サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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ジェフ千葉よ、川淵会長と刺し違えろ!

 週刊誌などで《独裁者》と呼ばれるようになった《川淵会長》の《オシム》失言?に始まった次期代表監督選任騒動は、マスコミ報道で判断すれば、あとは、ジェフ千葉がゴネているのが障害となっており、いかに説得するかが焦点のような雰囲気になっていると錯覚させるような内容の記事が多い。
 
 しかし、普通に考えれば、社会常識がほんのちょっと有れば、ジェフサイドの主張は当然の事、正論であり、協会サイドの主張こそ、理不尽なゴリ押しにしか見えない。
 
 オシムは、千葉との契約が残っていることだけが、代表監督就任を決断できない理由ではなく「契約よりも大切なものがある。お互いの取り決め、握手、言葉を交わすこと。こういったものが最も大切だ」と話したとされている。帰国会見での《川淵失言》とは、こういった大切なものをぶち壊す要因ではないだろうか。
 あの《失言》は正式契約するまで公表しないという「オシム」や「ジェフ千葉」との約束を守らなかったわけで、しかも単なるミスではなく、川淵会長の自己保身の為という疑いが極めて強いのだ。
 
 川淵会長は、辞任しない理由として、代表が負けたら会長も辞めるという悪い前例は残したくないという事を上げたが、その一方で、Jクラブの監督に契約の途中でオファーを出して、約束を破って公表し、強引に話を進めるのは悪い前例とは思わないのだろうか?

 だが、オシムの発言も代表監督就任に向けて前向きなように見えてくる。確かにW杯出場の可能性の高い代表チームの監督というご馳走が目の前にあれば、拒否するのは難しい事だ。このままの流れでは、代表監督オシム就任で決まりそうな感じがする。
 オシムは、最悪の場合、千葉とも協会とも契約せずに帰国する選択もあるといわれているが、それでは非常に残念な結末となってしまう。

そこでどうだろう、ここで一つ提案をしたい。

 ジェフのサポーター達には、悔しくて残念で不愉快な事かも知れないが、このまま、川淵会長と御用ジャーナリストに打たれっぱなしで、
 結局 《日本サッカーのためという大義名分の前に》
泣く泣くオシムを手放す食らいならば、次のような手段に出るのも良いのではないか。

 1・オシムを代表監督一本で専念させる事に同意する。
 2・来年1月までの契約期間の違約金を協会に要求しない。
 3・次のジェフの監督やスタッフに協会の特別な計らいは受けない。

 ただし一つだけ条件がある。
 今回の一連の騒動の原因を作り、ジェフからオシム監督を手放させたのは、紛れもなく川淵会長である。しかもW杯で惨敗した代表の指揮を執ったジーコ監督の選任を決定した最高責任者でありながら、自身の責任問題・辞任問題から、世間や大衆の眼をそらす為の意図的と思われる《失言?》によって作られたものである。
 したがって 《川淵会長が引責辞任をして、サッカー界から身を引く事。この条件を受け入れれば、オシム監督との契約を中途で破棄して協会に委ねる》 と提案したらどうだろうか。

 オシムをあきらめる見返りに、川淵会長の首を取るんだ。
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テーマ:ジェフユナイテッド市原・千葉 - ジャンル:スポーツ

準々決勝の予想 Ⅰ

 W杯もベスト8が出揃って、いよいよ準々決勝が明日から始まる。WEBサッカーマニアのスタッフコーナー予想をチェックしてみた。
 「ドイツ対アルゼンチン」・「イタリア対ウクライナ」は、対戦カードも的中・「イングランド対ポルトガル」は、オランダ・「ブラジル対フランス」は、スペインをそれぞれ予想したが、負けてしまい全チーム的中はならなかった。

 明日の対戦では《アルゼンチン》と《イタリア》が勝者になると予想する。ドイツはグループリーグで楽な相手とのゲームだったので消耗が少ないのと、コンディションが凄く良く、なおかつ勢いに乗っているというのが自信と強さになっている。
 
 アルゼンチンは、メキシコに大苦戦したが、手の内を知りつくした同士だったのと、確実に勝つためにリスクを犯さない安全第一の戦い方をしようとしたのが消極性になったと思われる。おそらくドイツとしてはスウエーデン戦同様、先制攻撃を仕掛けてくるだろうから、最初の30分の攻防でどちらがリズムを掴むかじゃないか。どちらが勝っても2-1、先取点を取った方がカウンターで2点目を取って、相手の猛攻を1失点に防いでという展開を予想したけど果たしてどうなるか?
 私は、ドイツ守備陣がアルゼンチンの技術とスピードを完封出来るとは思えないので、アルゼンチンが逃げ切るとみてる。

《イタリア》は対オーストラリア戦を順当勝ち・あのPKは当然でケチをつける方がおかしい。それよりも退場となった判定の方が厳しすぎる。苦しんであわや延長戦かというところまで追い込まれたように見えるが、本当に怖い時のイタリアはこんなもので、準々決勝から本領発揮と思えば良い。注目すべきはチーム状態のチェックで、上昇傾向ならば、一気に優勝と言う眼も出てくる。
 
 ウクライナは、ベスト8に残った事で、満足してしまい、あっさりとやられるか、それとも勢いに乗ってしまい、98年大会のクロアチアを彷彿とさせるような健闘を見せるかが見所だ。ここまでは余裕を持って勝ち残ったというわけではないので、完敗もありうると思う。

オシム就任&ストイコビッチに関して

 日本代表次期監督の一連の人事について次のように考えてみた。

 次期代表監督として「オシム」が内定したと思ったら、「ストイコビッチ」も、日本協会から監督就任の打診があったことを明らかにした。
 それに対して、川淵会長は、監督就任の打診があったことを明らかにしたことについて「わたしは知らない。そういうことはあるかもしれないし、ないかもしれない」と経緯を明確にする事を避けた。

 川淵会長は、オシム監督がストイコビッチのスタッフ入りを希望した場合は「問題なく認める」という。また、時にはオシムが総監督的立場になるとも述べた。
 またストイコビッチに近い別の関係者は、当面は代表の監督ではなくチーム強化を統括する立場に就くよう要請されたと明らかにした。

 オシムは2年契約を希望し、期間満了後に改めて2年契約を延長するかどうか決めたいという意向を告げたとされている。
 
 この一連の流れをどう解釈できるか?
≪ストイコビッチ≫は監督としての実績がないので、そのような人物を「田嶋幸三」氏が候補に推薦するとは考えにくい。

 可能性があるとしたら、二つのケースがある。「川淵会長」の強い推薦があった場合だ。ご存知のように≪ジーコ≫を決めた前科があるから、ここでまた『ストイコビッチ』というのも充分にあるだろう。『ジーコ』で懲りたはずという意見は甘い。
 
 川淵会長は批判されたら反発するタイプの人間であり、ジーコ選任問題では、完全に意固地になり自らの正当性を主張する方向に動いてる。だから、監督として実績がなく、理論派というよりも、感覚派・経験派のように見えて、ネームバリューのあるブランド ≪ストイコビッチ≫ は≪ジーコパターンの再来≫としてありうる話だ。
 オシムを推奨する『田嶋』氏と、ストイコビッチ狂信の『川淵』会長との間の妥協案というわけだ。

 もう一つの可能性は、もしかしたら『オシム』の強い希望かもしれない。ストイコビッチは、まだ41歳と若いのだから、会長職ではなく、指導者として現場へ出ろ、前線で采配を揮えという考えをオシムが持っており、ストイコビッチの指導者としての資質に対して、自分の後継者としての期待を掛けている可能性もある。だから、自分の手元に置いて鍛えるつもりではないか。
 おそらく2年後に、オシムで継続するか、あるいはストイコビッチが引き継ぐかの判断を行なうのではないだろうか。

 以上のように考えれば、この一連の流れは説明できるし、誰もが≪ウソツキ≫にならずに済むのだが、果たしてどうだろうか?

