3大陸トーナメントの初戦・オーストリア戦は引き分けに終わった。その後のPK戦は、オマケみたいなものだから特にこだわる必要はない。PK戦の練習が出来て良かったな程度に考えておけばいい。あえて言えば、今後のPKの際の参考資料になればと思う。
相変わらずの決定力不足という物の見方で辛口評価をされているようだが、確かに満足はできないけどもあまり悲観的にならなくても良いと思う。例えば、このオーストリア戦は不利な条件があった。酷暑の日本からの遠征という点で、「気候」「慣れないピッチ」「アウェイゲーム」「未知の相手」「出場メンバーが初の組み合わせ」といった点を考慮すれば、内容は完全な勝ちゲームだったし、アジアカップの時よりも進化しているのだから好意的な見方もあっていいのではないか。
アジアカップとの比較という点で見たら、
1・DF陣は、ピンチになりそうな場面ではボールキープしたりパスをするよりもクリアーを優先するシーンが多かった事。
2・FWと「中村俊輔」「稲本」「松井」は攻撃になった時に積極的に仕掛ける姿勢が観えた事。「矢野」は少し空回りしてたが、「田中達也」には相手も手こずる時があった。おそらくゴールが決まっていたら周囲の評価も違っていただろう。この顔ぶれで練習→実戦に臨んだのは初めてだったのだから連係面や意志の疎通で問題が有ったのは当然で、僅かな練習期間で全てスムーズに行く方がおかしい。
残念だったのは両サイドの「加地」「駒野」だ。せっかく攻め上がりボールをもらったのに、スローダウンしてしまったり、外側から切り込まずに内側に折り返すというアジアカップの時と同じスタンス&テンポでプレーしていた事か。右サイドは「内田」「水野」左サイドは「安田」らの成長が見込めたら、代表のレギュラーも入れ替える事を考えた方が良いだろう。
稲本の評価が高いが、この位やれるのは当然だから「当たり前」と受け止めておけば良い。キリンカップのコロンビア戦で酷かったのは、トップ下に起用したオシムの采配ミスと、練習期間の短さで周囲と合わなかったのが原因だからだ。また所属クラブで常時ゲームに出場しているのでコンディションが良いのもプラスに作用している。
やっぱりボランチは「稲本」「鈴木啓太」の組み合わせがバランスが取れていて一番良いのではないか。これで稲本がCBがこなせるようになったら、「阿部」は完全に控えになってしまう。
「松井」は、チームと合ってなくて浮いてるようにも見えたが、ボールを持った時の積極的な姿勢は出てたし、むしろ問題は国内組のプレーのテンポの遅さと、松井に対する理解度に問題があるようにも感じるのだが、これは何試合か一緒にプレーしてみないとまだ結論は出せないので、今後は松井も招集すべきであろう。
オーストリアは守備の強さとカウンターの鋭さは目についたが、後は何もないB〜Cクラスのチームに見えたが、これがベストの姿とは思えない。

