サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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静学対作陽を見て感じた事

 今日は高校サッカー準々決勝を観戦するために「駒沢陸上競技場」へ行ってきた。第一試合の「静学対作陽」は3-2で作陽が勝ったのだが、仕事の都合で後半から観戦。この得点から「点の取りあい」を演じたのかと思うかも知れないが、実際に勝敗の分かれ目になったのは【守備力の差】であった。

 作陽は守備に回った時には両サイドのMFが下がりDFが5人居る状態にして、一人一人がしっかりとマークについたのだが、これが非常に厳しくタイトなものだったが、実にフェアで落ち着いていた。静学の各選手の個人技はハイレベルで、フリーにさせたら相当な事が出来るだろうが、この作陽DFのマークの前に思うようなプレーが出来ずにイラ立ちミスが目立った。

 それに対して静学のDFは、雑で落ち着きの無いプレーが目立ち、つまらないファウルが多かった。特に勝負を決定付けた要因として上げたいのは、CBが速攻に対して対応できずに振り回される場面が多いのと中盤の戻りが遅れてゴール正面に簡単にスペースを空けてしまった事である。失点が3点で済んだのは幸運だったとしか思えず、後4点は取られても仕方が無かったのではないか。

 第2試合の「広島皆実対盛岡商業」は非常に退屈な一戦で、ちょっとレベル的に問題があると思えるような内容で失望した。ただ広島皆実のGKは状況判断が良く安定性があったのが印象的で、将来の更なる成長を期待したい。

 今大会は《0-0》の引き分けからPK戦というパターンのゲームが多く、《守備的過ぎる》という声があがっているが、そうだろうか?
 確かに「点取りゲーム」で得点が多く入って決着がついた方が面白いだろうが、このユース年代でもっと守備の大切さと重要性を認識するべきではないか。

 アジアユース(U-20)そしてU-21が参加したアジア大会でも、日本のDFはハッキリ言って、あまり誉められたものでは無かった。安易にファウルで逃れる事が多く、それがFKからの失点という形になって現れたと思ってもらいたい。また相手のカウンターの速さに対応出来ないとか、無謀としか思えないようなタックルで飛び込み、不様に交わされるシーンも目についたではないか。セットプレーでのマークの甘さと、マークの確認の不徹底などもあった。
  
 《サッカーは点取りゲーム》だからと言って、守備を疎かにして点の取り合いを行なうのではなく「いかに相手の長所を消して点を取らせないようにするか」の方が勝利への近道である事。そして攻撃陣、あるいは攻撃に入った時には華麗さや大胆さも必要だが、守備に回った時には強固に忠実に守らないといけない事も論じるべきではないか。
 サッカー担当記者で、PK戦が多いとか、得点が少ないといった記事を書いている記者は、サッカーはなぜ「78対72」とか「25対21」ではなく、「2対1」とか「1対0」のゲームになるのか考えるべきだ。
 
 サッカーが日本国内だけで盛んなスポーツで、《国内でどこが勝った負けたという事を話題にして、またその結果だけで評価し、大会の方向性の是非を決定付けるスポーツではない》という事を常に頭に入れておかねばならないのだ。アジアや世界で勝つためにはどうするべきかという事、そしてそのような大前提の下でユース年代のサッカーも論じる必要がある。
≪高校生が郷土の名誉と誇りを掛けて戦う≫事よりも≪ユース年代(U-18)で世界と戦い、W杯を目指すための経験の場≫の要素の方が重要だ。

 そういう視点で考えれば、むしろ0-0のゲームが多かった事から、守備の大切さとか基本を見つめなおす機会と捉えるべきではないか。


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