サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

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平壌での北朝鮮戦に控え主体の日本が大善戦

 アウエーの北朝鮮戦は、1軍半~2軍のようなスタメンと戦術テストと、
あまりゲームに出ていない選手に経験を積ませる場に利用したにも関わらず
実力以上の戦闘力を発揮した北朝鮮に0-1という信じられないような
最少スコアと、4分6分で押し込まれる程度でしかも、あわや同点ゴールか
という善戦で内容的に収穫が多い、実に有意義なゲームだった。

スタメンには
「本田」「香川」「遠藤」のゲームメイクと起点となる3人。
「長友」「吉田」「内田」「川島」の守備の常連の4人。
なんと、レギュラー11人のうち7人も出ていない編成。

いくら最終予選進出が決定したとはいえ、ここまで露骨に主力メンバーを
外してくるとは、普通の感覚だと、対戦相手は「完全になめられてる」
「ふざけるな」と激怒するのが当たり前。

 初めての組み合わせで連係プレー等、スムーズに行く方がおかしい。
更には、あれだけ機能していない3-4-3システムを、そのメンバーで
試すという暴挙と言っても過言ではない采配。

しかも、22年ぶりの北朝鮮でのアウエーゲーム、慣れない人工芝での対戦、
更にはタジキスタン戦から移動して来て、僅か3日の間隔でのゲーム。
これほどマイナス要因が揃ってるゲームは長い日本サッカーの歴史の中でも、
代表チームに関しては、ちょっと記憶にない。

 5-0位で北朝鮮が大勝しても不思議ではない要素がこんなに揃ってる。
それなのに終わってみれば1得点しか挙げられず、決定的なチャンスも
41分、50分のたったの2回。惜しかったチャンスも25分、40分
44分、52分の4回。それに対して日本は前半は全くチャンス無し。
60分、87分と2回のチャンスがあっただけだった。
つまり、北朝鮮は守備に関しては合格点だったが、攻撃に関しては、それほど
チャンスを作っていなかった事になる。

 あの大歓声をバックにして、攻撃陣が勢いに乗って攻め上がり、ゴール前に
なだれ込んでくるから、ピンチの連続で防戦一方で完敗のような錯覚をするが、
実際にはそうではないのだ。

確かに「栗原」は、明らかに代表レベルのプレーでは無く、足を引っ張っており
「伊野波」も前半はメチャクチャだったが、それでも、あの程度で抑えたし、
駒野は失点シーンで競り負けたのを指摘されているが、前半は危ない場面で、
かなり効いており貢献度は大きかった。

このゲームの録画を、音声を消して感情を入れずに、第三者的な立場に立って
冷静に客観的に見れば、北朝鮮がフィジカルとメンタルの強さで上回っている
以外は、日本は特に悲観的になる必要はないのが判る。

現実的に考えてみよう。「本田」「香川」「遠藤」の3人が居たら、全く別の
チームになってしまうのだ。少なくとも攻撃は、はるかに脅威となる。
またDFも「栗原」ではなく「吉田」だったら、あの25分のゴール前のFKは
あっただろうか?そして、あの失点は防げた確率の方がはるかに高いはずだ。
左サイドが長友だったら、あれほどサイドを突破されてはいないはずだ。

 最終予選で対戦する可能性のある国は、スカウティングしても、ガッカリしたに
違いない。いや、ガッカリどころか怒りを感じてるだろう。
日本のあのメンバーのゲームをチェックしても、全然参考にならないからだ。
日本攻略のヒントなど見つけたといっても、それはレギュラー7人が欠けた
チームで、3-4-3システムを試した場合に限定されてしまうのだ。

もし、日本人の監督や目先の勝利に執着したジーコだったら、アウエーのゲームで
このような選手起用と戦術テストなど絶対に行わない。
ある意味、さすがイタリア人ならではの采配といえるのではないか。

