《ヒディンク采配だ》。
F組のもう一つのカードで、≪ジーコ・ニッポン≫が、グループリーグを勝ち抜く為には、他力本願の上に、対ブラジル戦に2点差勝ちが最低条件だ。
これはどういう事かというと、そもそも日本がブラジルに1対0で勝つ事が奇跡なのだから、奇跡が2度3度続けて起こらないとダメだと思って欲しい。
というわけで、「クロアチア対オーストラリア」戦について考えよう。
ヒディンクの采配を見て、リードされたらFWの人数を増やして、高さとパワーで総攻撃を掛けるのがヒディンクマジックだと思っていたとしたら間違いである。
オーストラリアの長所であり、日本の弱点であった《高さとパワー》は、また、オーストラリアがブラジルに対して対抗できる要素でもあった。
2002年大会の時の韓国の指揮をとった時は、中盤の選手の豊富な運動量と闘争心でもって、両サイドで常に2対1の数的優位の状態を作り出して、徹底的にサイドから崩す戦法を取った。これは、韓国選手の≪スタミナとパワー・敏捷性≫を最大限に活かす為であった。
つまり、自分の長所を活かしつつ、相手の弱点を突く、もしくは自分が優位性を保てる部分で勝負を仕掛けるということだ。
≪これがヒディンク采配の特徴である≫
試合巧者で、しつこく粘り強く、対戦相手に応じた戦術を行使する「クロアチア」にどう対応するのか?
開始と終盤の15分が見物だと思う。おそらく開始と同時に猛烈に攻め込み主導権を握り先取点を狙う。その後はしっかりと守備を固めてカウンターを狙いつつ逃げ切りを図るというゲームプランを立てているのではなかろうか。
クロアチアの攻撃を中盤で潰すのか、それとも前掛かりにさせて来させるのか、実に興味深い。
だから今までとは、違ったシチュエーションを見れたら楽しい
もしオーストラリアが1点リードした状態で終盤を迎えて、クロアチアがリスクを冒して総攻撃態勢に入った場合に、ヒディンクが、どのような采配を取って逃げ切りを図るのかに注目したい。《ジーコとの比較が出来て楽しいと思わないか》
テーマ:2006年FIFAワールドカップサッカー - ジャンル:スポーツ

