今晩、静岡で行なわれるフィンランド戦のスタメンが発表された。
アメリカ戦で試した「3−6−1」を、あっさりと止めちゃったというのが、いかにも場当たり采配のジーコらしいが、メンバーを変更したのは賛成できる。
W杯予選が終了した後に、これからは新しいメンバーはあまり呼ばないで、選手を固定してコンビネーションを高めていきたいという主旨の発言をしてたのに、ここに来て大変身、あれこれテストを繰り広げるのだから、ジーコが、いかに計画性と戦略性のない ≪場当たり采配≫ と、≪思いつき(ヒラメキ?)戦術≫の持ち主なのかを自ら証明している。
要するに『親善試合でも、内容よりも結果重視』の人なので、アメリカ戦で完敗したから変更したわけで、今日のフィンランド戦でも、勝てなかったら、それだけの理由で、また変える可能性が強いと思っていた方が良い。
では、発表されたメンバーをチェックしてみよう。FWは、巻と久保の2トップ。本来ならば、佐藤に加えてどちらか一人を起用する、長身大型と低身だが素早い選手のコンビの方が攻撃に変化が出て面白いのだが、そういう発想のない人だからしょうがない。巻は経験が必要だし、久保は実戦の勘を戻さないといけないから、この二人は出来れば前後半で使い分けると良いんだけど。
田中誠を外したのも当然で、もともと坪井がレギュラーだったのが、負傷の後釜での一時的な穴埋め起用と思ってたのに、定着させたわけで、私が「WEBサッカーマニア」の中で、再三に渡り指摘しているように、W杯モードならば長身大型でスピードのある『坪井』か『松田』をレギュラーにするのが正しい。
また左サイドの三都主は、守備面において、チームの最大のガンであるのは、誰の眼にも明らかで、サッカーを知らない一握りのジャーナリストと、扇動されたサポーターだけが支持していただけなのだから、村井の起用は不思議ではない。
ひとつ不安な点を指摘すれば、左サイドの村井と巻・そして小野の守備面でのコンビネーションだ。初めての組み合わせで、国際試合の経験が少ない二人が前に居る事で、スペースのカバーや対峙する相手の攻撃参加への対応などで、巧く機能しない場合には、このサイドから崩される危険性がある。
今晩のフィンランド戦では、FWの二人の攻めが有効かどうか、また左サイドの攻撃と守備、特にカウンターを食らった時の守備の対応に不安はないかに注目したい。
いずれにせよ、新しいメンバーと組み合わせでのゲームなので、しっくりいかない部分やミスも出るはずだが、今まで実戦を通じてテストしてこなかったのだから多少は止むを得ないと思って観戦&チェックするべきだ。
ここで負けてしまい、やっぱりダメだったので元に戻そうという事になると、結局は海外組み頼り(それも既存の選手のみ)になってしまい、全体の底上げに失敗した状態で、大きな不安を抱えたまま本大会に臨む事になる。

