サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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五輪予選・対シリア戦

 五輪予選の対シリア戦は日本の完勝に終わった。
 
 対戦前は、かなり不安だったし、実際、立ち上がりの10分間は完全にシリアペースで、どうなる事かと思ったが、家長のゴールで全てが決まってしまったかのようだ。後半も前半同様に、立ち上がりの10分間はシリアが主導権を握ったのだが、その後は、日本がゲームを支配する展開になったのを観ると、シリアに対しては、立ち上がりに気をつければ良いのか、あるいは伝えられているように、相当、コンディションが悪く、残りの時間帯は身体が思うように動かなかったのか、どちらかであろう。

 シリアは体調不良という事だったが、これは親善試合ではなく、公式戦、それもこのカテゴリーでは最も大切な五輪予選だったのだから、調整ミスはシリア首脳陣の失態である。公式戦である以上、≪負けは負け≫であり≪ミスも実力のうち≫として評価されるのを受け入れねばならない。
 ≪次のアウエイのゲームでは異なる内容になる可能性はある≫だろうが、けっして日本の戦い方と結果に対してケチをつける必要は無いのだ。
 
 とはいうものの、シリアの戦い振りには拍子抜けした人も多かったと思う。次のアウエイでは、どう変貌するか楽しみだが、あの両サイドならば、カウンターから得点出来るはずだし、攻めのパターンも少なく守りやすいのではなかろうか。と考えれば、何も心配しなくても良いだろう。不安要素を挙げれば、フィジカルに関しては明らかにシリアの方が上回っているので、パワープレーに出てこられたらやられるかもしれない。

 平山が試合の度に調子が上向いているのが判る。特に身体の切れが良くなってきているようだ。下半身に安定性が出てきているのと、シュートを打つ際のボールへのインパクトが正確になってきたから、高校時代を彷彿とさせる強烈なシュートを蹴るシーンが増えてきた。
 それと本田が後半、左サイドで再三見せたテクニックの素晴らしさと華麗さは、観ていて惚れ惚れする。2010年の南ア大会では、代表の中盤の中心選手となっていると期待したい。
期待はずれだったのは李と梶山の二人。李は空回り気味で、このままでは北京五輪の時にはチームには居なくなっても不思議ではないし、梶山はボールの持ちすぎで、回りと合ってないし、チームのリズムを崩してる面がある。

 それにしても観客が少ないのが残念だ。
このシリア戦なんか、昨年の日中韓交流戦以来、もっとも良いゲームだったのだから、スタジアムで生で観戦&応援出来た人は満足して帰宅したと思う。
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対ペルー戦は及第点

 昨日は対ペルー戦を観戦・その前に午後から研修室で「サロン2002」のシンポジウムに参加してきました。

 シンポジウムの内容は、非常に有意義なもので、シンポジストの「池田(マリノス)・育成環境」「庄司(ゲームアナリスト)・ゲーム分析」「徳田(セリエA代表)・観戦文化」3氏からは、それぞれのテーマで、サッカーと関わる上で参考になる話を聞かせていただきました。詳細はサロンのHPにアップされるでしょうから、そちらの方を見ていただくとして、

 さて、対ペルー戦は、結論から言えば、主力抜きのペルーに対して順当に勝ったわけで、取りあえずは及第点を挙げられるものだったと好意的に評価したい。
 ペルーはエクアドルのような惨状ではなく、攻撃面では物足りなかったが、守備は右サイドを除いて強く、なかなか日本にチャンスを作らせてくれなかった。もし、今回来日しなかった5人の主力が入ったら現時点の日本では負けていた可能性が強いと思う。

 日本は流れの中で「俊輔」「高原」の二人と周囲との連係が上手くいかない面が多かったが、今回は完璧を要求するのが無理なので、二人と他の国内組みが実践を通じてお互いの意思疎通を計れる下地が出来たと思う程度で良い。
 「俊輔」はちょっと遠慮していたようにも見えたが、まだ周囲の味方の能力を計りながらプレーしていたように感じる。得点に繋がった2回のFKを含めて、セットプレーはワールドクラスを思わせる ≪金を払ってでも観る価値の有るもの≫で、このゲームを観に来たサポーターは納得して帰った事だろう。
「高原」は、あのゴールで代表のレギュラー決まりといっても過言ではない。まだ連係が巧く行かないので個人技に走る面が再三あったけども、FWは、多少強引さが有った方が良いし、今の日本の攻撃陣に求められているものだからだ。

