サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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準決勝・対韓国戦

 準決勝の対韓国戦は両チームの特徴が出た非常に面白い好ゲームだった。

前半は完全に日本がペースを掴み、3点取ってもおかしくなかったのだが、
1点しか取れなかったのが90分で決着出来なかった要因である。
あれだけ見事なパスワークで韓国を翻弄してチャンスを作ったのだから、
追加点を奪っておくべきだったのだ。韓国は前線と中盤が振り回されて対応に
苦心して、攻めはロングボールに頼るだけの有様で日本の大勝も予想されたが、
皮肉な事に、そのロングボールからPKを得て先制した。

 後半、韓国は得点する為に攻め込むのではなく、日本の長所を消す事を最優先
の闘いを選択した。趙広来監督が的確なゲーム分析が出来て高い修正能力を持って
いる事と選手個々が実践できる事を意味している。相手を潰して、我慢しながら
粘り強く闘いながらチャンスを伺い競り勝つというわけだ。
この作戦は成功して、後半の日本は30分までは攻めあぐみ全く何も出来ず、
体力を消耗していった。

趙監督は、この日、全く機能しなかった右サイドの17番の「イ・チョンヨン」
を引っ張りすぎたが81分にようやく見切りをつけて、11番「シン・フンミン」
を投入して、延長戦に入ってからは、196CMの20番「キム・シンウク」を
前線に張り付けパワープレーに出たのは理に適ったオーソドックスな采配だと思う。

 それに対してザックは、後半、日本の中盤が機能せずに膠着状態だったのに、
選手交代が遅かったようにみられるが、延長戦を見込んだか、組織が破綻した
わけではなかったので、チームのバランスを崩したくなかったかのどちらかだと
思われる。韓国にゲームを支配されたが決定的なチャンスは作らせなかったので、
いわば我慢比べのような時間帯だったといえよう。

 致命的なピンチになる前に細貝、そして延長戦に入ってからの「伊野波」の
投入は守備固めのもので、更に「李」の起用を予定したのは「逃げ切りを図り
つつもカウンターで3点目を狙うという抜け目の無い堅実な采配だったと思うが、
長谷部の交代が誤算だった。交代出場の「本田拓」の、あまりに単純なミス、
(つまりあの時間帯で相手に長身大型の選手が居てパワープレーに出ているのに
、あっさりファウルをしてFKを与えてしまった事)
それが結果的に、PK方式に持ち込まれて日本が決勝進出の権利を獲得
という劇的な勝利に終わったのだから勝負というのは判らない。

 ザックは状況に応じて、システムを4-5-1から4-3-3に、
そして終盤は結果的に、5-3-2へと変更した。
イタリアならば、このやりかたで最後まで守り逃げ切れたのだろうが、
日本は、そのようには行かずに追いつかれたのだが、采配ミスというよりも、
そこまで読み切れなかったと解釈すべきである。

韓国の決定的なチャンスは15分と延長戦の終了間際の混戦から同点ゴール
の時の、たったの2回である。後半と延長で日本はかなり押し込まれたように
感じるが、韓国のチャンスの半分はセットプレーからのもので、流れの中での
ピンチは激減出来ても、やはり長身大型のDFが居ないとセットプレーからの
失点は避けられないと覚悟した方が良い。

懸念だった岩政は韓国がパワープレーに出てきた事もあってか、良くやったと
評価したい。流れの中で何度か裏を取られて危険な場面もあったが、やっと
代表に貢献する仕事が出来たのではなかろうか。

 日本は、急造DF陣にも関らずタイトルの掛った公式戦で、これだけ戦えた
のは大きな収穫だった。改めて日本人の組織力とチームスピリットの高さを
再認識出来たのである。
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テーマ:アジアカップ - ジャンル:スポーツ

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