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サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

サニーサイドアップと中田氏

 引退して第一線から退き、過去の人となった中田≪氏≫(中田ヒデ)が
所属している「サニーサイドアップ」の株価が順調にダウンし続けてる。

去年の秋頃に¥1600だったのが、今夏あたりからは、全く上昇の気配が
なくなり、ついに今月の6&7日は≪¥1000ピッタシ≫という惨状だ。

特に顕著なのが、中田≪氏≫が何かサッカーやスポーツ関連のイベントに
関る構想を発表したり開催しても、株価が上昇せずに下がる一方で
中田≪氏≫の行動や発言が株価に全く影響力を与えないという事だ。

 一年間で¥1600⇒¥1000だから、株主は大損しているはずで、
上昇の気配が無いのでは、手放したくても売り出せないはずだ。

 スポーツ選手が現役を引退して第一線を退いたら、年月を経るに従い、
社会への影響力が低下するという事だ。特に中田≪氏≫の場合は、
クラブのGMや監督、あるいは解説者や評論家になるわけではなく、
≪サッカー界から離れてビジネス界に関っていく傾向があったから≫
尚更、忘れられるとか影響力が低下するのは当然と言えば当然か。

北京五輪前後には、一部メディアとネット上で、プレミアリーグで現役復帰
という意味不明の噂話や、オーバーエイジ枠で五輪代表入りの可能性
等と報じたキチガイマスコミもあった。

確かに現役時代の中田≪氏≫は素晴らしい選手だったし、まだまだ現役で
続けられるだけの余力があったが、本人が別の道を選択したのだ。

 誠に残念なことに、あとはユニセフ絡みのお祭りイベントや、同様に
引退して過去の存在になった仲間を集めた親善試合程度しか行わない
ようだ。

2016年五輪のプレゼンテーションに中田≪氏≫が出るという噂もあったが
すでに若くして過去の存在となってしまった≪氏≫に、IOC委員に対して
どれだけの影響力を与えるのか大いに疑問を感じざるを得ない。

中田ブランドや出演CMの商品の売れ行きや反響がどうなのか不明だが、
中田≪氏≫に過度の期待や願望を持ってプレッシャーを与えない方が、
良いのではなかろうか。引退して第一線を退いたのだから、各種イベントに
駆りだしたり、衣食住に不自由するような外国へ行かせるのも検討すべきで
ノンビリ隠居させてあげるか、ビジネスに専念させてあげるのが良いと思う。

中田≪氏≫に小判鮫か金魚の糞みたいにくっ付いて「関連本」を執筆したり
コラムでヨイショ記事を書いて、スポーツライターの立場を得たバカ女や、
サッカージャーナリズムのフリーランスライターのリーダー気取りの亡者は
困るだろうけどもな。 

広告代理店はもちろん、マスメディア、大企業や出版社、今後は中田≪氏≫
の起用には、過去の栄光ではなくて、現実を直視した方が良いかもしれない。

テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

NHk・「W杯サッカー日本はどう戦うか」について

 NHKの新BSディベート・「W杯サッカー日本はどう戦うか」を再放送で、
後半部分だけ見たが結構面白かったし、参考や勉強になった人も多いはずだ。

出席者は、加茂周氏(元代表監督)、山本浩氏(NHKアナウンサー)
後藤健生氏(サッカージャーナリスト) トルシエ氏(元代表監督)
S山?某氏(????自分が観てる間は、テロップが無かったので確認できない)

 加茂・山本・後藤・トルシエの4氏は、さすがと思わせる意見や考えを披露
してくれて、中々、ハイレベルな議論が交わされていた。加茂氏は代表監督
を経験した立場からの判断、また後藤氏も長年のサッカー観戦と取材を通じた
中から岡田監督の分析と客観的な見方を述べていたのが印象的だった。
 
 そのなかでも山本氏の意見は貴重で、普段はあまりメディアの表面に出ない
話や出来事に触れたのが良かった。たとえば岡田監督の本心とか、仲間うちの
会話等から得た情報を公開してくれるから、非常にありがたい人だと思う。