オランダの駆け引き実らず

オランダの敗戦は、意外でもなんでもなくて、グループリーグのアルゼンチン戦で、何が何でも勝ちに行かなかった時点で決まっていたようなものだった。あの時点で順調に強豪が勝ち進んでいけば、準決勝までの対戦相手がほぼ、予想できていた。

 グループリーグの最終戦は、イエローカードの有無や疲労などを計算してメンバーを落とすという考えがあるのは確かだが、もっと大切な事は、ラウンド16に入ってから決勝戦までの、予想される対戦相手を考慮して1位と2位のどちらで通過したら、その後の展開が楽になるかの計算である。

トーナメントというのは、負けたらそこで終わり。しかも勝ち抜いたハイレベルの相手との対戦・
 オランダのミスはアルゼンチンに合わせてメンバーを落としてしまった事で、1位で通過したほうが、決勝までは絶対に楽な組み合わせになるチャンスを選ばなかった事だ。

 2位で通過した事によって、初戦の相手がポルトガルになってしまい、対戦成績が、1勝3分け5敗」と非常に相性が悪い。その上、準々決勝の相手が優勝候補「イングランド」準決勝が《ブラジル》と続いては、《グループリーグに続いて死のグループ》になってしまう。勝利の確率は決して高くはないはずだし、もし、勝ち進んだとしても消耗が激しく、決勝では充分なパフォーマンスを出せないと思う。

 ゲームの内容は、あれだけイエローカードが乱舞して、退場者が二人づつ、計4人も出した割には、ハイレベルで面白かった。こういう時には、少ない人数でどうやって乗り切るかとか、ゲーム運びや選手の駆け引きという点が見所だ。
 
 主審の拙かったのは、ハイテンションで興奮状態にある選手をコントロールで出来なかった事だ。確かに、イエローカードを出したケースは間違ってはいない。ほとんど、出されて当然のようなファウルばかりで、見逃したら、また荒れる展開になってしうだろうし、《あまり審判をやりたくないゲームだな》という事を強く感じた。

 とにかく、イエローカードの権威で、ゲームと選手をコントロールする審判方法は失敗したと断定されるはずだ。

ドイツ電撃作戦の凄さ

 ドイツ対スウェーデンは、ドイツの圧勝・第二次大戦のドイツ軍の電撃作戦を連想させるような猛烈な先制攻撃の前に、スウェーデンは成す術もなく2失点した前半が全てだった。よく2失点で済んだと思える程のケチのつけようの無い攻撃で、ドイツサポーターには堪えられないゲームだったはず。

 ドイツのミドルSHが強烈で正確なのには、驚いた人も多かったと思う。まず、選手のコンディションが非常に良い。大会前の日本との1戦は、調整試合に過ぎなかったというのを改めて確認させられた。そしてスタジアムのサポーターの声援が素晴らしい。 あの声援とチームの勢いに、完全にスウェーデンの選手は圧倒され・萎縮されてしまったように見える。グループリーグのイングランド戦のような動きが見られずに、皆、別人のように身体も表情も硬かった。
 退場になった「ルチッチ」は、ちょっと可哀相だった。2枚目のイエローは当然だけど、1枚目のは少し厳しすぎたと思う。
 
 大会前の予想では、あまり高い評価を受けてなかったが、さすがに地元で戦うドイツは強い。グループリーグでは弱い相手が揃った組に恵まれただけで、トーナメントに入れば、すぐに消えると思ってたが、次のアルゼンチン戦は見応えがありそうだ。
 
 ここで学ぶ事は、「ポドルスキ」に代表される若い選手の育て方だろう。若い選手と言うのは吸い取り紙のように吸収力がるから、このような大会で積極的に使われる事で、ゲーム毎に成長していくケースがあるという事。他のチームを観ても20歳前後の若手で活躍している選手が何人も出てきている。
 彼らは、今大会の経験を活かして4年後はチームの中軸になるはずだ。 だからジーコが23歳以下の若手を一人も連れて来なかったてのは、日本サッカーに対する犯罪行為と言っても過言ではない。
 
 それと先制攻撃で相手に対応する時間を与えないうちにゴールを狙う事の重要性。未知の相手ではなく、分析し研究した相手ならば、こうやってゲームの主導権を握って、そのまま押し切るゲームプランが全盛だという事。だから事前に手の内を曝け出すというのは、墓穴を掘っているようなもので、大事なゲームになればなるほど、重要性を増してくるというわけだ。
 

グループGの結果について

ベスト16が決定して、いよいよ、これから本当のW杯が始まる。15日の≪グループGの展望≫で書いたとおり、フランスとスイスが順当にラウンド16へ進出決定。

 韓国は、弱小「トーゴ」に2対1の結果が全てでした。一人退場の後で1点しか奪えなかったのが命とりで、あの時点でスイスに勝たなければ脱落決定が決まったようなものです。

★・マスコミ各社は「フランスは勝たなければ敗退」などと書い ていたけど、一体、何を考えてるのか! バカなのか?
 WEBやブログで記事を書いてる、サポーターや、にわかファンの方がまともに判断できる人が多いとはどういう事だ。

「韓国対トーゴ」戦を観たら、どうしようもない低レベルのゲームで、トーゴがフランスに勝てるとは到底信じられないのは、すぐにわかったはずだし、韓国が前回大会よりも、著しくレベルダウンしてるのも明らかだった。

 組み合わせの結果、最初に2強のフランスとスイスが対戦して、一番弱いと思われたトーゴと最後に対戦するフランスが最も恵まれた日程だったわけだ。
 いくら、今大会のフランスが得点力が無いと言っても、相手がトーゴなのだから、相対的な戦力比較を行なえば、この結果は充分に予想可能だった。

 友人の【 サッカーアナリスト・田村修一】さんの話では、今回のフランスは、あまり期待は出来ない事と、アフリカ勢も過去の大会ほど活躍するのは難しいと事前に聞かされていたのですが、確かにトーゴでは、不調フランスでも2点差で勝つのは可能です。帰国したら≪アフリカ勢の内情話≫でも聞かせてもらおうと思う。

 スイス対韓国戦でのスイスの2点目は、オフサイドではありません。たぶんフラッグを上げた副審の位置からは、複数の選手がブラインドになって、韓国選手の足に当たった(正確にはクリアーミス)瞬間が見えなかったと思われる。
 主審の位置からは、それが見えたから笛は吹かなかったというわけで、ビデオで二人の位置関係をチェックしたら良いでしょう。少なくとも、副審よりも主審の方が、すぐそばで観てるのだから、主審の判断を尊重するべきだ。
 
 パスが出た時にオフサイドポジションに居ただけでは、オフサイドにはならない。しかも、この場合、韓国選手の足に当たってるのを、主審がどう判断するのかが重要で、パスがたまたま出した足にあたったというよりも、カットに行ってるようにも見えるから、クリアーミスと解釈されても文句は言えない。
 にも、関わらず、日本のキチガイマスコミは≪オフサイド≫と報じている所もあり、特にNHKの中継・それとTBSの午前のニュースは酷かった。

 フランス対韓国で、フランスのSHを韓国のGKがゴール内でクリアーした場面は、明らかに入ってるように見えたが、そのようなコメントはしてないはず。

 さらに言えば、対オーストラリア戦で、「駒野」がペナルティーエリア内で倒された時
 「PKだ!PKだ!PKだ!」
 「ミスジャッジだ!!!誤審だ!!!」
と,大騒ぎしなかったのに、一体、全体、どこの国のマスコミだ。聞く所によれば、日本がオーストラリアに負けた時には韓国民は大喜びしてたし、ブラジル戦では、テレビのアナウンサーも解説者もブラジルびいきの報道をしてたそうじゃないか。
 ふざけるなよ!NHK!TBS!

