サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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親善試合の一つの考え方

 失敗に終わった10月の東欧遠征に続き、11月のベルギー遠征での
対オランダ戦、ベルギー戦は結果と内容とも収穫が多く成功を収めた。

 対戦相手がW杯予選敗退国ではなく、本大会での優勝候補だった事から、
非常に高い評価を得たが、セルビアとベラルーシとは違った戦い方をしてきた
のだから、同じ基準で評価するのは少し問題があると思うが、日本に対して
対等に向かってくる相手には、ある程度には戦えたという点では良かった。

オランダもベルギーも完全なベストメンバーではなかったが、それは日本も
同様で、極端に楽観的にも悲観的にもなる必要は無い。
オランダの若手DFは、日本の素早い攻めに翻弄されたし、ベルギーの若い
アタッカー達は経験不足を露呈した。しかしW杯本番で対戦した時には、
今回の経験や教訓が活かされてくるはずだ。

オランダもベルギーも、そして日本も、親善試合では、本番に備えて色々な
想定を立てて、また可能性を見い出す為のテストを行っていたのが判る。
その都度の結果に対して、一喜一憂するのはサポーター心理としては当然かも
しれないが、W杯が終わったら4年後に備えたチーム編成を行い、予選突破後
に行われる親善試合は、テストと試行錯誤の場であると理解すれば良いだろう。
我々は「強化試合」とか「テストマッチ」だから、各上の強い相手との対戦
ばかり希望して結果を求めがちだが、【親善試合は調整や実験の場】という
要素もある事を忘れてはならない。

 例えば、日本の場合、テストあるいは冒険を行うには、様々な雑音が直接
選手や関係者の耳に入る頻度が高い国内のゲームよりも、海外のゲームで
行う方が適切である。このような考え方は奇異なものではなく、その競技が
盛んになればなるほど、国内のゲームでは思い切った采配はしづらくなると
思っていた方が良い。

 同じスタメンで臨んだベラルーシ戦は確かに問題だが、あのゲームで
主力選手達は一つの可能性というか願望のような「戦い方」をテストしたの
かもしれない。詳細は別の機会にするが、ハーフナーを活かす空中戦を放棄し、
縦パスを入れずに横パスやスローテンポの攻めが、どこまで通用するかの見極め
としては、決定的な答えが出たと考えられる。

オランダとベルギー戦では、今までの親善試合では見られなかったほどに、
横ではなくて斜めへのパスの多用と、遠藤からの速いサイドチェンジが
あったのが印象的だった。
ベラルーシ戦ではゲーム前に遠藤は「遊びの要素をいれて」等と発言して、
実際に、縦パスを入れずに横パスばかり回していたのだが、
この2ゲームでは「遊びの要素や」いつもの「緩い横パス」は皆無だった。

コンフェデ杯では、日本の前線からのプレスとDFラインを高めにするという
ゲーム運びは、大量失点という形で破綻したのだが、この2戦では極端に高い
ラインを維持出来たのと、プレスも組織的で上手く連動していたのが良かった。
そして非常に良かったのが山口螢である。遠藤と長谷部の二人で中盤の底の
スペースを90分間守りきるのが困難になってきている現状では、豊富運動量
と速い出足で潰しまくれる山口をレギュラーにして遠藤と長谷部を併用する
起用法がペナルティーエリア正面の守備の強化になる。

このように親善試合では監督も選手も色々なテストや冒険が出来るのだ。
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