テレビの中継やスポーツニュース、そして解説者の話、ゲーム翌日のスポーツ紙
や一般紙の記事等には出ないが、取材にあたってるマスコミ関係者ならば知ってる
ような情報全般に渡って公開されると、非常に困る連中がいる。

 ゲームの分析や選手の適切な評価は全く出来ないが、選手や監督の周囲の
出世物語や苦労話を書いて単行本に出そうと考えてるフリーライターや
コラムニスト。そういった連中だ。
まあ~サッカー的には必要ない邪魔者集団だと思えば良い。

 この番組の出席者を選ぶ際にどのような基準を設けたのかはわからないが、
レベルが低すぎる人物が入ると、トンチンカンな発言をしたり、マスコミ関係者なのか、
サポーター上がりの素人なのか、クビを傾げたくなるような事を言い始めるので、
出席者の選考は慎重を期すべきであろう。たとえば、番組の構成上、似たタイプや
同じような意見の人ばかりでは好ましくないならば、元選手とか選手を送り出す
クラブのフロントとか、そいいう立場の人物を選んでも良かったと思うがどうだろう。








ピッチリポーターには元Jリーガーを起用しよう

数年前だったと思う。

Jリーグの開幕で、ニッポン放送が多次元のリレー中継放送を行ってくれた。
各会場から、アナウンサーやピッチリポーターが試合の進行に伴い、
コメントを入れて様子を伝えると言うパターンで、これは複数会場をカバー
出来る事になるから大変に有り難い中継形態だ。

NHKでも、同様に3ゲーム程度だったかな、地方局を使って映像で
カバーしてくれたんだけども、ビックリ仰天しちゃった。

その時に、名古屋の会場からのピッチリポターというのが、
「フリーのスポーツライターかサッカージャーナリスト」だったか、
残念な事に氏名を忘れちゃったけど、それ以前には見た事も聞いた事もない
若手のライターだった。

それが、ゲーム内容を聞かれて
「両チームともまだ決定的なチャンスはありません」
とハッキリと言ってたのだが、その後ハーフタイムに入ってからNHKの映像
で、一方のクラブのFWが抜け出して、GKと一対一でSHを外したシーンが
流れたのには本当に驚いた。

 FWが角度があるポジションで、GKと一対一になり、あとはSHを決めるだけ
どう見たって「決定的なチャンスだろう」

 FWはSHを枠の外へ外してしまい得点にはならなかったが、
そのピッチリポーターは、SHが枠の中に飛ばなかったので「決定的なチャンス
は、まだありません」と言ったとしか思えない。

その場合は「FWがDFラインの裏に抜け出してGKと一対一になる決定的な
チャンスがありましたがSHを外してしまいました」
というのが正しい。

なぜ、このようなトンチンカンなフリーライターがラジオ中継のピッチリポーターに
起用されたのか? 非常に不思議で納得がいかないのだが。

 この人物は、それ以後、全くラジオの全国中継には出てこなくなった。東海地方の
ラジオ局ではどうなっているのか不明だが、まだ出ているのかな?

ここで提案なのだが、解説者だけでなく、ピッチリポーターといえども、元Jリーガーを
起用するべきではないか。Jリーガーのセカンドキャリア対策にもなるし、現役だった
頃の経験から、このようなシチュエーションの場合には、何が起こってるのかとか、
選手の気持ちや心の動きまで推測出来るから、非常に有益なリポートが出来る。
特にテレビならば映像を観れば住むけども、ラジオでは観れないからリポータ―は、
より重要なものになる。
 
 だから 【文章は書けるけども、サッカーが理解できないフリーライターの、
 デタラメなリポート】 よりも、その方がず~っと良いと思わないか。


誤ったジーコの評価をするマスコミにはNO!

