クラブW杯が終わったが、今年も決勝戦は面白かった。
決勝戦が素晴らしかった分だけ、他のゲームがゴミクズ同然に見えてくるのも当然か。
守備の強さと巧さをベースにした「インテル」がカウンターを決めて勝ったのは、日本のサポーターとジャーナリストの教育という視点にたって見れば非常に良い結果と内容だったと思う。
1・相手のスーパースターを徹底的にマークして長所を消す。
2・ボールを奪ったら中盤で手数を掛けずに速い攻めで、一気に攻め込む。
3・華麗なテクニックとトリッキーな個人技を主体にした攻撃的なサッカーを見せるのではなく、フィジカルの強さと勤勉でしつこい守備によって「バルセロナ」と「ロナウジーニョ」に対抗する戦術の採用
この大会は昨年は赤字だったが、今年の大会は約3億円の黒字になる見通しだとされている。それは大変に結構な事で、赤字を出してまで強行するイベントではない。なぜ黒字になったかというと、やはり「バルセロナ〜ロナウジーニョ」の存在が大きいのではないか。ビッグスターが出場するかしないかが、集客力に大きく影響するのは止むを得ないのが現実だ。
【アジア】【オセアニア】【アフリカ】【北中米】のレベルの低さは、大会の興味を削ぐだけでなく価値を低めるマイナス要因となっている。今回、アフリカ代表の「アルアハリ」は健闘したが、アジアとオセアニアは参加する事自体に無理がある。
各大陸クラブチャンピオンによるタイトルマッチにこだわるならば、それこそ、FIFAがこの地域のクラブ単位でのレベルアップを計るようなプロジェクトを実施するべきではないだろうか。
特にオーストラリアが抜けたオセアニアは絶望的ともいえるのではないか。強くなる要素が全く感じられないのだから。
本当に決勝戦以外は全く観る気がしない酷いゲームで、≪招待券をもらっても≫時間を割いて行く気分にならない。今回も準決勝で「ロナウジーニョ」の妙技が楽しめたから、そういう意味での面白さはあったが、バルセロナもインテルも準決勝と決勝を比較すれば、全くお話にならないほどの違いがあった。この両クラブの大会への取り組み方は≪決勝戦で勝つ≫為の参加であり、それまでは準備期間に過ぎず、全力を出す必要は無いのだ。
つまり単なる調整程度の気持ちでゲームに臨む両大陸のクラブに対して、他の大陸のクラブが善戦しても素直に受け取り評価するのは全く無意味だ。
≪戦力の比較は相対的な物≫であるから、格上の相手がメンバーを落とすとか全力でなければ、格下の方のプレーが≪通用して当たり前≫と思って見るべきと考える。