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2カ国より4倍の得点でタジクに完勝

 誰も心配しなかったアウエーのタジキスタン戦に実力の完勝に終わった。
雪は止み、ピッチは泥の田んぼ状態ではなく、気温も適度に涼しかった。

スポーツ紙の言う所の 【死の組】を構成する、ウズベキスタン
のアジアのウルトラ強豪が1-0という点差だったのに対して、

日本は、4-0で、なんと

4倍もの大量得点を挙げて


楽に勝ってしまった。

たった4点じゃないかと思う人もいるだろうが、

3点なら12点、5点なら20点 10点なら40点に相当すると
計算すれば、この4点は凄いのが良くわかる。

 前半はピッチ状態への慣れがゲーム内容に影響していたのは明らかで、
日本は慎重になりすぎたのと、除雪の緩いピッチと土の感触になれずに、
キックが不正確だったのに対して、タジキスタンは前回の大敗の経験から、
ハーフナーを厳しくマークしたのと、このようなピッチでの闘いになれて
いたのが大きかった。
 日本は25分までは、観ていてストレスが溜まるような歯がゆい内容だったが、
それ以後はジワジワとゲームを支配していき、後半は一方的な展開だった。
タジキスタンのチャンスは、31分と36分、それに71分の3回だけだった。
31分のは、こぼれ球のミドルSHがポスト直撃、36分は香川のトラップミス
を拾い強引な超ロングSH、71分は日本の中盤のパスミスをカットしての
パスを繋いできたもので、31分以外は、ほとんど崩されてからのピンチは無い。

 それにしても、あれだけピッチ状態が悪い中で、よくパスが回ったと思う。
それも全員が落ち着いてプレーしていたのが印象的で、日本の技術の確かさを
示したわけで、ゲームが進む中で、次第にスピードアップした上に、連係も
良くなっていったのが、ザックが言ったように順応力の高さが判るではないか。

特に4点目は素晴らしかった。アウエーゲームで相手ゴール前で、あのように
流れるようにパスを繋いでゴールに結びつけるなんて、実に気分爽快である。
パスワークというのは、このように最終的にゴールを目指す為のものであって、
パスワーク自体が最終目的のようになってしまうのが、本末転倒だという
指摘や批判が理解出来るはずだ。

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非常事態のはずのタジキスタン戦に大勝利

 サンスポ、スポニチ、報知以外の、今や完全に時代遅れの日系ブラジル人に
正常な人間が見たら意味不明の妄言を書かせている某スポーツ紙が「非常事態」
と危機と不安を煽った≪運命のタジキスタン戦≫が終わった。

 結果は見ての通り、歴史的大楽勝だった。
シリアに代わってタジキスタンが入った時に当ブログで自分が指摘したように、
タジキスタンよりも日本の方が圧倒的な有利な状況だったのが判ったはずだ。

 タジキスタンのマークが甘かった事による大量点という側面はあるが、
だからといって日本の評価が低くなる理由にはならない。
なぜならば、あのような一方的な展開になった事、例えば、マークとプレスの
甘さに、完全に受け身の内容、これらこそが国際試合の厳しさと経験の差、
あるいはアジアチャンピオンの日本への恐れなどが要因となっており、
両国の戦力と経験の差を考慮すれば、内容も結果も必然であった。

 日本の熱狂的なスタジアムの雰囲気に呑まれ、初めて日本のフル代表と公式戦で
対戦する事は、圧倒的に日本が有利になると予測せずに≪非常事態≫という言葉を
使うなど、完全にキチガイであり、言論の自由と表現の自由を与えてはいけない。
自虐思想、自虐史観に染まった「国賊・売国奴」なのである。

 日本は、ハーフナーが戦力として計算できるし、相手によっては極めて有効と
判ったのは大きな収穫で、後は、体力トレーニングを重ね運動量を増やす事と、
ボールが収まる選手になる事、この二つが出来るようになれば文句無しで代表の
CFの椅子は確実な物になる。