 それにしても凄いゴールだった。あのFKの時に双眼鏡でゴール前を見ていたお陰で、高原のトラップからシュートまでの一連の動きを、アップでバッチリ観れたんだけど、その瞬間は感動で身体が震えた。

 終盤、選手を大量に入れ替えたためにバタバタしたけど、若手に経験を与えてA代表ゲームの雰囲気を感じさせる意味では良かったのではないか。オシムは、「1タッチが増えアイデア、エスプリ(機転)の利いたプレーが増えた。これが日本の目指す路線」と言ったそうだが、相手のペルーが完全にバテテおり、体力的・精神的にも疲労困ぱいした状態だったので、あまり参考にはならず、割り引いて評価するべきだ。

 不安な点を指摘すれば、「中沢」が前回のに居た頃よりも精彩が無いのと、速さと情況判断・ビルドアップに問題がある。周囲と考えている事にズレがあるんじゃないか。あるいは中沢本人のコンディションが悪いのかも知れない。カウンター受けた時の対応に不安がある。明らかに深い位置までフリーで持たせすぎで、誰が、何処で潰しに行くかの決まりが不完全だと思う。

 いずれにせよ、このチームを、このやり方をベースにして更に積み上げていくのならば、アジアカップは期待して良いかもしれない。

明日のペルー戦の見所

 明日の対ペルー戦の見所は三つ。

 第一に「俊輔」「高原」の二人が、どれだけチームを引っ張って手本となるプレーを見せてくれるかだ。ただ、初対面のメンバーも多く、連係と言う点では満足行かない局面が出てくるのはあらかじめ覚悟しておいた方が良い。そのような状態でも、コンビが合うのは誰かの見極めはできる。こういう時に、サッカーセンスの有無が露骨に出るから面白いので、注意して観る事を薦める。

 第二に、いよいよ、アジアカップに向けた本格的なスタートだと言う事。昨年度のチームは、その場しのぎの間に合わせのような編成と、国内組みがオシムイズムに適合出来るかどうかの見極めを行なう事が最優先されたと思えば良い。
 アジアカップは、オシムがテストされる場となる。どのようなメンバーで、どのような戦い振りを見せるか。南ア大会に向けての大まかなベースになる部分が決まってくる。ペルー戦は、その第一歩だということだ。

 第三に、今回召集された若手が、どれだけ自分のセールスポイントをアッピール出来るかも興味がある。公式戦ならば勝つ為のプレーが重要だが、これは親善試合なのだから、こういう時に自分の持ち味を、必要な場面で出せる選手は次も呼ばれると思う。そういう点で「松橋」「矢野」「家長」「水野」「本田」の5人への期待は大きくなる。

 矢野は、同じタイプとみられる長身大型の高松が負傷という恩恵を受ける形になったけど、起用されたら周囲に遠慮せずプレーしてもらいたい。どんな形であれ、巡ってきたチャンスを掴むのは自分自身の努力と幸運によるところが大きく、素材は「巻」よりも上なのだから、代表に定着するつもりで頑張って欲しい。
 「家長」と「本田」をどのように起用するかも非常に楽しみで、U-22監督の反町と違った使い方をするかどうかに注目したい。反町は家長をトップ下に、本田を左サイドに置いてるけど、自分は逆にした方が良いと思う。スピードとドリブルが持ち味の家長は中よりもサイドに置いて、スルーパスに非凡な才能を見せる本田は「中」においてゲームの流れの中でポジションチェンジをさせた方が二人とも活きるはずだし、上手くいけば、この二人で左サイドのスペースを支配できるようになる。
 水野はU-22で見せる右サイドからのスピードに乗った積極的な攻撃参加と強引な切り込み代表レベルでも通用するかどうか。
 そして「松橋」は、ひょっとしたらスーパーサブ的な役割で貴重な戦力になる可能性を秘めているのではないか。終盤、相手が疲れてきた時に、あの速さは脅威になるはずで、97~98年当時の「岡野(浦和)」よりも、技術もセンスもはるかに上だから、そのような起用法を考えたら、チャンスを与えてみるのも面白いだろう。

 それにしても残念なのが、ペルーが欧州組みの主力抜きで来日する事だ。《やっぱりと言うか、またかと言うべきか》南米の強豪チームがベストに近いメンバーで来日すると信じてきたサポーターはガッカリしたに違いない。エクアドルの再現だけは御免被りたいと誰もが思っているはずだ。
 
