天皇杯3回戦でJ2の「横浜C」「東京V」「水戸」「神戸」の4クラブが格下の地域代表チームに番狂わせの敗退という結果に終わった。
こういう番狂わせがあるのが、カップ戦の醍醐味であり、面白さでもある。最近はその醍醐味がやっと浸透して、トンチンカンな事を言うバカも減ってきたのでホットしていたら、相変わらず一部のバカ記者が的外れな事を書いている。
Jリーグ誕生の頃は《プロが格下のチームに負けるのは恥だとか、Jリーグや日本サッカーのレベルが低い証明》などと、酷評を浴びせて、露骨な反感や敵意を示したのだが、そういう指摘をした者達には共通項があった。Jリーグ以前には、ほとんどサッカーに興味も感心も示さなかったワイドショーの司会者やコメンテーターや文化人等である。また一部のスポーツ紙記者にもそのような事を書く愚か者もいた。
この《メディアに登場して自分の暴言や虚言を世間一般に撒き散らす手段と機会を持っている連中》には困ったものだが、要は、サッカー界では常識となっている《リーグ戦とカップ戦》の考えが無かった、この国のスポーツ文化のあり方が問われる資料ともいえよう。
今回の《横浜》は主力6人が欠場・普段、公式戦で同時にプレーする機会が無い選手が半数以上を占めればチームとして機能しないのは当たり前。選手層の薄いクラブがリーグ戦優勝〜J1昇格を目前にして激闘で負傷者続出ならば、カップ戦敗退というのは充分にありうるケースではないか。
スポーツ紙には≪J2首位がアマに負けるのはいただけない≫とか、敗退した《ラモス以下》各クラブの首脳陣のボヤキとも嘆きとも言えるコメントが掲載されているが、J2の首位だろうがJ1の常連だろうが、カップ戦ではメンバーを落としたり、手抜きをしたりで負けるのは、世界的に特別に珍しい事ではないのが、全く判ってないのである。
ここで一つ注目しておくのは、欧州のサッカー大国のカップ戦で番狂わせが起きた時に、どのような表現で記事を書くかである。≪いただけない≫とか≪レベルが低い≫と表現しなかったら、その記者は、日本サッカー界やJリーグだけを蔑む≪国賊自虐思想・史観≫の持ち主として記憶されるべきであろう。
J1が登場する4回戦でも、ガンガン番狂わせ続出を期待したい。【ジャイアント・キリング】を起こして下部リーグのチームが勝ちすすむのを楽しみたいものだ。