テーマ:FIFA World Cup 2006 - ジャンル:スポーツ

日本惨敗でも失望する必要なし!

 実力どおりの惨敗!!!!!!!!
しかし、私の予想では「0-3」でしたから、むしろよく1点取ったなと思う。あちこちで泣いてる姿がテレビで放送されているが、皆さん、失望したり、ガッカリする必要は全然有りませんよ。

 ゲームを振り返れば、日本が抵抗できたのは前半だけで、それも25分までに3回有った決定的なピンチと同じく3回あった惜しい場面を、川口のスーパーセーブの連発で持ちこたえた事が大きい。
 3失点以降、70分過ぎてブラジルが勝利を確信してからは余裕のデーム運びで、ただ時間が過ぎるのを待つだけという展開になった。

 今回の惨敗は、≪ゲーム中の規律と約束事≫と≪中盤の守備≫を軽視した、ジーコのチーム作りのミスとお粗末な采配によって招かれた当然の報いに過ぎず、わがサッカー界の総力を尽くした結果ではない。
 
★・国内とオランダには、長身大型のFWとCBが残されたし、五輪世代には、中盤でセカンドボールを拾い捲くり忠実に走り回る若手も居た。

 ジーコの4年間の集大成とは、≪トルシエの築いた基礎をぶち壊して≫、ここまでの独善的かつ経験論だけに基づいた指導のツケを払っただけの惨めな結果となって終わった。そして次世代の育成を全く考慮しない23歳以下の若手を一人も選抜しない選手選考の ≪極めて異常で高くついたツケ≫ を、2010年大会の予選と本大会には、残された日本サッカー界と次期監督が、誠に不愉快で不本意な事に払わされる事も決定済みなのだ!!!

 惨敗の最大の責任の所在は明確に示さねばならない。
それは誰もが知っているとおり、≪川淵会長≫だ。人間、引き際が大切だ。貴方には勇退するチャンスがまだ残されている。もし、貴方に日本男児の自尊心があるならば、《引責辞任》や《クーデターによる更迭》という結果でサッカー界を追われるよりも前に、意思表明するべきである。

 これから2010年に向けて ≪失われた4年間≫ を取り戻す為に大変な努力と修練が求められる。そして2010年には、正真正銘の史上最強の代表チームを編成して ≪今大会の当初の目標であったベスト8≫ 目指して挑もうではないか。
 

クロアチア対オーストラリア戦の見所

 大会14日目・本日の見所は《クロアチア対オーストラリア》戦における
《ヒディンク采配だ》。
 F組のもう一つのカードで、≪ジーコ・ニッポン≫が、グループリーグを勝ち抜く為には、他力本願の上に、対ブラジル戦に2点差勝ちが最低条件だ。
 これはどういう事かというと、そもそも日本がブラジルに1対0で勝つ事が奇跡なのだから、奇跡が2度3度続けて起こらないとダメだと思って欲しい。

というわけで、「クロアチア対オーストラリア」戦について考えよう。

 ヒディンクの采配を見て、リードされたらFWの人数を増やして、高さとパワーで総攻撃を掛けるのがヒディンクマジックだと思っていたとしたら間違いである。
 オーストラリアの長所であり、日本の弱点であった《高さとパワー》は、また、オーストラリアがブラジルに対して対抗できる要素でもあった。

2002年大会の時の韓国の指揮をとった時は、中盤の選手の豊富な運動量と闘争心でもって、両サイドで常に2対1の数的優位の状態を作り出して、徹底的にサイドから崩す戦法を取った。これは、韓国選手の≪スタミナとパワー・敏捷性≫を最大限に活かす為であった。
 
 つまり、自分の長所を活かしつつ、相手の弱点を突く、もしくは自分が優位性を保てる部分で勝負を仕掛けるということだ。
 ≪これがヒディンク采配の特徴である≫

 試合巧者で、しつこく粘り強く、対戦相手に応じた戦術を行使する「クロアチア」にどう対応するのか?
 開始と終盤の15分が見物だと思う。おそらく開始と同時に猛烈に攻め込み主導権を握り先取点を狙う。その後はしっかりと守備を固めてカウンターを狙いつつ逃げ切りを図るというゲームプランを立てているのではなかろうか。
 クロアチアの攻撃を中盤で潰すのか、それとも前掛かりにさせて来させるのか、実に興味深い。

 だから今までとは、違ったシチュエーションを見れたら楽しい
もしオーストラリアが1点リードした状態で終盤を迎えて、クロアチアがリスクを冒して総攻撃態勢に入った場合に、ヒディンクが、どのような采配を取って逃げ切りを図るのかに注目したい。《ジーコとの比較が出来て楽しいと思わないか》

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見逃せないオランダ対アルゼンチン

イングランド対スウェーデンは、両チームにとって最も望ましい結果になったようだ。当初の予想では、駆け引きが横行して退屈なゲームになるかと思ったが、意地と意地がぶつかり合った中々の好ゲームだった。それに気がついたと思うけど、両チームとも初戦の時よりも、コンディションが随分良くなってる。 

オランダ対アルゼンチンは、凄いゲームになりそうな予感がする。通過順位が1位か2位かで、ラウンド16以降の対戦相手の予測が立つから、メンバーを落として駆け引きをしたり、何が何でも勝ちに行くかの判断をしてゲームに臨む事になる。

 特にオランダの方が必死になると思う。ここを2位通過だと、次は曲者のポルトガルになる公算が強いし、準々決勝の相手が優勝候補のイングランドになる。いずれも相当な苦戦が予想されるし、オランダは、セルビアの善戦に苦しめられて、次のコートジボアールには負けても不思議じゃない内容だった。

 1位で通過すれば、次の相手はこれまた今大会パッとしないメキシコと当たるだろうし、準々決勝の相手は、おそらくスウェーデンがドイツに勝って出てくると予想する。アルゼンチンは、どちらでも勝ち抜いて準決勝まで行く力を持っているが、1位で通過した方が予想される次の位対戦相手が2位で通過するよりも比較的楽な相手になるのだから、こは消化試合ではなく激戦になると予想したい。

 グループリーグでの戦い振りを見ていると、アルゼンチンの順当勝利という形になると思うのだが、オランダがどこまで抵抗するかが興味深い。アルゼンチン攻撃陣の速さと巧さに付いていけるかどうか疑問を感じるのだ。逆の見方をすれば、アルゼンチン封じ込め対策の手本となれるかどうかが、オランダの守備陣には掛かっているわけだ。


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ブラジル戦の対応について

 ラウンド16を目指す《 ジーコ・ニッポン 》の対ブラジル戦の対応が明らかになったが、本当に、ここまで来るまでの采配のツケが一気に出たとしかいいようがない。
 
 「宮本」の代役として「坪井」が起用されて、キャプテンには「中沢」を任命した。またFWに関しては入れ替えの可能性を示唆したという。坪井も中沢もリベロと言うよりもストッパー的なタイプの選手で、しかもこの4BKの組み合わせを試したゲームは何ゲームあっただろうか? 
 