 今週のマスコミ各社の報道をチェックすると、各クラブのユース年代の若手
を派手に、好意的に取り上げているようだが、それだけ期待値の高さを表して
いるわけだ。中には、スター扱いされて舞い上がってしまう危険性を感じる
場合もあるだろうから、その辺はクラブサイドで、節度をわきまえてもらうように
各社に要望する必要がある。

 本当に将来性を期待できる優秀な若者たちが、一気に出てきてくれたのと
各クラブが積極的に起用しているのが印象的だ。Jリーグで実戦経験を積むと
同時に、U-20で代表選手としての自覚と高い意識付を養ってほしい。

 10年とか20年という長いスパンで見たならば、「オシム」と「岡田」が
代表で行った若手育成は、日本サッカーの歴史の中で高く評価される時が来る
だろう。ジーコが全く手を付けずにズタズタにした「尻拭い」をさせられたような
もので、現在21~26歳の選手たちは、フル代表の国際試合の経験不足という
弱点を抱えている。

分析能力が貧しい、フリーライターやネットライターの中には、ジーコは多数の
選手を試してチャンスを与えたなどと 【 アホ 】な評価を下して居る【バカ】が
いると聞いているが、ジーコが行ったのは、欧州組が参加出来なかった時の
穴埋めの為に、間に合わせで召集&起用したり、初めからサブメンバーとして
ベンチ要員を確保する為のものだったのだ。

例えば、
中国でのアジアカップ本大会・そして2006年ドイツ大会の最終予選と本大会
で、代表に召集されたメンバーと、レギュラークラスのメンバーをチェックすれば、
メンバーはほとんど固定化されており、特に23歳以下の若手は、まともな起用
をされておらずに、チャンスも与えられていないのが、一目瞭然である。

 テストマッチという名前の親善試合や、他国も主力を外した東アジア選手権
という3流の大会で、欧州組が揃わなかった時に、若手の大半は起用されたに
過ぎないのだ。

 その為に、「オシム」と「岡田」が、世代間の溝を埋めるために、大変な苦労を
させられているのが現状なのである。

 2006年ドイツ大会で、23歳以下の若手を一人も代表登録メンバーに加え
なかったのは「ブラジル」と「ブラジル人のジーコが監督の日本」
この2カ国だけであったという事実を覚えておこう。

日本全国のサポーターの手元には、
サッカー専門誌や新聞・その他の雑誌・ビデオ・DVDという動かぬ証拠が揃い
保管されていると思うが、

《ジーコは日本の将来を考えてくれてる》
《若手にチャンスを与えた》
《大勢の選手を試した》

等と公言している、解説者・サッカージャーナリスト・スポーツライター・
ノンフィクションライター・ネットライター等は、その後、どのような発言や記事を
残しているかチェックしたら面白い。

アントラーズでのジーコの実績は高く評価されるべきだろうが、代表監督として
は評価されないという事であり、それが判らずに、アントラーズと代表の采配を
混同して、絶賛、狂賛するようなマスコミ関係者には「ノー」というべきなのだ。


アルゼンチンと同列視するアホらしさ

3月30日の日刊スポーツのサッカー記事を読んでひっくり返っちゃった人が
大勢居たんじゃないか。2日経ったから、そろそろ起き上れるんじゃないかな。

「小兵3トップ」とかで、日本代表とアルゼンチン代表を同列視してるんだけど、
「大きなヒント高さなくても点取れる」って、なんだこりゃ~

「メッシ」や「テベス」に「アグエロ」だから、点が取れるんで、背が小さくても
誰でも点が取れるわけじゃないんだ。よく、こんな子供騙しみたいな記事を
掲載できるもんだと、ただただ呆れるしかない。

たとえ「俊輔」から「田中達也」にスルーパスが何万本通った所で、シュートが
枠の中に飛ばなければ、あるいは飛んでもGKの届かないコースに行かなければ
、1点にもならないのが理解出来てないとしか思えない。

スルーパスが通ってDFの裏に出ても角度の無い位置だったり、リーチの長い
相手DFに引っかかって、シュートまで持って行けないのが実情だし、
アルゼンチンとは、レベルが違うのが判ってないとしか思えない。彼らは大男の間を
抜け出て、シュートまで行くけども、日本の場合は違うだろう。