 ところで不思議なのが《川淵会長》がダンマリを決め込んでいる事だ。それとも各社インタビューに行かないので声が取れないのかどうか判らないが、韓国の代わりに強豪国の招聘を進めていると、何度もマスコミの前に出てきて発言してきたのだから、主力抜きのペルー来日に関して、どう思ってるのか知りたいと思っている人は多勢いるんじゃなかろうか。

マリノス左伴社長の更迭は当然だ

 マリノスの監督に早野氏を招聘した責任をとって「左伴」社長が事実上の更迭処分となるようだが当然の判断だろう。

 早野監督を迎えたマリノスは開幕2連敗、それも相手が悪すぎた。フリューゲルス解散騒動から横浜FC立ち上げの一連の騒動を省みれば、第1回の横浜ダービーに負けたのは、歴史的敗北として記録される。またJ1とJ2の昇降を繰り返す「神戸」には完敗。しかも「川崎」が横浜FCに大勝してしまったのは駄目押しともいえる結果で、サポーターの怒りも増幅されたのではないか。
 しかも早野氏の監督就任に対しては、その報道がされた時点からクラブ事務所宛に、采配を懸念するサポーターから抗議や反対のメールが相当数届いたとされている。まさに踏んだり蹴ったりという状態である。

 左伴社長のリーグ連覇と営業面での功績や、新クラブハウス建設などの成果は確かに実績として評価すべきだろうが、ここ2~3年の不振と赤字財政は失政として評価されるのは止むを得ない。

 早野監督招聘は周囲の反対を押し切った人事だという。社長が監督人事やチーム編成にも介入したというが、それらの仕事は、本来は社長ではなくGMに任せる役割ではなかろうか?
もしGM兼任の社長ならば、文字どおり最高責任者として自ら引責辞任するのが正しい判断である。権力の座に執着する醜さや愚かさは、昨年の川淵会長の醜態を見て充分に感じているはずだ。

 自分も当ブログで、昨年12月27日に「マリノスの早野監督起用は疑問」という記事を書いたが、その当時の懸念が不幸にも的中してしまったのか。早野氏の監督としての成績は、≪有能なメンバーが揃っていた時の≫「マリノス」以外の場所では実績が無いという、悲惨な結果しか残ってない現実の前には、監督招聘の理由が全く理解出来ないのだ。
 
 前評判が高い期待された監督で【こんなはずじゃ無かったのに】という評判倒れの結果ではなく、開幕前どころか就任決定の時点で、不安や反対の声があがってたというのだから【それ見ろ!やっぱり】という予想どうりの展開になったわけだから、フロント、特に自分の意見を押し通した左伴社長の責任は大きいのだ。
「処方箋はある」と発言されたそうだが、早野監督招聘の時点で明らかな判断ミスを冒しており、分析や評価の能力無しと断言されても言い訳出来ない。

 

対ペルー戦の代表発表について

 24日の対ペルー戦のメンバーが発表されたが18人だけで、後3~5人追加発表があるという。今回、オシムは就任以来、初めて欧州組みから「中村俊輔」「高原」の2人を招集したが、サポーターの盛り上がりに水を指しかねない事も同時に行なったあたりに、オシムらしさというか老獪な指揮官のしたたかさを感じる。
 
 欧州組みから呼んだ理由に「日本代表にどのような選手が必要か考えれば判るでしょう」と答えたが、「高原」の場合は、結果を出しているので決定力不足解消と、不調の国内組みFWへの刺激剤として効果的かと思える。
「俊輔」は、このチームのゲームメイク役・起点としての期待が大きいし、オシムの一連のゲームを観れば、現在の代表チームには中盤で組み立てるとか、軸になる選手が不在という問題点がある。中村剛は経験不足だし、三都主はゲームメイクの能力が無い。俊輔が入ることで穴埋めが可能となる。そして二人とも、プロフェッショナルとして頑張る姿勢が、国内組みの良き手本としての役割も果たせると考られる。

FWの発表は「高原」たった一人だけで、ここまで代表に選ばれてきたが、今回呼ばれなかった選手の競争と成長を求めるコメントを出したのは、一つの選手選考法として面白いと思う。