 「田中誠」の負傷離脱が痛いなどとトンチンカンな事を言ってはいけない。昨年の東欧遠征の対ラトビア戦で、後半にパワープレーで押し込まれて、パニックになった若手DF陣に対して、全く指示を出せずにキャプテンシーの無さを露呈した事実の前には、田中誠の名前を出すこと自体がサッカー観察眼の未熟さの現れである。「茂庭」が一番の適役なのだが、経験不足に加えてコンディションも万全ではないようだ。したがって、現代表のメンバーでは、中沢と坪井の組み合わせも止むを得ない。ここは冒険だが、この二人にはベストを尽くしてもらうだけだ。

 もし《松田》と《トゥーリオ》が代表メンバーに選ばれていたらどうなったか? この二人はリーグでどんなに頑張っても呼ばれなかった。今、この時、この状況下に置いて、ジーコは《ツケ》を払うのである。

 キャプテンは、当然、「中田英」が指名されると予想していたが、これは何かあったと判断しても構わないのではないか。
例えば、ジーコと中田の関係・あるいは中田と他の選手達との関係に関して、不協和音があるのかも知れない。
 このチームは、誰が見ても「中田を軸にした」チーム作りをしてきたし、実際に、守備から攻撃に切り替わった際の周囲への指示の適切さは素晴らしいものがある。
 好意的に解釈すれば、中田を攻撃に専念させるためだが、そうでない場合は、チームが一つになる上での弊害のような存在になる危険性が有るのだろうか?
 これはチームに置いて、ゲーム運びに置いて、規律や約束事を徹底させなかった《ツケ》を払うと言うわけだ。

 FWに関しても、スタメンも交替も同じメンバーを同じように使うというパターン化したものであり、似たようなタイプの選手ばかりを集めて、固執するという采配ぶりの報いとして、W杯本大会というハイレベルな場で、ツケを払うのだ。

 暑い昼間のゲーム2連戦の激闘で消耗著しいメンバーから、2~3人替わっただけ、フィジカルでも、メンタルでも疲労蓄積されたチームで、ブラジルと対戦する事になる。

 順当に行けば、ブラジルに負けるのは確実でグループリーグで一勝も出来ずに敗退という残念な結果だが、これで《4年間続いたジーコの束縛》から開放される至福の瞬間を迎えることになる。

W杯のお楽しみはこれからだ!

 クロアチア戦終了後の19日は、当ブログに随分多勢の方が訪問されたようで、ありがとうございます。サッカーを考える・楽しむ上で皆さんの参考になれれば幸いです。

 さて、グループリーグも終盤に入り、ラウンド16進出を掛けた熾烈な戦いが展開されるので、今日20日~23日までのカードは、かなり面白いゲームが期待できるでしょう。

 ラウンド16以降の対戦カードを想定して1位か2位のどちらで通過するかの駆け引きや、選手のコンディションを考慮した采配が行なわれるので、現場の人間にとってそういう点は参考になるので注意しておきたい。
 またラウンド16進出が掛かったチーム同士の対戦は、たとえレベルが低くても勝負が掛かってくるのだから、つまらないわけがないので見逃せない。

 上位争いが予想されるチームは、このあたりからコンディションを上げてくるので、初戦のゲームでは本調子ではないと見えたチームや選手も本領を発揮して、スーパープレーを見せてくれるはず。

 現地の日中のゲームは、かなり暑さが厳しいようなので、総合力の劣るとか、死のグループで激闘を繰り広げて消耗したチームは、ラウンド16に入ってから苦戦する可能性もあるが、弱小チームが振るい落とされて、W杯の本当の面白さが満喫できるのはこれからだ!

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負けなくて良かったクロアチア戦

 対クロアチア戦は、結論から言ってしまえば負け試合を引き分けに持ち込めて良かったという事か。

 この暑さは日本に有利だと言われていたが、対オーストラリア戦同様、この日もまた特に有利には作用しなかった。むしろ日本の方が足が止まっている場面のほうが多かったくらいだ。
 中田英も川淵会長も、日本が勝てた試合だったという話をしていたが、そうではなくて《勝てる可能性があった試合》と表現するのが正しい。 
 
 日本が崩壊せずに奮闘出来たのは、前半のPKを《川口》がスーパーセーブで救ったのが大きく、もしあそこで決められていたら、オーストラリア戦のように完敗したはずだ。これで≪川口≫の伝説がまた一つ出来たんじゃなかろうか。ホントに危機的な状況になればなるほど頼りになる男だ。これでジーコと川淵会長は、川口に足を向けて眠れないでしょう!

 決定的なチャンスは、日本はたったの2回しか無かったし、それ以外にも、得点の期待を持たせる場面も少なく、チャンスの数はクロアチアの方が圧倒的に多かった。
 
 前半は互角だったけど、後半は完全にクロアチアペースで、ゲームが進み、カウンターアタックから何度も危ない場面があった。SHミスをしてくれてから助かっただけで、本当に負けなくて良かったと思う。
 オーストラリア戦の時と同じで、中盤の選手の消耗の激しさが特に目に付いた。ゴール前に押し込まれるのはDFだけの問題ではなく、MFの運動量が落ちて中盤でのチェックが甘くなるから、カウンターで一気にゴール前まで持ってこられるんですよ。
 このゲームも消耗の激しい中村を交替させるべきだった。何のために、「松井」を外して「遠藤」を連れてったの?

 宮本がブラジル戦出場停止になったけど、どうするのかね?バックアップをテストしろって口を酸っぱくして言ってたのに、3BK・4BKに関わらず、毎回、宮本を使い続けて来た報いだな。茂庭が適役だけど ≪経験不足≫ だし、しかも他のメンバーとの連係に不安がある。

ポルトガル完勝

 ポルトガル対イランは、レベルの違いを明確に見せられたゲームで、イランは何も出来なかった。

 イランは初戦のメキシコ戦では、まともに正面からぶつかっていき、打ち合った末に華々しく玉砕したのだが、このポルトガル戦は全く逆の戦い方を選択した。守備重点のゲーム運びで、特にボランチの二人が凄く守備に神経を使っていて、CBの前で壁を作り、中盤のスペースを消していて、前半は抵抗できたのだが、やっぱり90分は持たなかった。

 攻撃陣は手も足も出なかった。アジアでは通用するドリブルがほとんど止められていたのが象徴的で、後半ヤケクソ気味の速攻から2回のチャンスがあっただけの文字通りの完敗で、アジアのサッカー界から見ると、ちょっとショッキングな負け方だった。これでは、次回大会からアジア枠を減らせという意見が出たら反論しずらくなる。

 イランは、もともと守備が強くて鋭いカウンターを繰り出すスタイルは得意だったのだけど、はっきり言ってレベルが違った。2失点で済んだのは中盤を分厚くして守備重点の構成にしたからで、日本のように攻撃重視の構成にしてたら大量失点してただろう。

 それにしてもポルトガル・「C・ロナルド」「デコ」・「パウレタ」らの、テクニカルでトリッキーなドリブルは楽しいし、ペナルティーエリア周辺で、一対一を仕掛けて中世の騎士のように勝負する姿勢にはロマンを感じる。そして、それら全体をフィーゴが統括する攻撃は見応え充分だ。
 DF陣のビルドアップも素晴らしいし、ボール奪取能力は高く、イランの攻撃陣を手玉に取って子ども扱いしてた。

 このゲームはポルトガルの良さだけが際立った展開となったのだが、本当に強い相手との対戦ではどうなるか興味深い。

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どうするスウェーデン

 グループリーグも2順目に入って、ベスト16進出の見通しが出て来たようだ。ここではグループBについて触れてみたい。

 まずイングランドは決定・残り一つは、スウェーデンが有力だが、3順目のゲームは、どのような駆け引きが行なわれるかが見所だ。トーナメントの一回戦で、対戦するA組の相手は、おそらく1位がドイツ・2位がエクアドルになるだろう。
 