 アルゼンチンの選手というのは伝統的に、

相手の裏に抜け出るタイミング。
相手を引きつけておいてからボールを離すタイミング。
DFとの間合いの取り方、駆け引き。
突っかけると見せて、横にパスを叩いたり、ワンツーを狙うと思わせておいて
強引にドリブル突破に掛ったり。

このような感覚やタイミングが凄く上手い。これは他の南米や欧州諸国とは
異なる独特の天性のものを感じるけども、それって日本の長所や天性の
ものなんだろうか。

スルーパスが 【何万本通っても、シュートしなかったら】
【角度の無い位置で受けたり、DFの身体でコースを消されたら】
それは、ただパスが回ってるだけで、相手には脅威にはならないんだ。


テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

岡田の代表非公開練習に賛成

 岡田が直前の練習を非公開にするという正常な手段を取っている事に対して
スポーツ紙が異常な報道を行っている。またテレビ局も映像が取れないために
取材体制を縮小するようだ。

 この件は、日本のスポーツメディアの弱点・欠陥、報道姿勢を知る上で、
大変に参考になる。

オーストラリア戦を盛り上げるためにテレビ局内の各番組やニュースで
取り上げたいので、練習風景や選手の映像が欲しいのだろうが、これはテレビ屋
の発想だ。チケットはとっくに完売済みだから、観客動員には影響は無い。
「盛り上げる」というのは、基本的に視聴率アップが目的だと思われるが、
これは「代表の勝利とW杯出場権獲得」とは全く関係ない事だ。


 テレビ局にとって、一番の目標は高い視聴率を取ることである。
勝利とはあくまでも二の次だと思ってもらいたい。勝つ事で盛り上がるのではなく
テレビ局の一大イベントとして、世間の関心や興味を高めて盛り上げるわけだ。

 だから映像が欲しいし、選手のコメントや番組への出演を期待する。

「 番組には勝利の後で出演すれば良い 」

 練習風景、特にセットプレーの映像などは、対戦相手に情報を提供している
ようなもので、いわばスパイ行為。売国奴と断定して構わない。

 練習風景やスター選手が、スポーツと関係ない番組に出演しなければ、
サッカーには関心を示さないとか、代表戦の中継は観ないなどと言う人がいたら、
それはサポーターではないしスポーツファンでもない事を肝に銘じるべきだ。

我々は過去の不愉快な体験を忘れない。
93年のアメリカ大会予選での「ドーハの屈辱」だ。(ドーハの悲劇ではない)
テレビ各局は散々煽って、盛り上げておいて、予選敗退が決まった後に
「感動ありがとう!」だった。感動とはW杯本大会出場を果たした時に使う
言葉で、予選敗退で何が感動だ!ふざけるな!!!


 スポーツ紙の場合は、連日記事を書きたいのだけども、練習が観れないとか、
選手のコメントが取れないと記事が書けないという情けない記者が大勢居るのと、
スポーツ紙の構成が、分析や評論中心ではなくて、スターやアイドルの話題や
監督や選手の発言の受け売りなどが中心になっているからで、これは読者にも
責任があるから、そのような内容の記事を求めない事だ。

 読者のためとか、サポーターが知りたがってると言う報道を観るだろうが、
あれは、記事を書けないから、読者やサポーターをダシに使ってるだけだ。


 だからトルシエがスポーツ紙の記者に不評を買った最大の原因は取材規制を
行ったからで、采配やサポーター関係などは、あまり関係ない。

 これを機会に、少なくともゲーム直前の代表の練習は非公開を定着すべきだ。

 熱心なサポーターは、よく聞いて考えて欲しいのだが、取材してる記者は
特権階級みたいなもので、メディアに公開されない、出来ない情報を得てるが
それをほとんど役立てていないし、理解してない場合もある。
そういう連中に公開しても無駄ではないだろうか。

