣と平山の間にあるはずの『長い待ちの列』という物が私には全然見えません。誰か見えた方は居ますか?一体、どうしたら見えるようになるのでしょう?

 確かに筑波大に入学した1年目の平山は精彩を欠き、疲労の蓄積から来るスランプとも思われた時期もありましたが、あれだけ注目される中で過密スケジュールをこなしていたら、疲れないほうがおかしい。中学から高校へ、高校から大学へ、という過程で環境が変わると精神的に疲労が溜まってコンディションを崩すのはよくある事です。

 ですが、今の平山は、オランダでFWに求められる「ゴール」という実績を上げているのですから、代表に呼ばない理由はありません。決定力不足に悩まされている代表にとって最も必要とされる選手と評価されるべきでしょう。もし平山よりも実績の無い選手が選ばれたら、これはもう、スキャンダルと言っても良いのではないでしょうか。
 
 2010年の南ア大会に備えて経験を積ませる為にも将来性のある若者を数人、本大会に連れて行くのは多くの国でやっている事です。 

 平山を代表に入れないジーコの真意は計りかねますが、自分のチーム構想に合わないからとか、好みのタイプの選手じゃないから等、納得のいくような発言をしてもらいたい。代表の戦術・選手選考と起用は監督が責任を持って決めることなんですから、堂々と理由を言うべきです。

 ジーコの言う『相当長い待ちの列』があるならば、平山よりも前に並んでいる選手には誰が居るのか、皆さん、知りたいと思いませんか?


 

三木谷社長錯乱?

 ヴィッセル神戸の最大スポンサーである、楽天の三木谷社長が何をとち狂ったか、Jリーグの外人選手の出場枠を撤廃せよと発言したそうです。
 
 ちょっと勘弁してくださいよ。3人で充分じゃないですか。いったい、何を根拠に提案しているのでしょうか?各クラブのサポーターが、外人中心のチーム同士の対戦でも喜ぶと本気で思っているのでしょうか。格闘技を例にあげたそうですが、あれは個人競技で基本的には興行ですが、サッカーは団体競技でスポーツ文化の構築という役割がある。はっきり言って違う世界なんです。
 
 この発言を、サッカーの世界を知らない金持ちオーナーの無知で我がままな発言として、軽く受け流す事も出来ますが、まるで興行師のような発想に基づいた発言です。
 
 外国人選手の枠を撤廃するのは日本代表の強化や選手育成には貢献しないばかりか、将来的には衰退につながります。そんなことは既に判っている事で、とうの昔に議論されて決着済みの案件ですから、いまさら取り上げる必要は無いのですが、問題とするべきは次のことです。
 
 このような考え方をするオーナーの参入を許してしまった。Jリーグの世界に入ったのに、サッカー界の方向性や、地域密着とかホームタウンの意味が理解できていないと思われる人物がクラブの運営に関わり大きな影響力を持っている事です。
 
 三木谷社長に、誰かサッカー界の幹部がレクチャーしないと、今後、更なる騒動を引き起こす可能性があります。
 オーナーになってしまう。サッカー界の幹部と何らかの形で意気投合するとか、友好関係を結ぶような関係になれば、Jリーグの理念とか、100年構想なんかと関係なく、それなりの地位や立場・発言力を得る事が出来ると思われてもしかたありません。
 
 別の機会に書きますが、ジャーナリズム関係では、既得権がらみで由々しき問題があるじゃないですか。(世間一般に公に出来るか難しいですが)

 このような発言に接すると、Jリーグが、ある種の特権階級というか、特別会員制クラブのような、優越感に浸った仲間意識のような物が働いてるように感じます。大きな疑問を感じざるをえません。どうしてこのような人物の参入を許したのですか?

 各クラブのオーナーには、本当にサッカーを愛してスポーツ文化を担うという意識を持った人物がなってほしいと思います。



今年の移籍動向

 天皇杯も終わり、いよいよ来シーズンへ向けて各クラブ間での選手の移動が始まりました。
いや~今年は面白い、愉快だ!
 各クラブの草刈場と化した、レイソルとヴェルディのサポーターの皆さんは大変気の毒だと思いますが、第三者の立場からみてると本当に面白いです。

 両クラブの主力選手達が、J2降格の責任や屈辱など、どこ吹く風で、さっさと誘ってくれるJ1のクラブへ、我も我もと流れるように動く姿は実に爽快。まるで沈んでいく船から先を争って逃げ出すような光景に見えてしかたありません。
 勝手、降格したクラブから選手が、ここまで露骨に離れていった事例はあったでしょうか?
 