 最後のイングランド対スウエーデンは、イングランドは引き分けでも1位通過なので無理はしないと思う。もし負けて2位になってもドイツとは行けると考えているだろう。ドイツとの対戦は、現在の戦力比較ではドイツの方が嫌がるはずだ。
ドイツのDFでは、イングランドの攻撃を封じ込められないだろう。初戦から2戦目とイングランドは、攻撃陣が徐々に調子を上げてきているので、トーナメントの1回戦で当たったら意外な大差がついても不思議ではない。 

 スウェーデンは負けた場合、トリニダード・トバゴが、パラグアイに勝ったら勝ち点で並び、得失点差で抜かれる危険性がある。そこで、引き分けて勝ち点5の2位通過という線が一番可能性があるのではなかろうか。 
 ただし、イングランドの監督はスウェーデン人のエリクソンなので、ひょっとしたらメンバーを落として母国スウェーデンの1位通過に協力するかどうかもチェックしたい。

 問題は、スウェーデンがドイツとやっても勝てるという自信があるかどうかだ。ここまでの2戦は、決して悪い出来ではなく、ただ得点がなかなか入らない展開になったので苦戦していたように見えただけなのでドイツと対戦しても勝てるはずだ。
 
 というわけで、イングランド対スウエーデンは駆け引きが横行しても仕方が無いと思いたい。もちろんそのような計算抜きで好ゲームを演じてくれたら嬉しいけど、上位進出を考えているならば、あまり消耗しない戦い片を選ぶのが賢いと思う。


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凄かったC組の2ゲーム

 16日に行なわれたC組の2ゲームは、見応えのあるもので、W杯にふさわしい内容だった。死のグループという前評判通り、ハイレベルな4チームがエンジン全開で戦った結果だ。

 アルゼンチンの強さが際立った感があるが、ちょっと他のチームとは格が違うようで、ベスト16のトーナメントに入ってから、どこが倒すかが見所の一つになった。
 
 それにしても≪凄すぎる≫としか表現できない程の、アルゼンチンの流れるようなパスワークと鋭いドリブルの組み合わせによる速攻だった。手数を掛けているようにも見えるが、あれだけ速いテンポで、ワンタッチ・ツータッチで回されて、その上、有効にスペースを使われると守る側は対応できない。

 6得点のいずれもが、セルビア守備陣のミスではなく、手も足も出ないアタックから生まれたもので、普段、あまりサッカーを見ない人たちにもサッカーの面白さを知ってもらうために、観戦を推薦できるゲームだと思う。

『オランダ対コートジボアール』は、グループリーグでの好ゲームの一つに入るのは間違いない。大会終了後のハイライト特集でも再放送されるんじゃないか。

 コートジボアールは、さすが今大会のアフリカ勢で唯一期待できるという評判どおりのチームで、終盤のオランダをタジタジとさせた猛攻は迫力満点で、もう少し正確なクロスが入ってれば逆転も可能だったはず。ここで脱落させてしまうのは実に惜しいチームだ。
 「ドロクワ」に注目が集まっていたが、他の攻撃陣も充分に通用する。DFが冷静さを欠いてしまうのが難点だが、そこを改善出来れば次の2010年大会では相当期待できる。

 C組を2位通過だと、準々決勝でイングランドと当たる可能性がある。だからアルゼンチンとオランダの最後のゲームも消化試合にはならない。準々決勝の対戦相手にイングランドとスウェーデンのどちらを選ぶか(たぶん、ドイツは負けるでしょう)によって、ゲームプランを立てるはずだ。

エジプト人主審の判定について

 日本対オーストラリア戦で笛を吹いたエジプト人主審が降格処分扱いとなった。理由は日本に本来、与えられるべきだったPKを与えなかった為とされている。

 また、ファウルを犯した「カーヒル」は後半24分に警告を受けていたため、PKなら2枚目の警告で退場処分になった可能性が高く、日本には決勝点が入り、オーストラリアにとっては後半44分の決勝点が生まれなかったかもしれない。という論調もメディアには出ているが、これは結果論にすぎず、また≪ゲーム全体を見渡して90分トータルで考えるべきもの≫という解釈が理解出来れば、そのような考え方は間違っているのも判るだろう。

 なぜ、PKを取らなかったかというと、26分の日本の得点を認めてしまった事への帳尻合わせをしたと考えられる。ゲーム中に、オーストラリア側に対して、『誤審が有った』と認める発言をしていたというではないか。日本にPKを与えないでイーブンにしたから納得してくれよというエジプト人主審のメッセージなんだよ。

 こう考えてみよ。あのまま1-0でゲームが終わっていれば、ゴールを認めたのが誤審だったとして問題になるだろう。つまり、日本の先取点を認めるという『誤審』が無ければ、その後の展開は変わっているのだから、この部分を強調するのは止めた方が良い。それよりもジーコの采配の方がはるかに責任は大きい。

 W杯の主審は本当にレベルの高い審判だけでやってもらいたい。無理して各大陸から選ぶ必要は無いと思う。本当に実力・能力で選んだのだろうか? 各大陸から選ぶというのは政治的理由が結構なウエイトを占めてくるような気がする。

クロアチアの強さと脆さ

 ブラジル対クロアチアは予想通り、クロアチアの強さが証明された1戦だった。ブラジルが初戦で無理をしてこなかったという面を考慮しても、守備陣はかなり強力で粘り強い。98年のフランス大会の時のようなスター揃いで攻撃力のあるチームではないけど、駆け引きが巧みでしぶとくて勝負強い特徴は変わらないようだし、むしろ、このチームの方がまとまっているんじゃなかろうか?

 テストマッチでブラジルと引き分け・アルゼンチンに3-2で勝ったのに、日本国内では異常に低い評価しかされなかったのは非常に不思議で、どこに原因があるのだろうか。強さを認識するよりも、重箱の隅をほじくるように弱点や欠点を探してたのが印象的だった。

 大会直前の親善試合で、不振だった為に『守備陣崩壊』なんて伝えられたけど、直前のゲームなど、強化目的ではなく調整に過ぎないのだという事がよく判ったと思う。

 どうしても日本に勝って欲しいという願望を込めて辛口評価するとしたら、別のところでも指摘したのだが、クロアチアが、両極端な内容のゲームを行う原因として考えられるのは、対戦相手に合わせてしまう傾向があるのではないかという事。

 それは、日本のように弱い相手にガチガチに守備固めされたら拙攻を繰り返す一方で、強い相手には速攻が決まるという戦術的な要因ではなく、クロアチアの場合は、弱い相手・レベルが低い相手には『油断する』 『手抜きを行なう』といった『メンタル』に問題があるように感じる。

 こういうことなんだ。クロアチアは強さ・巧さ・クレバーが目立つけど、メンタルに問題あり。

 こういうチームは一端、波に乗せたら手がつけられない強さを発揮する反面、気分が乗らない時には、ガタガタになって崩壊する危険性もはらんでる。
 
 だから、日本戦よりも対オーストラリア戦で『ヒディンク』がクロアチアのリズムをぶち壊し、モチベーションを低下させる為に、どのような『策略を練ってくるのか』のほうが楽しみだ。

グループGの展望

 グループGの2ゲーム・『韓国対トーゴ』 『フランス対スイス』は、レベル的に言ってあまり評価出来ない凡戦だった。

 特に『トーゴ』はかなり問題で、なぜこのようなチームがW杯に出てくるのだろか?という疑問符が常に頭の中に付きまとった。予選を勝ち抜いたのは、トーゴにとっては良い事だったろうが、W杯の為には望ましい事ではなかった。事前に、今大会のアフリカ勢は『コートジボアール』以外の4カ国は全部ダメで、予選を番狂わせで勝ち抜いた結果だという評価もあったから止むを得ないだろう。
 