 練習非公開の時に、頭を働かせてどのような取材を行い有益な記事を書けるか、
各担当記者の腕の見せ所だと思ってもらいたい。
サポーターも、記者の能力とサッカー観察眼の見極めをする際の基準になる。

 そして、あらためて指摘したいが、この全ての責任は代表合宿や練習を公開と
するように現場に要求してきた川淵元大尉と犬飼会長にある。

ボルシアMGに関しての補足説明

 昨日の番組では「ボルシアMG」にも触れていたが、なぜボルシアが
人気があったかが説明されていない。

1970年代前半~半ばにかけてのブンデスリーガで、ボルシアはホーム
だけでなくアウエイでも人気があったというか、好感が持たれるチームだった
。当時、双璧をなしていたバイエルン・ミュンヘンとは対照的な扱いで、
バイエルンは嫌われものだったという。
 それは強すぎるからとか代表選手が多いという事よりも、守備的なスタイル
が支持を得られなかったというのが主原因だ。

 ボルシアが何故アウエイでも好感を持って迎えられたというと、
「0-1で勝つよりも3-4で負ける方を望む」というバイスバイラーの言葉が
評価されたのかどうかは不明で、その言葉の意味は、リスクを冒して攻める
スタイルを志向するという事だ。

 1970年代は現在と違って、アウエイでは決してリスクを冒さずに、
まず守る事を最優先に考える。前線からプレスをかけるのでは無くて
中盤から自陣エリアに引いてしまい、ガチガチに守備を固めてカウンターで少ない
チャンスを生かすか、そのようなスタイルのサッカーで引き分けに持ちこんで、
勝ち点1を稼げば十分だという考え方が支配的だった。

 それに対してボルシアはアウエイでも、まるでホームゲームであるかの
ように積極的に攻めに出て行ったので、攻めて攻められるという展開になるので、
アウエイでも好感を持って迎えられたわけだ。

このようなオールドファンなら知っているであろう、簡単な説明を、なぜ金子や
鈴木氏が話さなかったのは遺憾である。鈴木氏の場合は、ちょっと口下手の面
があるので仕方がない面もあるが、金子の場合は、「文字で知った」という
発言が示す通り、あの当時の事を知らないのだろう。そういう時にはだ、
「知りません」「判りません」「当時は、まだサッカーに深く関わっていなかった」
といった具合に発言した方が良いと思う。

≪注意&付録≫

 それとだ、金子が、まだ学生だった当時に初めてW杯を見にいった
1986年のメキシコ大会では、自分の友人が同じツアーに参加していて、
当時の金子の行動や発言に関しての話を聞いてる事も付け加えておく。

 
 それにしても、この番組は時々見るが、司会者とコメンテーターが、
サッカーマスコミの関係者の仲間うちの集まりやグループでの与太話や、
慣れ合いでのやりとりに近い会話を繰り広げる部分が目につくが、
そんな事よりも、現地直送のニュースや映像を流してもらいたい。

J-SPORTS「Foot 」ボンホフの補足説明

 本日18・00からCS放送の、Jsports2 「Foot!」
ボルシアMGの特集をやっていたんだけど、観た人は居るかな?

 コメンテーターが「鈴木良平」氏と「金子達仁」だったっけ?
番組の中で「ライナーボンホフ」に鈴木氏がインタビューするシーンがあった。 
それからコメンテーターの両氏に司会者から、

「ボンホフ選手について」と「ボルシアMGへの想い」だったか?に質問が出て
お二方とも話したんだけども、あれじゃ~金子の説明はど素人並みだったし、
鈴木良平氏の方は、もう少し補足が必要だと思ったので、書くことにした。
 
 ボンホフはCBとして有名だけども、最初はCFだった。日本に最初に知られた
のは1971年の夏で、当時、1972年のミュンヘン五輪予選突破を目指して
欧州遠征中の日本代表とボルシアMGとが親善試合を行い4対1でボルシアが
勝ったのだが、その時にCFとして出場し、一人で4得点したのが、当時まだ
19歳で無名のボンホフだった。