 李は、あれだけゴール前でチャンスが来るのに得点できないのは
【 持っていない選手 】だと思われても仕方がないと思う。そろそろ見極めを
する段階に来ているのではないだろうか。
ドリブルは出来ない。ボールは収まらない。意欲が空回りするシーンが目立つ。
キープするべき時に叩いて相手に渡す。ハーフナーを上回っているのは、運動量と
前線からのチェイシングだけで、現在の代表チームの戦い方と特徴を考慮したら、
空中戦で強く、ターゲットマンになれるハーフナーの方が可能性を感じる。

 そして中村憲剛。
素晴らしかった。オシムや岡田の時とは変身したというか、フロンターレでやって
いる事を代表でも表現できたのが本当に良かった。自分が懸念した材料。
過去の代表チームで見せていた消極的なプレー、緩いバックパスと横パスの連発と、
繋ぎのパスしかしない。といった物ではなく、縦のタイミングの良いパスを効果的に
使い、本田不在の穴を埋めた点を高く評価する。

 代表から外された1年間で、技術ではなくてメンタルの面で成長したと思われる。
遠藤・長谷部・中村憲剛と、縦パスが出せる、使える。速いテンポでプレーできる。
そういった選手がMFに必要な選手なのだ。

 ザックが就任当初、代表チームの試合を見て合宿を通じて言った言葉。
「縦パスをもっと使え」だったのを思い出そう。
さすがに最近は、ラモスもトゥーリオも「中村俊輔」を代表にとは言わなくなったな。

それと「内田」が使えなかった事でも「非常事態」と書いたスポーツ紙があったけど、
「駒野」は役立たずなのか?タジキスタン戦で右サイドバックで出て得点した選手は、
あれは一体誰だ?それに南ア大会の時は駒野はメンバーに選ばれないで、全試合
内田が出てたのか?

それとテレビ朝日
セルジオ越後の妄言は、もう聞きたくない


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2014年W杯3次予選、対ウズべキスタン戦

 アウェイのウズベキスタン戦は、苦しい中でよく引き分けに持ち込んだと
評価するべきであろう。勝てなかったのは残念だし、選手起用や戦術などの
采配に関しては、明らかにザッケローニの采配ミスだが結果としては悪く
なかった。

 中盤で、阿部を起用してボランチに、長谷部をトップ下に配置するという
奇策は無惨な失敗に終わった。なぜこのような無謀な起用を考えたのだろう。
次からは長谷部のトップ下は無いだろうし、阿部の起用も慎重になるはず。

 ウズベクの第二列目からの攻撃に備えての中盤の構成だが、これが完全に
裏目に出てしまった。阿部の潜在能力は高いしアンカーの実績もあるのだが
、明らかにコンディションが悪く、試合感覚に問題があったのではないか。
失点の場面では、ただのボールウオッチャーになってしまっっていた。
経験豊富なベテランなのだから、悪いなりに対応すべきで、ウズベクを乗せて
しまった責任は大きい。このゲームに限れば代表レベルの選手ではない。

 また今野の高さの無い弱点も、この時点で再確認できたのも幸いである。
もし「トゥーリオ」と「吉田」のコンビだったら防げた可能性が高い。
思い起こせば、アジアカップ決勝のオーストラリア戦で、猛攻を防いだのは
今野ではなくて岩政、吉田の長身大型CBコンビだった。

 主力3人が欠け、慣れないピッチで、過密日程の非常に悪いコンディション
の中、特に内田、香川、阿部、遠藤らは、ベストとは程遠く、よく引き分けに
持ち込んだと評価すべきであろう。

李は北朝鮮戦よりも良かったのだが、残念な事に決定的な2回のチャンスで
得点出来なかった。「運」や「ツキ」が無いのだろうか?対象的なのが岡崎で、
あのようなダイビングヘッドを決めてしまうのは「持っている選手」なのだ。