 韓国は前回よりも明らかに戦力ダウンしており、このトーゴから「2-1」・1点差の勝利だったのが、後で拙い結果になるかもしれない。

 フランス対スイスは、欧州予選の時も同じ組で、2戦引き分けという、要するに手の内を知り尽くした相手同士で堅実な守備だけが目立った内容で、またも引き分けという結果だった。このGグループは、これから次のような展望が可能だ。

 まずトーゴが3戦全敗確実・フランスとスイスの対戦が引き分けで、仲良く勝ち点1を確保して、さらにプラス3も確実な情勢だ。この両国とも対韓国戦は引き分けでも構わないという展開になった。例えば1勝2分けで3チームが並んだ場合、対トーゴ戦での得失点差で順位が決定する事になる。
 だから、韓国が≪弱小トーゴ≫に1点差の勝利だったのは残りの対戦を考えたら、苦しい展開になるだろう。
 
 韓国が後の両国に勝てるかどうか非常に難しい。フランスはスイス戦は全力ではなかったようだし、スイスはユーロの次回開催国で、強化に励んだ成果が今大会の出場という結果になったし、予選のプレーオフで『トルコ』に競り勝って出て来たという点を評価するべきだ。
 
 このグループは「フランス」「スイス」の指定席で韓国がどこまで健闘するかが見所だ。 韓国がスイスの堅守を崩せるかどうか、トーゴ戦を見た限りではちょっと勝つのは難しそうに思うが、最後の「スイス対韓国」は、引き分けでも良いスイスと絶対に勝たなくてはいけない韓国というシチュエーションとなり、レベル的にはともかく、勝負という点に関しては結構面白いゲームになると予想する。
 
 とにかく全8組の中で、このグループGは最低最悪の組み合わせといえよう。 厳しいグループに入った「コートジボアール」と『セルビア・モンテネグロ」がかわいそうだ。


 

サッカージャーナリズムの姿勢とは?

 12日は当ブログもWEBサッカーマニも両方とも、訪問者が随分多かったけど、オーストラリア戦のカウンターからの失点が「戦評と分析」対マルタ戦で分析した通りの内容だったからかもしれない。
 
 それにしても、今朝の朝刊や夕刊・スポーツ紙各紙を見比べると面白かった。今まで、提灯記事を書いてきた記者もさすがに、あの完敗では、擁護論を全面に出すのは常識として出来ないだろう。
 もっとも、選手に責任転嫁したり、他所事のような表現を使ってた記者もまだいたけど、現在の協会とマスコミの関係では、これは止むを得ない事だ。

 敗因とか分析をしてるのだが朝刊と夕刊で矛盾してたり、同じ新聞なのに記者と評論家によって全然違う事が書いてあったりと、《逆転負け》という結果に相当な衝撃を受けているのがよく判る。

 でも、なぜこうなったのか?皆、判ってると思うので、正直に書くべきじゃないか。

 次のクロアチア戦の結果次第では、より明白なジーコ批判・川淵批判が出て来なければ、本当にサポーターの信用と信頼を失うんじゃないだろうか。4年前、川淵会長のツルの一声で《公式には監督の実績が無いジーコ》に決まっちゃったんだもの。

 ジーコは確かに素晴らしい選手だったし、アントラーズで果たした役割も高く評価する。でも代表監督での評価は別なんだよ。本当にジーコが好きな人ならば、擁護・弁護するよりも、辞任とか辞退を望むという支援の仕方もあるんだ。
  
 川淵さんもJリーグチェアマンとしての功績は素晴らしい。でも会長としての評価は、あくまでも会長職の成果で評価されるべきで、ジーコ選任の経緯から見て、監督問題に関しては、最終的にはジーコよりも川淵会長の責任は比べようも無いほど大きい。

 マスコミは、時と場合によっては、スポーツの分野でも、≪ペンの力≫を行使する事があっても良いと思う。サッカー担当記者の皆さん、もし残りのゲームで奇跡が起こって、日本がトーナメントに勝ち進んでも、決して今のままでは良いはずがないと思いませんか。

ジーコ・ニッポン完敗

 WEBサッカーマニアの予想コーナーでは、対オーストラリア戦を、≪ 3対1でオーストラリアの勝利 ≫と予想して見事に的中しました。

 見てのとおり、はっきり言って完敗の内容でした。

 1点目・川口の強引な飛び出しが全てですが、あのような軽率なプレーを、川口は昔からよくやってるので、驚くに価せず。
飛び出していってボールに触れないとか、キャッチングミスで、ポロットこぼすとか、大事な大事なゲームでやっちゃったわけで、「またか!」「こんな時に出るなんて!」というのが実感。
 2点目・あの瞬間、ゴール正面にぽっかりと穴が空いちゃった。あのシチュエーションでは、あのスペースをカバーする役割はボランチ「小野」と「福西」なんだけど、小野はSHした相手選手の後方で、福西は斜め後ろで、シュートする間際まで、傍観者になってた。
 
3点目・前掛かりになった時の守備の甘さを突かれて失点という、悔しいパターンだけど、一対一で抜かれた駒野は攻められない。
 それにしても、失点場面はセットプレーでDF陣が競り負けた直接ゴールに叩き込まれたモノではないという事に注目しよう。例えば2点目と3点目、シュートする相手に最後に飛び込んでいったのは「宮本」だった。酷評を浴びてた空中戦でも、かなり抵抗して、まともにヘッドさせるシーンは少なく、ピンチになる前に、こぼれ球を随分クリアーしていた。

 このゲームで、奮闘したとして評価されるのは、「駒野」「宮本」「中沢」といったDF陣で、逆に期待外れだったのが「中村」「小野」「中田英」だろう。

 それにしても、ゲーム終了後のインタビューに答える「川淵会長」の憔悴しきった表情が印象的だった。これが何を意味するのか知りたい。いくら現地は暑いといったって、暑さ以外の要員・つまり、4年前、強化委員会を無視して半ば強引に「ジーコ」監督就任を決定付けたのだから、それでこういう結果が出た事が「責任問題に発展する事を連想したためかも知れない。

ア~!あと、2試合の辛抱だよ

W杯ドイツ大会・二日目

W杯・二日目・グループB・「イングランド」 対 「パラグアイ」

 開始僅か3分での先制点で、完全にペースを握ったイングランドだが、追加点が入っていれば、もっと楽勝したに違いない。後半は少しダラダラした雰囲気で、つまらないゲームだったが、見所といえば、イングランドの正確なサイドチェンジと展開力であろう。視野の広さと戦術理解の高さが判る。このゲームでは、まだベストコンディションではないようだが、トーナメントに入ってからギアチェンジすると思うので、この先に期待が持てそうだ。
 
 このような大会で大切な事は、初戦で勝つ・確実に勝ち点3を得ることであって、華麗さを見せる事ではないのだから、最小得点であっても結果を出したので合格点を上げたい。 

 パラグアイの攻撃陣の個人技と球際の強さ・渋とさも印象的だったが、結構、プレーの荒さが目に付いた。メキシコ人の審判の 《好意的なジャッジ》に随分と救われたように見えたがどうだろう。

 「トリニダード・トバゴ」 対  「スウェーデン」

 このゲームからは学ぶ事が多い。格上の相手に対して、引き分けでも構わないというゲームプラン通りの展開に持ち込んで、見事に勝ち点1を稼いだトリニダード・トバゴの健闘を称えると同時に、非常に参考になるゲーム運びであった。

 GKの「ヒスロップ」CBの「サンチョ」「ローレンス」の3人の粘り強く忠実な守備は特筆すべきで、1人退場後もパニックにならずに、最後まで集中力を維持した点を高く評価したい。
  
