サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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東京ヴェルディの身売りに関して

 東京ヴェルディが身売り目前という状況らしいが、結論から言ってしまえば
「読売クラブ⇒ヴェルディ川崎⇒東京ヴェルディ」と続いた一つのクラブの
日本サッカー界での役割が終わったという事だ。

 その役割とは、以下の3点ではなかろうか。

1・サッカー界のプロ化の促進とリーグ誕生初期の牽引役。

2・日本協会のドイツサッカー偏向と技術とセンス敵視の強化育成方針の
 誤りの是正

3・学校運動部主体のサッカー界の改革

読売グループが好きか嫌いかという尺度で判断するのではなく、役割と貢献は
素直に評価して認めねばならない。プロ化と少年からの一貫した指導育成による
確固たる実績を作ったのは「読売クラブ」である。

この3点から判るように、70年代から80年代半ばに掛けての読売クラブは、
学閥支配⇒丸の内グループ支配による組織運営が行われていたサッカー協会の
中にあって「よそ者」「外様」であっただけでなく、日本サッカー発展の希望だった。

 それがJリーグが誕生してからは、読売グループが志向するプロ方式とは
異なる理念に基づく組織運営が行われるようになった結果、その存在が
旧態依然とした立場に変わってしまったのである。逆にそれまで読売クラブの良さを
受け入れなかった旧勢力が、受け入れたばかりか、さらに前進した体制を整備した事
により、サッカー界の新しい流れに抵抗する勢力になってしまった。

そう考えれば、Jリーグ誕生の時点で、読売グループの役割は終わっていたと判断
しても良いのではなかろうか。終わったもの、過ぎたものを騙し騙し継続していたが、
ついに臨界点に達してしまった結果として、
「来るべきものが来た」というのが、今回の身売りになったといえよう。

普通のクラブの場合、ホームゲームが17あるならば、仮に1万人のコアな
サポーターが毎回、応援に来てくれて、トータル17万人の観客動員を望むはずだ。
これは選挙の政党支持に例えると、基礎票のようなものだ。それにコアではないが、
時々来る人、強いから、スターがいるから等という理由でスタジアムに来る客、
これは浮動票のようなものと考えてみよう。浮動票から基礎票に移行する人、
熱心なサポーターを増やすのが、健全な運営やサポータークラブに発展する。

 ところが東京ヴェルディ(読売グループ)の場合は、違った考え方をするようだ。
17ゲームで、トータル17万人動員の場合でも、17万人が1回来れば良いという
思考スタイルが歴代のフロントの根底にあるのではないか。

熱心に応援に来てくれるサポーターを1万人育てるよりも、
17万人の人に1回ずつ観てもらえれば良いというわけだ。

 このような思考からは、地域に密着する必要性は浮かんでこないばかりか、
全国に展開する方向に向かうようになる。ホームタウンというよりも「本拠地」
のゲームの他に、例えば「東北」「北海道」「北信越」等の地方巡業のような
形で公式戦を行う運営スタイルを志向する方を希望するだろう。


≪スポーツ文化》ではなくて≪興業≫である。

 異端児として日本リーグに参入してきた読売グループは、出ていく時も、異端児と
して出て行く。しかし、最初は正しい道を志向した革命派だったのが、出ていく時
には間違った道を歩む守旧派になってしまったという事になる。

 そのように考えれば、東京ヴェルディがJリーグの本来の理念に則った
組織運営が行われる健全なクラブに変身するチャンスが訪れたのを吉とするべきだ。




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