清武とハーフナーは代表合宿への合流も短期間にも関らず、上手くフィットしている。
後半から清武、得点が欲しい時には、途中からハーフナーというパターンが出来た。

本当に強いチームというのは負傷者が出て、主力選手のコンディションが悪くても
それなりの勝ち方や引き分けに持ち込むという戦い方が出来る。

9月の2連戦を1勝1分けの成績は合格点を与えたい。

アジア3次予選・日本対北朝鮮

 2014年W杯3次予選の対北朝鮮戦は、結論から言えば、強い日本が
予想通り順当に勝った。1-0の結果だけで辛勝とか大苦戦等と評価する
ようでは、サッカーを知らないと酷評されよう。

 日朝戦の歴史の中で、公式戦&親善試合を問わず、日本が攻めまくり、
北朝鮮の守備を崩しまくって、これほど決定的なチャンスを次々と作りだし、
一方的なゲーム展開になったのを今まで見た事がない。初めて観た。

 同じ1点差の勝利、ロスタイムのゴールでかろうじて勝ったような点では
、2006年ドイツ大会予選のゲームを連想する人も居ただろうが、見ての
通り、内容では完全に異なる。ドイツ大会予選の時には、仕掛けない、
シュートをしない、拙攻の連続で得点の可能性が全く予感出来なかったのに
対して、今回は、いつ得点するかの期待感に満ちた惜しい展開だった。
 日本の決定力不足を嘆くのではなくて、北朝鮮の守備陣の奮闘、特にGKの
ナイスセーブを誉めるべきだろう。シュートがバーやポストに直撃とか決定的な
シュートが、GKのファインセーブで防がれたり、DFが足や身体で跳ね返して
、かろうじて守るというゲームは時々観る事が出来る。

 典型的な弱小チームの善戦健闘のパターンの展開である。
最悪の場合、一発のカウンターや、イージーミスで0-1で思わぬ敗戦という
結果に終わるケースもあると覚えておくと良いだろう。

「本田」「長友」「前田」レギュラー3人を欠きながらも圧倒的な攻勢を
見せて、選手とピッチの両方のコンディションが完ぺきではないのに、
北朝鮮に全くチャンスを与えず一方的なゲーム展開になったのは、日本の
レベルの高さの証明である。もし、ベストメンバーでベストコンディション
だったならば、大量得点も可能だったのではないか。

日本が前半に得点できなかった要因を4つあげたい。

1・本田の代役で起用された柏木が何も出来なかったのが最大の誤算だ。
 周囲とのテンポが合わず、あれだけフリーになり、パスが回ってきたのに、
 チャンスを活かせなかった。ただ、トップ下に居ただけで時間を過ごした。
 そして柏木は左右に流れての効果的なプレーが出来ず、流動性も消してしまい
 香川の動きも潰してしまった。

2・李は柏木以上に何も出来ず、ただ失望感しかもたらさなかった。
 李にパスが回っても全く収まらず、軽く叩くか、横に流していたが、全てが
 実らず、味方のリズムをぶち壊していた。このようなピッチコンディションで
 ペナルティエリア内で密集で守る相手に対しては、極めて拙いプレーで、
 何の為にCFとして起用されているのか理解出来ていないと思われる。
 ポストプレーやボールキープで、味方が動く時間を稼ぐ事も必要だし、
 積極的にSHを打たないCFなんか全然怖くない。

3・内田、香川のコンディションが悪かった。これは海外組の宿命かもしれないが
 8月の対韓国戦の時とは雲泥の違いがあった。

4・相手陣内に攻めこんでも、狭い局面でのパス回しに執着し、外のスペースを
 使わず、崩す動きも見られなかった。

後半に入ってから、駒野・長谷部が、ダイナミックに左右への展開が出てから、
状況が変わりチャンスの芽が生まれ、清武とハーフナーが投入されて、非常に良い
リズムでパスが回り、積極性も出てきて、得点は時間の問題であった。
自分が提案したように「柏木」「中村憲剛」よりも「清武」の方が、香川と合うし、
積極性と韓国戦に続いてのアシストで見られたような「強運」を評価すべきだ。
本田が間に合わないならば「香川」「清武」「乾」の、旧セレッソトリオで中盤
を組んだらどうだろうか?