 オランダ人監督の「ベーンハッカー」の短期間での見事なチーム作りと采配ぶりは高く評価されるだろう。
オランダ代表よりもレベルが低く、満足な戦力を揃えられたわけでもない環境の中で、W杯初出場のチーム選手個々の特徴と能力・チームの総合力を把握出来て、そして対戦相手との相対的な戦力比較に基づき適切な戦術と采配を行使できる監督だ。
 ゲーム終了後の「してやったり!」という表情が印象的であった。

 スウェーデンの攻撃も見ていて面白かった、守備を固める相手に対して、手を変え品を変え、「ラーション」「イブラヒムビッチ」「ユングべり」の3人を軸にして多彩な攻撃を展開したのだが、運が無かったように思うが、スウェーデンの攻撃に、トリニダード・トバゴの守備のリズムが合ってしまったようで、こういう時には得点は難しいのが判ったと思う。

 この2ゲームからは、確実に勝ち点を取る事と、その為のゲーム運びに采配が極めて重要である事を学べる。
 格上の相手に対して、どのように戦うべきか、1点を守りきる・あるいは引き分けでも構わないといった場合にはどうするかという点も参考になる。

W杯第一日・ドイツの明と暗

 W杯ドイツ大会一日目・グループA・「ドイツ」対「コスタリカ」
4対2でドイツの圧勝だったがドイツの明と暗がハッキリと出たゲームだった。
 明の部分は、4得点がいずれも勉強になるのと、ドイツらしさが出た事か。
 
 1点目・DFの「ラーム」が左サイドから切り込んで打ったSHの思い切りの良さ。ここぞという時には積極的に出てくるドイツの怖さを見た。今、自分は何をするべきかという意識の高さと選択の適切さを感じる。
 2点目は、ドイツらしいゴールで、「シュバインシュタイガー」のSH気味のパスだが、
あれは「ここで中に入れとけば必ず誰かが決めてくれる」という仲間への信頼の強さと、心のこもったキックだった。これもまたドイツの怖さだ。

 3点目・「クローゼ」ヘッドの後に忠実にゴール前に詰める点に注目してもらいたい。
ゴール前で足が止まらないのは、さすが点取り屋だ。
 4点目・「フリンクス」の豪快なミドルSH・これは凄かった。ボランチのミドルSH・ロングSHの大切さを教えてくれる。

 暗の部分は、もうこれは誰が見ても明らかな通り、DFラインの脆さで、2失点ともCBの2人のボーンヘッドで、対日本戦で露呈された弱点が修正されてない。
 オフサイドの掛けそこないの時の怖さを見ることが出来るのだが、簡単に裏へ入られてしまうようでは、この二人の連係に大きな問題がある。二人とも同じ動きをしているのを見ると、約束事が守られてないか、守備の意識に難がありそうで、特に2点目は、メツェルダーの怠慢で、ちょっと信じられないプレーだった。
 コスタリカのあまり速くない動きに付いていけないようでは、トーナメントに入ったら、いきなり敗退の可能性もある。

「ポーランド」対「エクアドル」

 エクアドルは、日本と対戦した時とは、完全に別のチームになってた。試合巧者で掴み所の無いチームで、やりづらい相手で、日本がこのチーム相手に得点したとか、勝ったのならば評価されても良いだろう。
 ポーランドのSHがバーやポストに当たった不運もあったけど、負ける時っていうのはこのような展開になるのは、よくある事なので、今後のサッカー観戦の参考にしてほしい。

 このゲームでも、スルーパスとオフサイドの掛けそこないという場面があったが、今大会での要チェック項目になるかも知れない。

≪ スルーパスの巧いMFの存在≫
≪CBのラインコントロールの能力≫

 この2点が勝負の分かれ目になるとしたら、ゴール前のスリリングな場面の多い大会になるんじゃないか。

テーマ:2006年FIFAワールドカップサッカー - ジャンル:スポーツ

W杯ドイツ大会の見所

4年間待った、W杯ドイツ大会がいよいよ開幕する。

 今大会の見所として2~3上げれば----
最大の注目点は、欧州で行なわれる大会で南米勢が優勝できるかどうかだろう。過去1958年大会でブラジルが優勝しただけなのだが、果たして今回は史上最強の呼び声高いブラジルがタイトルを取れるかどうかだが、近年、前評判の高い本命視されたチームは、期待を裏切る結果になる事が多い。
 そういう点で行くと、アルゼンチンの方が面白そうだが、どうなるかな?
 でも、今回、あのブラジルが優勝できないとなったら、南米のチームは欧州開催の大会では優勝出来ないというジンクスは半永久的に破られないように感じる。
 
 あとは、将来、楽しみな若手が各国に現れてきたという事も注目する点で、次回2010年を占う意味でも、チェックしてみたら良いでしょう。例えば、アルゼンチンの天才FW「メッシ」は、まだ18歳だから、本当に凄くなるのは、まだ先だろう。マラドーナだって、確かに天才だったけど、若い時はそれなりに経験不足を出してしまったのだから。

番狂わせを起こすとしたら《 スイス 》《 ウクライナ 》《 アメリカ 》《コートジボアール》あたりか?
前評判は低いけど、スイスはユーロの次回開催国で、国内の盛り上がりと、若手選手の成長が著しいと伝えられているから要チェックしたい。コートジボアールは、今大会に参加するアフリカ勢の中では、唯一まともなチームのようだから、どこまで頑張るか?
 アジア勢にはあまり期待してない。

 本当は、もっと前に予想をしたかったんだけど、複数のブログを運営していて、中津川事件に続いて秋田の事件扱ったのが、ブレイクしちゃって、凄いアクセスが殺到したので、ちょっとそちらに力を入れてました。スイマセン。
 W杯、開幕に合わせて、更新するのでよろしくお願いします。


ジーコさん!教えてください!

 ≪ ブラジルが非公開にした事があるか! ≫
 ≪ 2002年に優勝したのはどこだ! ≫

 これはジーコの発言である。我々は、絶対に忘れない。ドイツ入りしてから日本代表の練習・それもセットプレーまでもを公開している事に対しての質問の答えだ。

 W杯開幕を前にしても公開練習を続けている。1度の非公開日も設けないのは出場32チームの中で、わが日本だけだ。

 もし日本以外の国が優勝したら、どうなるか?
≪2006年で優勝したチームは非公開練習をしたチームだったという実績になる。
 
ブラジルは、ドイツに入った5日以降は「8日以外は非公開」だ。スイスでは公開したが、ドイツ入りしたら早速、非公開練習というわけで、これはジーコ発言とは大きく異なるではないか。
 
 この件に関して、ジーコの説明を聞きたい。我々の判るように教えてもらいたい。
≪ブラジルは非公開です ≫
なぜでしょう?貴方の言った事と違うんですから!!!!!

