アジアカップ予選・アウェイの対サウジ戦が明日2:30に行なわれるが、今回の見所をいくつか上げてみよう。
オシム体制になってから3戦目という事とイエメン戦での拙攻の経験から、選手の意識改革もだいぶ進んだはずだ。酷暑の中の強豪サウジとの1戦で、選手の学習能力が試されると同時に、どこまでオシム流が表現出来るかに注目したい。また、巧く行かなかった際にどのように修正するかも見ものだし、苦戦するような戦況になった場合には、そのような中で役立ち頼りになる選手は誰なのかの見極めも出来る。
サウジがどのように出てくるかで対応は異なる。ホームにも関わらず、慎重を期してカウンター狙いの戦術で来たならば、《守備を固めてくる相手に対して、イエメン戦の時と比較して攻撃面での進歩があるかどうか》が問われる。≪暑さと湿気≫≪守備的でカウンター狙いの相手≫となると、どうしても、ジーコ体制の時と同じようなテンポとゲーム運びになる事が多いのだが、そこから脱却出来るかどうか。
消耗戦になって終盤スタミナ切れを起こして失点という危険性はあるが、始めから高めの位置からプレスを掛けて手数を掛けずに攻めてゴールを狙うという展開になるのではないだろうか。先取点を挙げて前半をリードで終えれば、後半は逆にカウンター狙いのサッカーで追加点を取れるかもしれない。
サウジがガチガチに守ってきてゴールが難しそうでも、焦ったり、イライラする必要はない。なぜならばアウェイのゲームだからだ。同点のまま、時間が経過していくのは≪日本にとって有利に働く≫(つまりサウジにとっては不利になる)のだと念じて90分を戦うのだ。
結果として勝ってもらいたいが、最悪0−1の負け・引き分けでも良しとしたい。ホームゲームが残っているのだから、無理攻めしないで巧く立ち回って時間を過ごして欲しい。
イエメン戦で自分勝手な事をした『三都主』と『遠藤』は、セットプレーでの約束事を守るかどうか。
DF陣は、ジーコ流の古いブラジルスタイルの手数を掛けた緩いボール回しとショートパスの連発から進歩できるかどうか。
また、選手が環境に適応できずに、苦戦〜完敗の危険性が出てきたら、オシムはチームをどのように修正するのかが見ものになる。
サウジもW杯終了後にチームを大幅改造して、W杯メンバーで残っているのは数人程度だそうだから、新チーム同士の対戦になる。日本とサウジの両国にとって良い経験になるだろう。