長谷部が言った「悪い意味でパスサッカーに酔ってる」とは、
全くその通りだと思う。長谷部がキャプテンで居る間は安心できるが、
他の選手達も、この日のゲームから、同様の考え方をしてほしい。

もし、自分が監督ならば、次回からは柏木と李の二人は代表には呼ばない。

ロスタイムで終了まで、わずか1分での劇的な決勝ゴールで、ある意味、感動的
ではあったが、出来る事ならば、前半で勝負を決めて、後半はお祭り騒ぎのような
展開になって欲しかったと思う。

対ペルー戦での3-4-3は失敗

 キリンカップ、対ペルー戦は、前半は金を払う価値の無いクズゲーム。
後半は両チームとも互いに攻め合って見ごたえのある好ゲームだった。

 前半の3-4-3システムは全く機能しなかった。

代表初選出の「西」は、ただピッチに居ただけよりももっと酷かった。
とにかくポジショニングがデタラメで、「いつ」「何処へ」動けば
良いのか判らなかったのではないか。
攻守とも、チームの足を引っ張っていた。チャンスなのに、スペースに
走らない、長谷部や遠藤とはリズムが合わない。守備はカバーが遅れて
決定的なピンチを作ってしまう。攻め込んだ時には関口、守備に回った
時には栗原、彼らとの連係など観るべきもの無し。
ザックがピッチサイドに張り付いて指示を出しまくっていたのは、
おそらく、「西」に対してのものではないかと思う。

「西」反対側の「安田」、また3トップのうちの「岡崎」「関口」
4人とも、サイドに開きすぎで、ペルーのボランチとCBに楽に
ビルドアップさせてしまい、お陰で長谷部と遠藤が守備に回った時に、
相当辛かったと思う。

スタメンで起用された選手個々の能力と戦術理解力に問題があるのか、
練習時間が足りなくてまだマスター出来ていなかったのか、
あるいは対戦相手が強すぎたのか、

そういった点は分析しないといけないのだが、解説のセルジオ越後が珍しく
良い事を言ってた。後半も同じ3-4-3でやって欲しかっただったかな。
そうすると前述の問題点の検証も修正点も判り易かった。

W杯予選まで、準備やテストの為の実戦の場は、あと2ゲームしか無い。
3-4-3は諦めた方が良いのではないだろうか。アジアカップの時の
4-2-3-1の方が選手は慣れてるし、全然別のチームになってしまう。
準備期間の少なさを考えたら、ここは冒険をしない方が良い。

 西にしても、このような使い方で良いのだろうか?
自分の持ち味を出してチームに貢献するよりも、慣れないシステムに
戸惑い振り回されてるのではないか。
関口も、回りと合ってないのは明らかで、独り善がりのプレーが目立つ。

才能のある若手選手を育てるのは大切だが、勝負を掛けねばならない時が
迫ってくる。時間が足りない。練習時間と準備試合は限られてる。
適切な選択をしてくれるよう願う。



祝!アジアチャンピオン!

 我が代表チームがオーストラリアを破って優勝アジアチャンピオンに輝いた。

オーストラリアは高さとフィジカルの強さを徹底的に活かした闘いで臨んできた。
守備面では、日本の生命線である中盤で、速く厳しいプレスを仕掛けて、
機能させない事を、攻撃面では早めに両サイドに振って、正確な高めのクロスを
「ケーヒル」「キューウェル」のツートップに合わせて日本の弱点である高さの
勝負を挑み文字通り力で押しつぶそうという作戦だった。

 ザックが取った采配はマジックに見える人も居るかもしれないが、理に適った
常識的なもので、評価されるのはリスクを冒してでも勝負に出る決断が出来る
人物だということではないか。