 セットプレーの際の守備の高さに弱点があるのが筒抜けとなったのに、その対応策の練習を、他の3カ国に堂々と見せてるなんて、どう考えても常軌を逸しているとしか思えない。


 

対マルタ戦の評価

 マルタ戦は課題ばかりが目に付き、ほとんどプラス材料が無かったと受け止められてる。

 ドイツ戦で予想外の好ゲームを行なった事で、期待が高まった延長線上での「マルタ」戦だっただけに、失望感が強いと思う。
このゲームは、非常に評価が難しい内容だった。この時期で一番重要なのは、選手のコンディションとチーム内での攻守に渡る連係・それに対戦相手に応じたセットプレー対策などが上げられる。
 甘口と辛口の評価と、どちらも可能なのだが、マスコミでは大半が辛口のようなので、あえて弁護すれば次のようになる。

 Jビレッジでのフィジカル主体のハードな合宿、ドイツ到着後も、極端なスローダウンをしてるようでもないので、調度、疲労が現れる頃だったのかも知れない。海外遠征した場合、1週間後くらいに、溜まった疲労が出るのはよくある事なので、ドイツ戦直後あたりが、疲労のピークになっても不思議ではない。
 
 ドイツ戦の善戦(充実感) → 疲労のピーク → 集中力と緊張感の欠けたゲーム
 という図式を描けば、それほど失望する事も無いし、運動量が少なく、イージーミスが目立ったのも説明がつく。肝心なのは、12日のオーストラリア戦なのだから、そこにコンディションを、ビシッと合わせられれば良いのだから。

 それと皆、やりにくそうだったように見えたが、芝生が長かったのも影響しただろう。日本のようにパスワークが信条のチームには、重要なチェック項目だ。

 ドイツ戦とマルタ戦では、あまりにも落差が激しい内容なのが気がかりだ。もし、仮にだが、対オーストラリア戦でも、状態が悪いようならば、ドイツ入りしてからのコンディショニングの失敗が指摘されるはずだ。

 しかし、ここでも露呈したのが、自陣に深く引いて、中央を固める守備陣に対して、攻撃が機能しない事だ。単に決定力不足というよりも、華麗なパスワークで綺麗に攻め込むという事にこだわり過ぎるのが大きいのではなかろうか。

  


対マルタ戦は調整とチェックの場だ

 W杯ドイツ大会も来週9日開幕だが、これから行なわれる親善試合は、完全に調整のための物であり、強化のためのものではない。すでに行なわれている試合も、例えば、韓国やオランダなどは主力を外して控え選手を起用しているケースも目立つ。

 大体、この時期に来て、コンディションに問題があるのは、明らかな調整ミスといえよう。ただ、例外的に優勝を狙うチームは、大会が始まってから、徐々にアップさせていくような調整方法をとっているから、そのつもりで見るといい。

 日本も、4日に行なわれる『マルタ』戦は、選手の負傷回復状態に関係なく、控え選手の起用をするべきだ。ドイツ戦で、攻撃陣の連係の良さは判ったのだが、他の組み合わせもテストしておいた方が良い。中田や中村が削られたとか、福西や三都主が退場処分を受けたなどの事態も想定して、中田浩二や小野を入れても、ドイツ戦のようなパフォーマンスがチームとして出来るかどうかを見たい。

 ドイツ戦で出たセットプレーでの弱点も、マルタ戦の展開次第では、再チェックする機会も得られないし、そもそも、このゲームで大量得点しても何の意味も無い。ライバル国の偵察部隊に長所を教えてあげるだけだ。

 各チームの≪ 準備試合 ≫を見て、ドイツ入りしてからのテストマッチは、強いチームとゲームを組んで勝つとか、弱いチームに大量得点して景気付けする。そういう目的のために行なうのでは無いという事が判ったと思う。

 あくまでも、コンディションの調整や基本的な戦術やコンビネーションのチェックが目的なのだ。

祝!茂庭代表召集!

FC東京の茂庭が、晴れてW杯23人のメンバー入り。良かった。本当に良かった。

再三再四指摘しつづけているように、高さと速さに問題がある『 田中誠 』はW杯モードでは通用しない事・また、ラトビア戦で、守備のリーダーとして機能せず、宮本のバックアップとして失格の烙印を押された存在だった事。しかも、本来のレギュラーは『 坪井 』であり、負傷中の代役に過ぎ無かったのに起用されつづけたのが異常な事。

 今、やっと坪井が順当にレギュラーに起用されたのだが、宮本のバックアップ要員として期待していたのが「茂庭」だった。ただ、問題なのは、経験不足という点か。そういえば、駒野も、ドイツ戦では大活躍だったが、二人に共通しているのが、《 経験不足 》なのだ。
 
 マスコミの中には、今ごろになってDFの層の薄さを指摘しているところがあるが、元凶はジーコである。巧くいってる時には選手を代えない・システムをいじらない。そういう事を選手を信頼してるとか、安心感を与えているとして、好意的に評価してきたのは、マスコミであり、ジャーナリストである。
 
 例えば、リーグ戦や単独クラブのシーズン中の戦い方ならば、そのような選手起用法も容認されるかもしれないが、代表チームで、しかも親善試合で、最大目標であるW杯の予選と本大会があるのに、いつも同じ選手起用、同じ戦術やフォーメーションなど、絶対におかしな事なのだ。

 DFの選手層が薄い(宮本のバックアップ)(サイドBKは?) そして高さに不安がある。

ハイ!皆、前から判ってたことです。

タイトルの掛かってない親善試合で、いつも勝ちに行く事ばかり考えて、若手や控えのDF陣に出場のチャンスと経験を与えなかった事。

《 松田・トゥーリオ 》らの長身大型のDFも同様に扱い候補にさえ挙げなかった事。

ここに来てツケを払う事になるかも知れないけど、ジーコや、マスコミは、ここまで田中誠ばかり起用し続けて、茂庭が経験不足という状態を悔やんでも遅いのだ。



対ドイツ戦で見えた希望

 ドイツと2-2の引き分けという結果で、ホッとした人が多かったのではないかと思う。このドイツ戦で注目するべき点は、戦術面でジーコ就任から大きな変更が見られた事だ。

1・フォーメーションを3-5-2にすると決めた事。
2・守備を重視したスタイルに切り替えた事
3・マイボールになってから、手数を掛けずに速攻を仕掛ける  戦術に転換して成果が出た事

 まず1の点で言えば、ジーコは就任当初から4バックへの執着心が強く、ここまでのゲームでは、重要な区切りとなるような時には、4-4-2で臨んでいた。また黄金の中盤へのこだわりもあったのだが、W杯本番で勝つ為に、現在の日本の戦力では、3-5-2がスムーズに行く事と、「小野」「稲本」をサブに回す決断を決定的にしたと見られる。
 W杯のような大会で、ハイレベルの相手との対戦では、守備を固めて速攻というスタイルを選択する方が、リスクが少なくて良いのだ。

 2の点に関しては、これはもっともサプライズだったのではないだろうか。一番の特徴は中田英に自由に攻撃参加させずに、中盤の守備とDFラインとのバランスを考えて動くように制約を与えた事である。今までのゲームのように「自分勝手に攻め上がるのではなく」ボランチの位置から、精度の高いロングパスやサイドチェンジのパスを出す役割に比重を置いたプレーが目に付いた。「高原」「柳沢」の二人が中盤に戻ってプレスを掛けていたし、加地も中にしぼって守備で随分貢献していた。
 
 ただし、このゲームでも2点をリードしてから、また1点差に追い上げられても、守備の修正を行なわず、しかも投入したのはFWだったという、ジーコ采配は変化が無かったのは、どう評価してよいか?

 3の点は、中田と中村の二人の存在と経験が大きいのではないか。今までは、ショートパスを細かく何本も回して、確かにパスを回す事が目的ではないかと思えるような時もあったのだが、このドイツ戦では一気に相手の裏を狙って、縦に速いパスを出す展開が多かったのだが、2月のフィンランド戦・ボスニア戦では、巧くいかずにカットされていたのが、精度と鋭さが増していた。相手にとって相当な脅威になると思われる。

 キリンカップを見て、このままでは3戦全敗かと予想してたけど、これなら、1勝1分け1敗で、2位通過の希望が持てそうだ。全体的にコンディションも良いし、「高原」「柳沢」も素晴らしい出来栄えだった。これなら、攻撃は結構いけるんじゃないか。

 ドイツのコンディションが、必ずしもベストではなく、日本対策が万全ではなかったという面は考慮しなければいけないが、日本は、格下の相手よりも格上の相手のほうが良いゲームをするのも改めて判った。
 

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