今月行われる日本代表候補の合宿参加メンバーが発表された。
事前に色々と名前が取りざたされた中で、何人か新しい顔ぶれか復帰した選手がいるが、3次予選を乗り切るという事を考慮すれば、数人の例外を除けば順当な選出だったと思う。「共通理解」をテーマに掲げて、今まで競争が無かったという発言にはビックリしたが、振り返ればオシムの時とほとんど代り映えしないメンバーでやってきたのだから、当然と言えば当然か。
当初はCBに注目が集まっていたが、GK・CB・サイドバック・CF・中盤・と、各ポジションで新戦力を選んでおり、既存のメンバーを含めて競争させるという方向性が見えてきているのが判る。俺流を宣言した岡田は「基本的には全員でハードワークをするチームを目指していく」と説明しているが、この説明の意味は新しい顔ぶれを選出した理由を見ると、どこにポイントを置いているのか判りやすい。
「運動量」「安定性」「勤勉忠実」を重視していると判断して良いだろう。
さらに判り易く言えば、労を惜しまず走る事。プレーの内容・レベルにブレがなく一定して表現出来る事、自己の利益よりもチームの勝利の為に頑張れる事。等が求められていると思う。
ここにガンバと鹿島・それに海外組が加わる事になるが、実績という点で大きくリードしているのだから、今回の新メンバーはハンディを負うのではないか。出来れば一緒に合宿・トレーニングして競争でも融合でも試みる時間があれば良いのだが、短期間の合宿で見極めを公平な視点で行えるように願いたい。
オシムと岡田が選手のネームバリューや年齢に関係なく中堅や若手をガンガン鍛えてくれてるから、次の代表監督は、選手育成に関して大いに助かるのは間違いない。不安材料を挙げれば、ジーコみたいにトルシエが作った土台をぶちこわした揚句に、あとには何も残さないような人物を監督にしない事を望むだけだ。同じ過ちを繰り返してもらいたくない。

