日本協会の平田専務理事は、すでに2003年度から非常勤の客員教授を務めており、今回、新設された『スポーツ科学研究科』に専任扱いの客員教授に就任したのは、突然の抜擢だったというわけではないと考えられる。
普通に考えれば、これは珍しいというよりも、明らかにおかしい事だ。
なぜなら、一競技団体の有給の専務理事ならば、その職務に専念するのが本来の姿だからだ。専務理事という立場は、プロ・アマ競技団体を問わずに要職であり、担当する人物の能力が、その競技の存亡を決めるといっても過言ではない。
つまり片手間で出来るとか、他と兼任するのは好ましくないポジションなのである。
つまり、今回の決定は異常な人事と位置付けられると見るのが普通なのだ。
この事から、協会内部での平田氏の立場が伺えられる。
かつて「2003年・キリンチャレンジ」で招聘した対ナイジェリア戦の、マッチメイクのミスを各方面から指摘されており、その事務能力には疑問符が付けられていたのだ。
平田氏は、過去の歴代の専務理事と比較しても、ほとんど表面に現れず、
協会として何を考え、どのような構想を持っているのか、また、それに対しての実務運営の実績がわからないのが現実である。
川淵会長は積極的にメディアに登場するのだが、平田氏は地味なのか、それとも別の理由があるのか、疑問の一つに対する答えが出てきたと言える。
専務理事の職務を全うする能力が無いか、あるいは専念するほど仕事が与えられていないならば、いっその事、早大の専任教授の方に専念した方が懸命ではないだろうか。