 象徴的なのが「千葉勢」の大量脱落だろう。
しかし、これもまた「サプライズ」というよりも、中長期的な視点にたった選手選考とチーム作りという点では、参考になるはずだ。
 オシムが代表監督に就任してから、ここまでは強化合宿の時間が取れずに、差し迫った国際試合に備える為に、「浦和レッズ」と「ジェフ千葉」の連合体のような編成を行なった。
 例えば、千葉の「山岸」「佐藤勇」の二人は、明らかに代表レベルの選手ではない。個々の才能、特に技術レベルが低すぎる。この二人は守備で貢献する事が多く、攻めに出た際の迫力の無さは論外である。だが、オシムの志向する「考えて走る」スタイルのサッカーの一員として、つまりパーツの部分として使い、本人も活きるのであれば問題ないし、そのような選考とチーム編成は欧州では珍しくない。
 
 しかし、さらにチーム力をアップするため、あるいは自分の教え子ではない他のクラブの選手で、個人能力の高い者が自分のスタイルを理解できるようになったならば、そのような旧式のパーツでしかない選手は外される運命にある。つまり、当初の役目は終わったという事なのだ。
 だから「サプライズ」というよりも、欧州組みを召集したタイミングで、新しいチーム作りに向けたステップアップを計るための根回しと考えれば良いと思う。
 
 中村俊輔はMF・高原はFWの軸として期待が大きいし、他の選手との融合が巧く行けば、今後の代表の攻撃は、この二人を中心に組み立てられるチームになれば、アジアカップに向けた代表チームは、相当にスケールアップした姿に生まれ変わると予測する。これに「松井」「中田浩二」の二人が加入して、巧く融合できたら、充分に魅力的なチームが観れるのだが、そのような楽しみはアジアカップまで残して置くと解釈したい。



祝!女子代表W杯出場決定!

 女子代表の5大会連続W杯出場が決まった。

 前回の記事でカウンターから得点出来ると書いたが、先取点を挙げるという理想的な展開に持ち込めたのが良かったと思う。ただ、メキシコは最後まで諦めずに猛攻を仕掛けてきたようだが、よく持ちこたえたようだ。地元のゲームという事と高地での優位性を活かせて戦えるという点で、相当な自信を持っているのではないか。前回の「メキシコシティ」よりも400M高い「トルーカ」を会場に選んだ、しかも、第1戦を日本で、第2戦をホームで行うという日程の組み方が示すように、W杯出場にかけるメキシコの強い意志を感じる。

 そういう相手に勝てなかったのは残念だが、アウエーゲームでの最少得点差の敗戦は許容範囲なので、ここは選手の奮闘を称えたい。

 実は昨日は(正確には今朝)午前2時に帰宅して6時起床⇒仕事という忙しさに加えて、ゲームの「録画」をセットするのを忘れてしまい、ニュース報道の映像しか観ていないのでゲームの詳細は、残念だがここでは書けない。

 FIFAの世界ランクが9位となり、初めて中国を追い越したのは素晴らしい事だが、女子の場合はスポーツとしてまだ成熟してないから、選手もチームも伸びる余地が大きいと考えれば、更なるレベルアップを求めなければ、北京五輪も近付いているので、中国に追い抜かれても不思議じゃない。
 それに加えて北朝鮮対策をしっかりと、しておいてもらいたい。

 五輪の組み分けも発表されたが、予想と異なったのは、韓国が香港に負けた事か。ゲームを観てないので断定できない、韓国は「北朝鮮」「オーストラリア」を避ける為に、わざと負けてるんじゃ無かろうか。この2カ国には勝てないけども、日本ならば、勝つチャンスがあると考えた上での「敗戦」と受け取ってもいいだろう。
 女子のU-16もアジア選手権の決勝で北朝鮮に敗退したが、
アジア勢とって北朝鮮は、本当に勝つのが難しい相手だ。
 

女子W杯プレーオフの対メキシコ戦

 昨日は国立競技場へ、「女子W杯プレーオフの対メキシコ戦」を観戦。2-0で勝利を収めたが、結論から言ってしまえば、後1点取って3点差をつけておけば、ほぼW杯出場が決定しただけに、少し不満が残るゲームだった。実際に追加点を奪えるチャンスが何度もあっただけに、不完全燃焼というのが素直な感想だ。

 チームとしては、かなり熟成されてきてるように見えるし、「大橋」監督の構想というか意向が相当に反映されてきてるのではないか。
 戦術とチーム作りのベースとなっているのは、相手に合わせるのではなく自分達のやり方で勝つという事だ。それが裏目に出て、東アジア選手権とアジア大会では勝てたはずのゲームを落としてしまったが、このメンバーは大橋体制になってから、一番充実してるのではないか。
 このメキシコ戦でも、主導権を握って自分達のリズムで戦うという姿勢がハッキリ判ったし、選手が自信を持ってプレーしてたのが印象的だった。
 運動量も豊富で、メキシコは2点目を失ったという事もあるが、70分以降は心身共に消耗が激しく、日本の一方的な展開になったが、だからこそ3~4点と追加点が欲しかった。

