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サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

ストイコビッチに執着する川淵会長

 オシムの息子のアマル(ジェフ千葉監督)が、来年の1月から日本代表のヘッドコーチ格として参画が濃厚となった。

 アマル氏なら公私にかかわらず、あらゆることを話し合うことができ、だれよりも「オシム・サッカー」の理解度が高い。愛息の入閣を待望していたのは、他でもない父だったと報じられれているが、これは本当の事なのだろうか?

 日本サッカー協会の川淵会長(69だが今年で70歳になる)★定年は70歳★は、「オシム監督は同じ言葉で話せるコーチが必要なようだ」と証言。しかし、続けて「ストイコビッチやゼムノビッチから売り込みはあるが、監督は必ずしも“うん”とは言わない」と話したとも報じられているが、これは一体全体どういう事か?大変な重大発言である。

 7月からの一連のオシム監督就任騒動を振り返ってみよう。
いいですか!皆さん!下記の事を思い出して欲しい。

1・ストイコビッチに対して、日本代表の監督候補としてオファーを出したのは日本協会の側だったはずだ。
 
2・川淵会長は、オシム監督がストイコビッチのスタッフ入りを希望した場合は「問題なく認める」と発言していた。

3・また、時にはオシムが総監督的立場になるとも述べたともされている。

4・ストイコビッチに近い別の関係者は、当面は代表の監督ではなくチーム強化を統括する立場に就くよう要請されたと明らかにした。

★・ストイコビッチの方から売り込みに来てると、話が替わってしまっているのは何故だろう?
 
 ストイコビッチ採用に対して、オシムが「うん」と言わないとの川淵発言は極めて重大で、7月の時の就任打診~正式契約の段階、そして現在に至るまで、オシムがストイコビッチ採用など希望していなかったのが判明したとはいえないか。
 では、一体、協会内部の誰が「ストイコビッチ」にオファーを出したのか?という疑問が残る。

 川淵会長とストイコビッチ側のどちらかが≪ウソ!≫をついているという考えに行き着かざるをえない。

 そして以下の川淵発言である。
川淵会長は9日、イビチャ・オシム監督の意向を最大限に尊重する考えを示した。川淵会長は、「すべてはオシムさんの意向にのっとって行いたい」と話した。アマル監督の入閣については触れなかったが、コーチ人事の基本線を明確に示した。

これは推測だが、ストイコビッチを代表コーチングスタッフに入れたくて仕方が無い「川淵会長」と、必要とは考えていないオシムとの間で、意見の相違が有ったと思われる。私が当ブログで指摘したように「川淵会長」が部外者を居れずに夫婦で会食しようとか、今後の強化の方向性に関して話し合いをしたいなどと、オシムに持ちかけていた目的は、コーチ人事に介入して、ストイコビッチを就任させるという思惑があったと観て間違いないのではなかろうか。
 
 そしてその双方の主張のぶつかり合い(闘争?)に、オシムが勝ったという事じゃないか。

「オシム監督」・「ストイコビッチヘッドコーチ」という人事ならば、来年のアジアカップで失敗と評価したら、オシム更迭⇒ストイコビッチ監督という眼が最有力となる。
 川淵会長は、オシムを強力に希望したのは【田嶋幸三】氏であって、自分の責任ではないと主張する。そして念願だったストイコビッチ監督の正式就任が実現する。そのような筋書きを考えていたのではないだろうか。
 ネットライターの間では、川淵会長の指図で子分の田嶋氏がオシム就任に動いたという意見が多数派のようだが、私は、あの時点で≪川淵≫VS≪田嶋≫の駆け引きが有ったと思っている。
 だから例の帰国会見での川淵会長の≪オシム≫失言は、オシム潰し・ストイコビッチ就任を狙ったものだと確信している。
 オシムの契約~調印式で田嶋氏が微笑んでいたのは、自分の希望が通ったからであって、ジーコに続き監督未経験のストイコビッチ就任の阻止に成功した満足感からきたものだったと観ている。

 


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