 昨シーズン、雨にも負けず、風にも負けず、他のクラブのサポーターから、笑われ、馬鹿にされ、罵られながらも一生懸命サポートした熱心なサポーターの皆さんには本当に同情します。

 去っていった選手を、「薄情者」「人でなし」と罵倒したいかもしれませんが、ここは我慢してください。次のように考えたらどうでしょうか?人生勉強の場だと思いましょう。このような時に、人間の本当の姿が見えるんです。
 『そんなにJ1でやりたいならば、なんでもっと頑張らなかったんだよ!』と思うはず。離れていった選手達は、結局、自分の生活や名声を大切にしたかったんでしょう。
 
 でも、プロサッカーの選手として生計を立てているのですから、より良い条件の所、自分を高く評価してくれる所を求めて移動するのは、これはプロとしては当然の行為です。
 だけど、ここまで露骨な形で離れていったら、普通の神経の持ち主ならば、たとえ、行った先で失敗しても、もう戻ってはこれないでしょうね。

 というわけで、今年の移籍の傾向は、主力クラスの選手の移動が目立ちますが、これは良いことだと思います。衰えて、もう戦力として計算出来ない為に、お払い箱になったロートル選手やプロとして芽が出ないと判断された選手ではなく、現役バリバリでレギュラークラスの選手がこんなに大量に移動したら、2006シーズンの戦力・タイトル争いに大きく影響してくるでしょうから、Jリーグの開幕が待ち遠しくなりました。







野洲高校優勝・技術の勝利

 第84回高校選手権大会・野洲高校の優勝を歓迎します。
日本サッカーのユースのレベルを一段上げましたね。
 
 今日は国立競技場へ行ってきました。ゲーム全体が見渡せるように聖火台の下で観戦したのですが、なかなか見応えのある好ゲームでした。野洲と鹿実というスタイルの違う対照的なチーム同士の対戦でしたが、このようなカードで両チームが持ち味を発揮すると良いゲームになるという事を覚えて置いて今後の観戦の目安にしてください。

 野洲は技術のチームでパスを繋ぐサッカー・そして冷静さも注目されてました。対する鹿実は、今までと同じイメージのサッカーで、この異質のチーム同士の対戦、それも決勝戦で野洲が勝った事の意義は大きなものがあります。
 過去の例で行くと、技術のチームがせり負けてしまい、理想と現実は違う。やっぱり勝つためには泥臭い方が良いんだみたいな傾向になりがちでした。
 
 単に、テクニックがある。ボール扱いが上手い。パスを繋げるというチームは過去にもありました。では野洲の凄さは何かといえば、持ち味のパスを繋ぐ際の『状況判断の速さと適切さ・個人戦術の理解度の高さ』です。
 
 パスを出すコースが何本かある際に、一番、良い場所を選択している。それも瞬時に判断しています。相手にとっていやな場所は・そして得点するためには、相手DFを混乱させるためには、どこへ出せば良いのかという判断が良いわけです。更に、ここは無理をしないで回せばよいとか、一気にカウンターアタックを狙っていくのが良いか、等の判断も素晴らしいです。その典型的な例が決勝点となった攻めです。
 
 ユースのレベルを一段上げたというのは、相手のプレッシャーを受けた中で、それをチーム全体で普通にやってしまった事を指してます。

 何故、そのようなサッカーが出来るのか?選手が育ったのか?要は技術を大切にする指導理念を持った指導者の存在が大きかった。それと面白かったのがゲーム形式の練習に時間を費やしたことも注目したい。あの判断力と冷静な態度は、おそらく、ミニゲームのような練習パターンの中から育まれたものでしょう。一昔前の「ミニサッカー」や「室内サッカー」などで育った選手やチーム・
たとえば昔の札幌大等がそうでした。
 
 しかも周りが見える・視野が広いのも大きな特徴で、テクニックがあるが視野が狭くて細かいエリアだけでプレーするという選手が多い中で、よくあれだけピッチ全体を見渡せるように育てたと感心します。

 また、ボールを持ってキープする、相手を抜く時の身のこなしが日本人離れしてます。上半身の動きが鋭角的で素早い。ユースレベルでこれだけボディシェイプに近い動きが出来るようになったのは素晴らしい事です。しかも姿勢が良い。背筋を伸ばして、顔を上げ前を向いてプレーするよう心がけているようです。どちらかというと、ブラジルよりもアルゼンチンみたいですね。
 
 一対一の強さ・球際の強さも印象的でした。激しいボディコンタクトにも少しも怯みませんでした。姿勢の良さに、高いテクニックとも合わせて考えれば、ボディバランスが良いわけで、フィジカルトレーニングもそこそこにはやってるんじゃないでしょうか?