 チーム作りという点で行けば、このチームはアジアではなく、世界で戦い、勝つという前提で編成されて居ると考えて良い。歴代の女子代表チームと比較して、一番大きな変化が見られる部分だと思う。それは「スケールアップ」と「高さとパワー対策」に強化の重点を置いたのではないかと思われるようなゲーム運びと展開になったので判る。
 
 攻撃では「ダイナミックな展開」と「ボールを速く動かす」という点が目立つ。ただ前半は、早く展開する事に神経を使っていたのか、慌てて前線へ出して不正確なパスを連発してたのは改善する必要がある。
 守備では「当たり負けしない」のと「DFから中盤への繋ぎが」成長の後が見えたし、このゲーム関しては空中戦が強くなったのは評価したい。注意するのはイージーなパスミスがあって、ピンチの大半は崩された展開からではなく、自らのミスで招いたという点を次戦の反省点として欲しい。

 選手個々を見ると「宮間」は、過去の起用法などから察するにお気に入りの選手ではないかと思う。少しずつゲームに出して経験を積ませておいて慣らしてレギュラーに育てた。この日のゲームでは前半は左サイド、後半は右サイドのMFで起用、セットプレーも蹴らせるのだから信頼の強さが判る。DFのスタメン発表で「矢木」がサブだったのが不安だったが、右の「近賀」はビルドアップが不安定でまだ不十分だけど、運動量が豊富で思い切りの良さとタイミングの良い攻撃参加は合格点を挙げて良いと思う。経験を積む事で更に伸びるから楽しみな選手の一人として注目したい。

 久々に復帰した「宮本」は、まだコンディションがベストではないようで、スタミナ切れを起こしてたから交代は妥当な判断だと思う。交代で出場した「柳田」は随分イヤラシイ選手になったと思う。パスの出すコースや中盤でのマークといい、攻守両面で相手の嫌がるプレーが出来るのは貴重な存在で、本当はスタメンで起用できる編成になれば良いのだが、これは大橋監督の采配なのだから、結果でどう評価されるかという覚悟はしていると思う。
 
 活躍したのは「沢」だけど、自分は酒井にMVPをやりたい。前半は宮本とコンビを組んで中盤のスペースのカバーを行い、相手MF陣との消耗戦に勝ち、後半、宮本が退いてからは、ワンボランチとしてDFラインの前で味方のMF陣に指示を出し、相手の攻撃の芽を摘んで宮本の役割をこなした上に、味方のセットプレーの時には最後尾に残り、(磯崎が相手の選手にマンマークで付く)守備面での貢献度は一番大きかったと評価したい。

 次のアウエーのゲームは、前回で高地と相手サポーターの熱狂的な雰囲気を経験してるので、このメキシコならば、カウンターで得点(それもできれば先取点)できる可能性が強いと思う。この国立のゲームでも2点目を取られた時点でガタガタになったし、サポーターも静かになったのを観ると、先取点を取れれば、案外早く諦めてくれるんじゃないか。

 来週17日は、W杯出場権獲得をお祝いしたいものだ。

女子代表・五輪予選の組み分け決定

 女子サッカーの北京五輪予選の組み分けが発表されたが、良く言えば大笑い!悪く言えば拍子抜け!と言ったところか。

 この組み分けならば、いわゆる「無風区」状態で、よほどの大番狂わせでも無ければ、五輪出場は、まず決定同然といえよう。タイとベトナムに、韓国対香港の敗者が入るが、多分「香港」が入るだろうから、正直言ってこんなに楽な予選で誠にありがたい事だと思う。
 世界大会の予選ならではの、ハラハラ!ドキドキ!という緊張感のあまりないゲームになると予想されるが、素直に喜びましょう。
 予選は、あくまでも予選であって、強化目的のゲームではない。強豪と厳しい勝負を掛けた対戦経験を積んだ事で、結果的に強化に繋がったという効果はあるだろうが、あまり本番に向けた準備にはならないだろうから、そういう視点で観てチェックする必要は無い。
 「大橋」監督のような《勝つための采配ではなく、自分の構想に基づいたチーム作りと采配を行なう》人物には、この方が良い。理想を追求するあまり、思わぬ敗退という無残な結果を残す危険性もあるからだ。