 前回の記事で指摘した通り、岩政を入れて吉田とCBのコンビを組み今野を
サイドに回したのは、高さで攻め込んでくる相手には当たり前の采配で、交代
したのが、この日香川の代役でスタメン起用された「藤本」が何も出来なかった
のだから、もっと早く交代させても良かったかもしれない。
 それに伴い「長友」をMFに挙げたのも、賭けでも意外性でも無くて、ザックが
就任当初に、3-4-3システムで、長友のMF起用を示唆する発言を行って
いたのだから、一つのオプションとして構想にあったはずだ。
 あれだけ運動量豊富で前線まで飛び出し、攻撃力のあるサイドバックならば、
前に挙げるのは予想可能な範囲の采配であり、ザックでなくてもあり得る選択肢
の一つなのだ。
 そして疲労で動きが鈍くなった前田を引っ込めて、李の投入も、得点する為に
必要な選択だった。「高さのある選手を交代させる迷い」があったようだが、
ここで守備よりも、攻撃=得点する。というリスクを冒して勝負に出たのだ。

ザックが勝負師としての側面を見せて、それがズバリと当たったという事だ。
イタリアでは過去の人という評価がされていたようだが、長期間にわたって
「幸運」を使わずに蓄積していたのかもしれない。

オジェックの采配も戦術も単調でリズムの変化が貧しく、あれではツートップが
押さえられたら得点するのに相当、苦労すると思われる。MFでワンクッション
入れて変化させる事の出来る選手、例えば中村憲剛のようなタイプの選手が居て、
周囲とのコンビが合ったら、もう一段レベルアップしたチームになれると思う。

 オーストラリアでイエローカードを受けた選手は
16「バレリー」14「ホルマン」17「マッカイ」といずれもMFである。
日本との中盤での競り合いと岡崎の飛び出しに悩まされたのが判る。 

勘違いしてはいけないので指摘しておくと、このゲームに関してだけ言えば、
内容的には大敗してもおかしくなかったと冷静に評価する事も必要だ。

まず決定的なチャンスはオーストラリアは、前半1回・後半4回・延長に2回
合計7回あった。そのうちGK川島がファインセーブで防いだのが4回あった。
だからこのゲームでのMVPは川島だと思う。
 それに対して、日本の決定的なチャンスは2回だけだった。
後半と延長で左サイドを長友がえぐって中央に入れた物で、岡崎が惜しくも外した
のと、延長で李が決めたのがそれである。

 少ないチャンスを活かして見事に決めたのだが、守備面で、もっと楽で安定した
闘い方が出来るようにする為には、やはり長身大型のDFと空中戦に強いMFが
1人必要だし、本田以外の選手は、もっとフィジカルを鍛えるべきであろう。

 まだ課題はあるし、本当の目標はまだ先だが、
このメンバーで成し遂げた日本代表の最多4回目のアジアカップ優勝を祝おう。

テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

準決勝・対韓国戦

 準決勝の対韓国戦は両チームの特徴が出た非常に面白い好ゲームだった。

前半は完全に日本がペースを掴み、3点取ってもおかしくなかったのだが、
1点しか取れなかったのが90分で決着出来なかった要因である。
あれだけ見事なパスワークで韓国を翻弄してチャンスを作ったのだから、
追加点を奪っておくべきだったのだ。韓国は前線と中盤が振り回されて対応に
苦心して、攻めはロングボールに頼るだけの有様で日本の大勝も予想されたが、
皮肉な事に、そのロングボールからPKを得て先制した。

 後半、韓国は得点する為に攻め込むのではなく、日本の長所を消す事を最優先
の闘いを選択した。趙広来監督が的確なゲーム分析が出来て高い修正能力を持って
いる事と選手個々が実践できる事を意味している。相手を潰して、我慢しながら
粘り強く闘いながらチャンスを伺い競り勝つというわけだ。
この作戦は成功して、後半の日本は30分までは攻めあぐみ全く何も出来ず、
体力を消耗していった。

趙監督は、この日、全く機能しなかった右サイドの17番の「イ・チョンヨン」
を引っ張りすぎたが81分にようやく見切りをつけて、11番「シン・フンミン」
を投入して、延長戦に入ってからは、196CMの20番「キム・シンウク」を
前線に張り付けパワープレーに出たのは理に適ったオーソドックスな采配だと思う。