 ユースレベルの選手育成で、国見や鹿実よりも野洲のサッカーを今後の目標にしていけば、実力でW杯ベスト8を狙えるのも夢ではないと思います。




高校選手権の在り方

 高校選手権も準決勝が終わり、残すは決勝戦だけとなりました。
 今日は忙しくて会場に行けずテレビ観戦。ちょっと気になる発言がありました。

 鹿実の監督が『プロを見るような厳しい眼で見ないでほしい』と言ってたそうですが、これは疑問を感じます。それと日本テレビのアナウンサーが『ひたむきな姿と、さわやかさ』を強調した発言を盛んにしていたことです。そういえば、今大会、読売新聞や日本テレビは、JリーガーはJクラブよりも高校サッカー部出身者が多いとか、選手権大会の存在価値を高めようといったような趣旨の報道をしてます。
 
 この大会は高校日本一を決める大会ですが、実はUー18のトーナメント大会です。日本協会の登録制度では『高校』になってません。身分別ではなく年齢別登録制で、ユースのカテゴリーです。そして世界大会もあります。その大会には各国からプロ契約、もしくは実質プロのような能力や待遇の選手が多数参加してます。
 海外では18歳でトップチームのレギュラーになって活躍したり、フル代表入りしてる者も居るのです。この大会に出場している有能な選手達は、これからそういった相手と国際試合で戦う運命が待っているんです。

  大会プログラム108ページには、暁星高校監督の林先生のインタビュー記事が掲載されてますが、題名が『主役は選手・目指すは世界』となってます。世界を目指す以上は、やはり厳しい眼で観られるのは覚悟するべきですし、ユース年代の強化育成が、その後のフル代表の行く末に大きな影響を与えるとされてます。

 この大会を踏み台にして、U-17・U-20の世界選手権・Jリーガー・A代表・W杯への道とつながるならば、やはり、世界やプロを意識した面があってしかるべきです。『世界を目指さないならば』国内でどこが勝った負けたとか、こんな感動するシーンがありましたという具合に盛り上がるだけで良いんですが、そうじゃないでしょう。
 
 また『ひたむきな姿やさわやかさ』は大切ですが、これは一歩使い方と解釈を間違えると大問題になります。よく使われるケースとして、プロ野球と甲子園の高校野球との比較でメディアが盛んに使います。
 それをサッカーの世界にも応用するのは絶対に止めてもらいたい。Jリーグもフル代表も、世界各国の代表やクラブも一部の例外はあるでしょうが、ひたむきな姿やさわやかさが無いとは思いません。

 高校生のスポーツを売り込む、盛り上げるために、『ひたむきさ・さわやかさ』を前面に出すのはもう止めませんか。高校生のひたむきな姿やさわやかさならば、音楽や文化活動・ボランティア活動にだって見る事が出来ます。

 一説によれば、日本テレビが親会社の『東京ヴェルディ』が何年もJ2のままでJ1に昇格出来ない場合、運営から撤退する可能性があるとも噂されてます。
 またここ数年の傾向として、高校選手権の価値が薄れて、興味と関心が低下している。
しかも将来的には、日本協会は、Jユースやクラブユースも参加する『高円宮杯』をメインの大会にする方向にありますし、各地でユース年代のリーグ戦もスタートしてます。

 もし、日本テレビが高校選手権の存在価値を高めて生き残らせ、Jリーグや高円宮杯と対比させるために『ひたむきさとか、さわやかさ』を売り物にして前面に出す方針ならば、それは間違っていると言わざるをえません。




強調文強調文強調文

大阪朝鮮高校

 昨日は市原臨海競技場へ行き、高校選手権準々決勝を観てきました。
 いや~寒かったですよ~。重装備してなかったら風邪を引いちゃいます。
 目的は大阪朝鮮高校を見るためです。
 
 まず最初に一言、文句を言いたい。
スタメン発表の場内アナウンスの時に、大会テーマ曲を流しっぱなし、おまけにアナウンスの音が小さくて、最初に発表した大阪朝鮮高校のスタメンが聞き取れなかった。野洲高校の時の発表の途中で、やっとテーマ局を止めてアナウンスの音を大きくしたので普通に聞けるようになったが、何を考えてるのか?
テーマ曲よりもスタメン発表の方が大事です。
 主役は選手達なんですよ。わかってますか?日本テレビさん!!!