 それよりも興味があるのが、もう一つの組だ。
「北朝鮮」「オーストラリア」「台湾」それと「韓国」が入ると仮定して、ここは激戦になる。韓国がどこまでレベルアップ出来て、上位二カ国に対して、どこまで食い下がるかという興味もあるが、実力では日本と互角か上に位置する、北朝鮮とオーストラリア戦は壮絶一戦になるのは確実で、この対戦を観たいと希望するサポーターも居ると思う。

 ホーム&アウエー・2ゲームともテレビ中継して欲しい。何処でも良いから中継をお願いしたい。
  

U-20杯組み分け発表

 カナダで開催されるU-20W杯の組み分けが発表されたが、この組み分けならばグループリーグは勝ち抜けるんじゃないか。「ナイジェリア」戦の時点で、負けを覚悟で引き分けに持ち込めれば上出来という展開になっていれば良いだけで、心配するほどの悪い組み分けではないと思う。
 
 サンスポの見出しには「地獄の組」と書いてあったけど、前回準優勝の「ナイジェリア」以外の国の事を、あまり触れていないのに、なぜ「地獄の組」なのか理由が不明だ。
 「スコットランド」には「中村俊輔」の所属する、セルティックの選手も居るなんてのは理由にはならない。例えば、セルティックが世界的なユース年代の有能選手の宝庫で、毎年、イタリアやスペインに数十人も送り出しているとか、今回のユースチームがW杯で優勝出来る程のレベルのチームだなどといった情報など聞いた事がない
 「コスタリカ」も同様で、アルゼンチンやブラジルを全然相手にしないような物凄いチームだとか、アジア予選で日本と対戦した「韓国」「北朝鮮」が親善試合を組んで、10点差以上の大敗をしたとも聞いていない。

 そうすると、やっぱり疑問が出てくる。なぜ「地獄の組」なのか?
 悲観論を振りまいたり、自虐的な見方をサッカー界に持ち込むのは辞めてもらいたい。

 スコットランドとコスタリカには、まず負けない事を第一に考えて、守備は安全第一のゲーム運びを進める必要があるが、勝負を掛けなければいけない2戦になり、うまく2勝出来れば、最後のナイジェリア戦は消化試合に持っていける理想的な展開になる。
 ナイジェリア戦が最後でよかった。なぜならば、格上の強い相手との対戦では、自分達の長所も短所も曝け出してしまう展開になる事が多く、スカウティングに来た他国の関係者に分析され情報を提供してしまう結果になるからだ。
「中村俊輔」がスコットランドに居るのは強みだ。彼からU-20の選手の情報が収集できるメリットがある。特に、セルティックの選手が多ければ多いほど日本に有利に働くと考えるべきで、悲観論よりも楽観論の方が強くなるのが自然ではなかろうか。

 不安材料を探すとしたら、吉田監督が、まだ観ていなかったコスタリカとスコットランドの2カ国と同グループになった事だが、日本のスカウティングチームの能力は、世界的に観ても優秀な部類に入るので不安を煽る必要は無い。本大会までに分析すれば良いだけである。北中米をスカウティングしてなかったというのは、日程の都合が就かなかった場合を除き、この地域は何処が出てきても、大体の戦力予想が出来るという意識があったからかも知れない。

 この組み分けを見るとB組は激戦だ。この組こそ「地獄の組」ではなかろうか。ユース年代で実績のある「スペイン」「ウルグアイ」に、レベルの高いというアフリカ予選を勝ち抜いた「ザンビア」が相手では「ヨルダン」はまさに地獄落ちというところか。大会直前までに「サンスポの評価がどうなるかチェックしてみたら楽しい。
 それとD組の韓国も大苦戦しそうだ。「ブラジル」「アメリカ」という、ユースでは、これまた実績のある国だからだ。「ポーランド」がどれだけやるか不明だが、この出来次第では「準地獄の組」になる可能性もあるから、勝負という点で観たら、結構面白い組み分けではなかろうか。
 
以下、他の組み分け

▽A組 カナダ、チリ、コンゴ共和国、オーストリア
▽B組 スペイン、ウルグアイ、ヨルダン、ザンビア
▽C組 ポルトガル、ニュージーランド、ガンビア、メキシコ
▽D組 ポーランド、ブラジル、韓国、米国
▽E組 アルゼンチン、チェコ、北朝鮮、パナマ

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