 それに対してザックは、後半、日本の中盤が機能せずに膠着状態だったのに、
選手交代が遅かったようにみられるが、延長戦を見込んだか、組織が破綻した
わけではなかったので、チームのバランスを崩したくなかったかのどちらかだと
思われる。韓国にゲームを支配されたが決定的なチャンスは作らせなかったので、
いわば我慢比べのような時間帯だったといえよう。

 致命的なピンチになる前に細貝、そして延長戦に入ってからの「伊野波」の
投入は守備固めのもので、更に「李」の起用を予定したのは「逃げ切りを図り
つつもカウンターで3点目を狙うという抜け目の無い堅実な采配だったと思うが、
長谷部の交代が誤算だった。交代出場の「本田拓」の、あまりに単純なミス、
(つまりあの時間帯で相手に長身大型の選手が居てパワープレーに出ているのに
、あっさりファウルをしてFKを与えてしまった事)
それが結果的に、PK方式に持ち込まれて日本が決勝進出の権利を獲得
という劇的な勝利に終わったのだから勝負というのは判らない。

 ザックは状況に応じて、システムを4-5-1から4-3-3に、
そして終盤は結果的に、5-3-2へと変更した。
イタリアならば、このやりかたで最後まで守り逃げ切れたのだろうが、
日本は、そのようには行かずに追いつかれたのだが、采配ミスというよりも、
そこまで読み切れなかったと解釈すべきである。

韓国の決定的なチャンスは15分と延長戦の終了間際の混戦から同点ゴール
の時の、たったの2回である。後半と延長で日本はかなり押し込まれたように
感じるが、韓国のチャンスの半分はセットプレーからのもので、流れの中での
ピンチは激減出来ても、やはり長身大型のDFが居ないとセットプレーからの
失点は避けられないと覚悟した方が良い。

懸念だった岩政は韓国がパワープレーに出てきた事もあってか、良くやったと
評価したい。流れの中で何度か裏を取られて危険な場面もあったが、やっと
代表に貢献する仕事が出来たのではなかろうか。

 日本は、急造DF陣にも関らずタイトルの掛った公式戦で、これだけ戦えた
のは大きな収穫だった。改めて日本人の組織力とチームスピリットの高さを
再認識出来たのである。

テーマ:アジアカップ - ジャンル:スポーツ

明日は準決勝・韓国戦

 明日はアジアカップ準決勝の対韓国戦だが、どちらが勝つかは判らない。

楽観的にも悲観的にもいずれの見方も出来るが、正直言って日本の方が
不安の要素は大きいと思う。

 まずDFラインが安定していない。これは今更修正が効かないから、
とにかく出た選手の奮闘を期待するしかない。岩政は年齢的な事を考慮すれば
この大会が最初で最後の代表への御奉公という気持ちで燃え尽きるくらいに
闘ってほしい。頑張るのではなくて闘うのだ。
 韓国は若い攻撃陣が好調のようだが、もし、伸びる時期だったら、本来の
実力以上の力を発揮する事もあり得るので要注意だ。伸び盛りの若手は、
そうやって意外な活躍をする例はよくある事だ。特に今の韓国は上手くて速い
選手が多いから、今野、岩政のCBが対応出来るか不安だ。
パクチソンを軸にして若手に伸び伸びと動き回られると相当手こずると思う。

 日本が1日休養が多いというメリットはあまり期待しない方が良い。
対日本戦になると韓国は異常なほどに頑張るのだから、1日ぐらいの差など
埋められてしまうと計算しておいた方が良いだろう。

日本にも利点があるのは、ここまで対戦した中東勢と違って、韓国は同じ戦い方
をしてこないという点があげられる。彼らは「今回の日本はW杯の時よりも弱い」
そう思ってゲームに臨んでくる。という事は、立ち上がりから意気込んで飛ばし
過ぎてオーバーペースになるかもしれないし、何よりも前に出てくるだろうから、
日本には、スペースを利用できるのと、カウンターのチャンスが生まれるという
事を意味する。