 私はメインスタンド最上段の中央・通路側に座っていた(つまり壁の後ろが大会役員&放送席で、階段を関係者が昇り降りしてる)ので、よっぽど乗り込んでいって『朝鮮高校のメンバーを再度アナウンスしろ!』と言ってやろうかと思った。次からは実行しますのでよろしく。

 さて大阪朝鮮高校ですが、精一杯良く頑張ったと思います。
特徴といえば、技術的・戦術的な事よりも、サッカーに対して真面目でひたむきな姿勢を強く感じます。これは大切なことで、上手いとか下手とかいう以前に、見ている人に一生懸命やっているのが判り好感を与えます。
 
 戦い方は、システムを4-4-2から4-4-1-1へと流動的に進め、スリーラインが安定しておりDFラインは高め。
 
 右サイドの⑧「キム・テリョン」⑥「キム・テホン」⑤「キム・ユサ」の3人の連携は非常に良く、これにCFの24「チョウ・ヨンジ」が流れて来て絡む攻めは威力がある。このゲームのチャンスは、ほとんど右サイドからの攻めであり、得点も右から崩したものです。ですから、右サイドからの攻めの組み立ては、このチームの生命線で、ここを抑えられたら苦しくなりそう。

全体の特徴として以下のような点が上げられます。

1・豊富なスタミナとフィジカルの強さ
2・前には強いが裏を取られると弱いDF
3・勢いに乗ったときには畳み掛けて攻め込んでくる
4・守備での一対一が強い分だけ、せり負けると一気にピンチになる
5・相手のミスを見逃さない・こぼれ球を拾ってからのチャンスが多い。
6・非常に勝負強い・
7・意外と球際が強くない。

7の項目を除いては代表チームとほとんど同じ特徴をもっているのが判ります。

 それと、かなり完成されたチームだなという印象を持ちました。その分、選手個々の成長よりもチームとして勝つ事に重点を置いた育成をしたのではないでしょうか。

個人としては、④「アン・テソン」のキャプテンシーの高さ・読みの鋭さ・忠実なカバーリングが目に付きました。それとCFの24は、まだ伸びシロがありそうなので大化けするかどうか。19の「リャン・ジョンソン」は、トップ下に居るよりも、後半右サイドに回ったときの方が効いてましたね。

 それにしても凄い体力でしたね。ハッキリ言って驚きですよ。チェイシングを掛けたFWや、プレスを掛けようとするMF陣が、野洲のDFとボランチの球回しに、いい様に振り回されて、相当、体力を消耗したはずなのに最後まで運動量が落ちませんでした。普通は、あれだけ振り回されたらバテバテで疲労困憊、そしてじっくり料理されちゃうんですけどね。

 ともかくベスト8進出という歴史を作ったのですから、健闘を称えたいと思います。日本の高校がなかなか勝てなかった20年以上前に朝鮮高校の参加が認められていれば、と思うと残念でしょうが、これでまた新たな目標が出来たのですから、来年以降の楽しみが増えたわけです。


 

 

ACL改革に期待する

 日本協会の川淵会長がACL(アジアチャンピオンズリーグ)改革を検討するために、AFCが新設する委員会の委員長を引き受ける意向を明らかにしたと伝えられているのは、皆さんご存知と思います。
 これは日本だけでなくアジアサッカー界全体の繁栄のために良いことです。

 ACLの改革は早急に実施する必要があります。毎年開催される世界クラブ選手権に対応するため、またアジア全体のレベルアップを計るためにも、本格的なプロリーグを各国に発足させて、リーグシステムの整備に着手する事にAFCが乗り出したという事です。つまり構想の段階から実施の段階に入ったわけです。
 そのプロジェクトを推進するための適任者として、Jリーグを成功させた川淵会長が候補にあがったのでしょう。
 
 おそらくリーグシステムの方は、Jリーグをビジネスモデルとして、各国毎の国内事情も考慮に入れた方法をとるでしょうが、我々が最も関心があるのが、参加出場枠と予選を含めた大会形式と日程です。
 現在のような一カ国2チームというのではなく、過去の実績やレベル、そして大会を経るに連れて成績に基づいた割り当てをするようになるでしょう。その際には欧州をモデルにすれば良いわけで、すでに手本があるという事です。
 
 もし日本に3チームが割り当てられるようになれば、皆さんも思いつくでしょうが、リーグ・天皇杯・ナビスコ杯・この3大タイトルのチャンピオンクラブに出場資格を与えるのもひとつの考え方ですし、ナビスコよりもリーグの2位にも与えても良いという意見も出てくるでしょう。

