サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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ドイツ大会2006・決勝戦を見て感じた事

 イタリア対フランスの決勝戦は期待通りのハイレベルな1戦となり、観る価値のあるゲームだった。

 フランスは前回大会の不調と今大会のグループリーグでの内容から「決定力不足」という評価が定着していたが、この決勝では、なかなか見応えのある攻めを展開したし、30歳以上のベテラン選手が多く、守備の軸が「テュラム」攻撃の軸が「ジダン」と、98年のフランス大会の攻守の軸が、今回も重要な存在だった事で、チームの成熟度という点で高かった。

 フランスは「ジダン」「アンリ」「マルーダ」の3人の個人技とコンビネーションによる攻めを組み立てて、チャンスを作り、後半と延長を押し気味に進めたのだが、強固な守備を誇るイタリアのDF陣との攻防は面白かった。おそらく他の国だったら防ぎきれずに大敗したはずだ。準決勝に続き、この決勝ではフランスの底力を感じた。
 
 イタリアは守備の強さが強調されたが、過去のカテナチオではなく、浅いDFラインを敷き、中盤では激しく積極的に潰すという守り方で、守備的というよりは守備を大切にするゲーム運びとチーム戦術を執ったと言うべきだろう。そして、これは他の国でも同様の傾向であり、今大会が、チーム作りと守備の考え方に関して、新しい方向性が出て来て、それが具現化された大会と位置付けられるかもしれない。
 この決勝戦では、イタリアのチャンスは、ほとんどがセットプレーからだったが、それはフランスの守備が良かった為に、流れの中からは、相手に決定的なチャンスを作らせ無かったという証明である。

 両チームとも4-2-3-1というシステムだったが、4BKというのは、両サイドのスペースを与えない為のものであって、ジーコが志向した積極的な攻撃参加を狙ったものではない。
 また中盤を分厚くして攻めに出たときには3トップに近い形を執り、守備に回った時、特にカウンターアタックを防ぎ、早めのチェックを行ない中盤で潰す為に、MF陣には多大な運動量が要求される展開になるわけで、各国とも今後のチーム編成と選手起用にも大きく影響してくるだろう。

 ジダンが退場になったのは残念だが、最後のゲームがW杯の決勝戦で花道を飾る事が出来なかったのは、世の中巧く行かないものだという教訓として受け止めれば良いのではないか。
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