 昨年のアジア大会をふりかえってみよう。
2軍に近い編成で、しかもUー21で臨んだ日本が、イランやUAEに勝って優勝
するなど大会前には予想も出来なかったはずだ。それを思えば、十分な準備も
出来ずに「トゥーリオ」「中沢」「森本」の居ない日本がタイトルを取る可能性
だって全くゼロではないと思う。

テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

カタールに勝ってベスト4進出

準々決勝のカタール戦は一言で言えば、

≪ 正義が勝った ≫

という事であろう。


 日本は前後半、特に前半の立ち上がりの悪さが目立ったが、
「負けたくない」「ミスを犯したくない」という意識が強すぎた為に、
丁寧に入りすぎたのではないか。これは今後の課題で、先にリズムを掴み
主導権を握る為には、この拙いゲームの入り方を直さないといけない。

 カタールが最初の15分間に猛烈に飛ばして攻め込んだのに対して、日本
の最初のSHは24分で、逃げるようなパス回しばかりをしていた。

後半、10人になってからのゲーム運びは感動的といっても良い程のもので、
特に遠藤と長谷部の献身的な動きは素晴らしかった。長谷部の強引な縦の
ドリブルは、チャンスを作り、この苦しい状況でどうしたら良いかを見せたと
言っても過言ではない。自分のプレーで実践出来る本当に良いキャプテンだ。

 2失点の場面は1点目はポジショニングと連係に問題があったのだが、
吉田と伊野波の二人を加えたDFラインでゲームを行うのは今大会が初めて
で、DFはほぼ同じメンバーで経験を積む事が大切なのだから、責めるのは
酷かもしれない。二人とも短期間の合宿と、ぶっつけ本番で公式戦という
状況を考慮すれば、完璧を要求する方が非常識である。

このゲームでもポジショニングが悪くて、ピンチを招く要因となっていたが、
ザックのやり方をマスターするには時間が足りないし、A代表の経験が不足
しているのは、彼らのプレーを見ていれば判る事だ。

自分はカタールと対戦した方が良いと指摘したが、その考え方は正解だった。
このような経験をする事で、チームも個人も大きく成長する。
アウエーゲームの公式戦で入れ込んでる地元のチームに対して、一人少ない
にも関らずに逆転勝ち。W杯予選に向けて相当な自信になるし、修羅場を潜り
抜けた選手達には、2014年大会ではゲームに出られない新たなベテランの
助太刀など必要なくなる。ここにトゥーリオが加わるのだから、もう「カズ」
「ゴン」等という声など上がるはずが無いのは、ウルトラバカでも判るはず。

 このゲームでも、主審のジャッジは狂っていた。
いいですか!酷かったのではなくて狂ってるんです。

吉田に対する2枚のイエローカードを出した事で、自分は無能ですと、
2度宣言したも同然の恥知らずの行為である。
日本の3点目が決まった後に、ゲームを再開させるのではなく、直前に香川に
ファウルした悪党を一発退場にしなかったのも、またキチガイのなす術である。
あれはボールではなくて香川の身体を狙って体当たりしたもので、完全にレッド
カードのケースである。もし伊野波のSHが決まっていなかったらPKだった。

スポーツ紙各紙、本当に「微妙な」判定という表現を使うのを辞めたらどうか。
≪誤審≫ ≪汚い≫ ≪インチキ≫ ≪デタラメ≫ ≪恥知らず≫
といった表現を使うべきであろう。

 負け惜しみを言ってたメツ監督もスタジアムで応援していたカタール人達も
本当は凄く悔しいに違いない。テレビ画面に映ったカタールサポーター達の
≪虚ろな目で茫然≫としていた表情が実に印象的で、カタールにAFC会長職と
W杯開催権は強奪されたが、ゲームの勝利は簡単には渡さないという日本人の
強い意思の勝利でもあった。

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