 大会形式と日程は大問題で、特に予選のスケジュールを調整する必要があります。各国の国内リーグとのスケジュールの兼ね合いがありますから、組み分けが決定してから、もっと融通を利かせた設定と運営が行われなければいけません。
 昨年のような形式と日程では、日本や韓国のように国内のリーグが確立して軌道に乗っている国ほど不利になります。なぜなら、並行して行われる国内のリーグ戦とカップ戦を考慮して一シーズンの戦い方を計算しなければいけない国に対して、そうでない国は始めからACLに照準を合わせていれば良いのですから、おのずと結果は明らかです。

 改革が上手くいって、アジア主要国の年間スケジュールを共通のものに出来れば良いのですが、ちょっと現実的ではないので難しいでしょう。しかし、かなり近づけられるのは可能ですし、またそうしないと改革も実を結ばないと思います。欧州や南米に追いつき追い越す為には各国がバラバラに対応するよりも団結するべきでしょう。
 
 そういった事を話し合い調整する際に、各国の利害が絡みあうと予想されます。過去のアジアサッカー界の流れを振り帰れば、各国が自国や地域の権益に固執して必ずしも望ましい結果になったとは思えません。
 その時にサッカー後進国だった日本で成功させたという川淵会長の実績が説得力を持つようになるというわけです。リーグが成功して強い代表チームも出来て、サッカーを国民的な人気と支持を得るスポーツに成長させたという眼に見える実績は周囲を納得させるに十分と思います。
 


   




 強調文

天皇杯決勝

 浦和レッズ優勝おめでとう。

 私は、非常に残念なことに今回はスタジアムへいけませんでした。天皇杯決勝戦は第55回(1975年)大会から、全て直接スタジアムで観戦しており、観戦できなかったのは2回です。
なんと!それが第58回大会(三菱重工の優勝)と今回です。三菱には縁が無いのでしょうか?
 
 58回大会の時は、香港で開催された82スペインW杯・アジア地区一次予選の代表チーム応援で、まだサッカージャーナリストになる前の後藤健生さんと一緒に行っており観戦不可。今回は仕事の関係で無理は出来ず、観戦を断念せざるを得ませんでした。

 今日の決勝戦は好ゲームで皆さん、満足されたことと思います。その要因は清水の奮闘でしょう。消極的にならずに、アグレッシブなプレーで対抗した結果、チャンスの数も多く、ゲームの流れも掴んでたのですが、総合力で上回るレッズには及びませんでした。
 
 ゲーム内容を振りかえれば、キックオフから17分までは浦和ペースでしたが、その後、39分に失点するまで完全に清水がゲームを支配し、後半も、53分の山田がGKと一対一になった場面以外は、65分までは、ほぼ一方的にチャンスを得てましたから清水の勝利という結果になっても不思議じゃありませんでした。

 出来れば、守備を固めてカウンター狙いというスタイルの方が勝つ可能性は高かったと思います。このように正々堂々正面から立ち向かうというゲーム運びは、一見さわやかですが、総合力で上の相手には玉砕戦法に近いものがあります。
 善戦出来たのは、清水と浦和では戦術やスタイルが異なる事が大きい。それを知っていて攻めに出るのを選択したのならば、長谷川監督の采配は悪くはなかったと思います。
 
 たとえば、チームとしてのコンセプトはしっかりしており、二人の韓国人の能力を最大限に活かすための戦術が確立されてました。それは、長谷川監督のハーフタイムでの、両サイドを使う事とクサビのボールを入れるという指示と、それを実行できる選手達のプレーで明らかです。

 「チェ・テウク」の突破力と「チョ・ジェジン」の高さを非常に有効に使ってました。特にチョ・ジュジンは空中戦の強さだけでなく、クサビ役として十分な働きでしたし周囲を上手く使ってました。この選手は昨夏あたりからドンドン成長してますね。
 チェ・テウクは、左サイドから積極的にゴールを狙っていく姿勢が素晴らしい。相手のDFと一対一になったら、まず抜いてSHする事を考えているようで、日本人のFWのようにバックパスや横パスで逃げない。DFからみたら嫌な選手ですよ。

 浦和は主力が何人か抜けてましたが、安定した戦いができるようになった事が大きい。皆、落ち着いてプレーしており、王者の風格を漂わせてる雰囲気がありましたね。

《たかがナビスコ杯》ではなく、天皇杯のタイトルを取ったんですから、OBの福田氏も含めて、25年ぶりの優勝をサポーター・市民・OB、皆で大騒ぎしてお祝いしてください。

浦和レッズ・天皇杯優勝・本当におめでとう。

 私のブログ開設、初回投稿もメデタイ出来事を取り上げることが出来ました。

 
 

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