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サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

広島市民球場の跡地にサッカー専用スタジアムを建設しよう!

 広島県協会は、閉鎖される広島市民球場の跡地利用について、
「サッカー専用スタジアムの建設を強く求める」との要望書を広島市に提出した
という。

 要望書の「市民球場は戦後復興のシンボルであり、にぎわいの拠点だった。
野球からサッカーへと、スポーツ文化の拠点として引き続き発信していくことが
重要だ」という点は、全くその通りで、シンボル&にぎわいの場が、『野球場
からサッカー場に代わる』と考えれば良いのだ。

 市の浜本康男都市活性化局長は「サッカー専用では年に約20試合しかできず、
難しい」と答えた。そうだが、この発想が間違いの元というか既成の価値観を引き
継ぐ古い考え方に過ぎない。

 活性化局長という肩書ならば、もっと広い視野と柔軟な発想を持ち検討するべき
である。「サッカー専用では年間20試合しか出来ず、難しい」とは、サンフレッチェの
Jリーグやナビスコカップのホームゲームでの利用しか予定していないのだろう。
それ以外のサッカー関連のイベントを行うとか、スポーツ博物館やスポーツ医学や
健康関係の施設を内部に作れば、一般市民の為にも有益な施設となるのだが、
そのような発想が浮かばないようでは、≪活性化≫の名が泣く。

 さらに、新しい野球場とサッカー場が、広島のスポーツ文化の象徴のような存在に
なって、将来の広島市民の憩いの場であり、名誉と誇りと意識の一体化の役割を果
たせるようになれば有意義とは思わないのだろうか。

 市は跡地を「緑地ゾーン」「にぎわいゾーン」の東西2つに分ける基本方針を基に、
1月中に利用計画をまとめる予定だそうだが、これは公園や商業施設や遊興施設を
作る構想と考えられるがどうだろう。

 このような発想や基本計画は旧態依然の思考から生まれてくるもので、いかにも
役人らしいではないか。日本経済がデフレ再来で大変な状況になりそうだと言う予測
がされている時に、商業施設か。
 少し前に日本各地の自治体が「○○村」とか「××ランド」みたいなものを作ったが
利用者が激減して、累積赤字蓄積でとんでもない事になってるけども、そのような
二の舞を実践するのか。

 損得勘定や、財政を考慮するならば「緑地ゾーン」や「にぎわいゾーン」にしたら、
完成された暁には、収支決算で建設費と維持費は赤字にならずに問題ないのか。
例えば、「緑地ゾーン」では利用者から、しっかりと「入場料を取るんだろう」

 一昔前には「サッカーご三家」と言ってだ、「埼玉」「静岡」「広島」が、サッカーが
盛んだとか、伝統や名誉に対して他県のサッカーファンは一種羨望の眼差しが
注がれていた時期があった。今はもう、ハッキリ「埼玉と静岡」に遅れをとっている
のだから、これを契機に回復するチャンスだ。

 これは広島だけの問題ではないから、全国のサッカー愛好者は、サッカー専用
スタジアム実現に向けて、あらゆる角度からバックアップするべきじゃないか。
他のクラブのサポーターが広島までアウエイゲームの応援や観戦に行く時も、
あの不便な総合運動場よりも、交通の便が良い場所にスタジアム
(それもサッカー専用だ)が出来たら嬉しいじゃないか。




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