対バーレーン戦は大勝を期待した人には残念で欲求不満な内容だったと思うが、とりあえず勝って良かったのを喜ぶしかない。
引き分けを覚悟した頃に、あのようなゴールが産まれたのだが、どんな入り方であってもゴールはゴールだし、それまでの日本の得点への圧力が実を結んだようなものだから、立派なゴールである。
開始4分のPKを決められなかったのが、その後の嫌な流れを決定づけてしまったように感じる。日本は30分くらいまで、綺麗な攻めでチャンスを作り大きな期待を持たせた分だけ、入りそうで入らない展開が、次第にスタンドの失望感を高めていったように思う。
見ての通り、課題は山積みだ。
セットプレーから得点出来なかったらどうするか?
という不安は、両サイドからの攻め込みからチャンスを作れた事で解消できる可能性を感じたが、同時に、相変わらずの決定力不足を露呈してしまった。
この日、久々に起用された「佐藤寿人」は、立ち上がりのPKを誘う飛び出しを含めて、何度か、裏を狙う動きを見せたものの、良かったのはそれだけで、ツートップが機能していなかった。これならばワントップ・の方が良い。「大久保」の存在価値の高さが改めて判ったし、「高原」の復調を強く願うだけである。また佐藤はスタメンで起用するよりもスーパーサブとしての方が有効と思われる。
本田は完全に期待外れだった。周囲との連係が悪く、これはU−23の時も同じように感じたのだが、ちょっと、周囲と感覚が合わないのかもしれない。具体的に言うと、パスを出すタイミングが合わないのと、ポジショニングもチグハグでプレーの志向性が他のメンバーと違い過ぎるのではないか。国内組との融合が早急に求められる。
それと守備面では、相手にミドルSHのコースを開けすぎるのではないか。一歩間違ったら、こぼれ球を押しこまれる危険性がある。もう一つ気になったのが、バーレーンの両サイドからのライナー性のクロスにDF陣の対応が遅れている点があった事。当初、日本側が予定していた攻撃を逆にバーレーンにやられたのは、ちょっとショックで、中沢とトゥーリオの二人に高さではなく速さで勝負するのは、案外効果的かも知れない。
攻守両面でレベルアップしないと、最終予選では、中東勢に大苦戦しそうだ。