 1974年のW杯ドイツ大会終了後に、バイスバイラーと親交のあった
二宮氏(元三菱重工監督)がサッカー専門誌に語ったところによれば、
バイスバイラーはCFからCBにポジションをコンバートさせた。というよりも、
初めから、将来「攻撃的なDF」として育てる構想だったとされている。

 つまり、本来は守備者としての高い適性の持ち主だが、攻撃的なセンスのある
ボンホフを、将来、選手として成熟期を迎えた時に、攻撃的なDFとして大成させ
るために、若い時にはFWを経験させたという事を意味するのだ。

 そういう視点で観ると、ボンホフは長期的な視点で育てた、選手育成策の
典型的な成功例だと言えるのではないか。 

日本でも、高校時代(ユース年代)にはFWだったけども、大人になったり、
Jリーガーになったら、MFやDFにコンバートされて成功した選手は結構
いると思うから、大切なのは指導者の選手の素材と適性を見抜く能力
じゃないかな。

最低限のお約束事はあって当然だ


 岡田が少しだけだが、「オレ流」らしき動きを具体的にするようだが、別に「管理サッカー」などとことさら騒ぎ立てる必要はない。

 テーマは「アプローチの仕方の変更」だそうで、
3BKとボランチのマークの受け渡しとか、選手個々の小さな判断の差、などを例に挙げているが、今まで、出来ないのに自主性に任せていた方が尋常ではないと考えるべきだ。また、これらは守備になった時の最低限の≪お約束ごと≫を決めておくという意味であって、管理サッカーを徹底する等と言う見方が間違っている。どうしてマスコミ、特にスポーツ紙というのは、極端な表現を用いてセンセーショナルな雰囲気を出そうとするのだろうか。こうやってレッテルを貼ってイメージを焼きつけさせてしまうのが毎度のパターンだ。
 
 「自分で考えながら走る」と言うが、常に臨機応変に判断して即興で具現化するなど非現実であり得ない事だし、そもそも、オシムだって選手の動きや戦術に関して制限したり具体的な指示を出していたはず。

 管理サッカーのトルシエは間違っていて、自主性を重んじるジーコのサッカーが正しいとでも言うのだろうか。それならばオシムはトルシエとジーコのどちらに近いかは、練習やゲームを見れば、もう答えは出ている。超おバカなスポーツ紙のサッカー担当記者は、組織で攻めて守るならば、そこには最低限のお約束事が必要だし、あるのが常識だというのが理解できないのだろうか。

新聞社にだって「就業規則」くらいあるだろう。取材にだって、最低限のお約束事・ルール・とか各社取決めみたいな物があるはずだ。

 もし、W杯出場のためには現時点での選手の能力から判断して管理した方が良いと岡田が決めたならば、それはそれで実行すれば良いだけで、守備の練習はしない、苦戦したり苦境に陥っていても、ゲーム中にはほとんど指示を出さないとか、これから大事なゲームだというのに、ホテルからスタジアムへ向かうバスの中でゲーム機に熱中したり、合宿で朝食を取らないような選手が居ても自主性の名の下に野放しにする。ブラジル人と日本人の区別がつかず同じことを日本人にもやらせる。そういう監督よりは結構な事じゃないか。





記者証の無駄使いは辞めよう

 浦和レッズが、エンゲルス就任後、初の本格練習を行ったという。

非常にびっくりしたのが以下の報道である。

ゲーム形式練習が中心で戦術練習などほとんどなかったオジェック前監督と対照的に、エンゲルス新監督は約1時間10分の練習の約半分を、守備からのビルドアップに重点を置いた「戦術練習」に費やした。坪井、堀之内の両DFは「ビルドアップ練習は(オジェック監督のときは)やったことがない」と口をそろえた。

 マスコミ各社の浦和レッズ担当記者、あるいは取材した記者やフリーライター・そして選手や関係者と親交が続いてる芸能人や文化人、彼らの中で、オジェックの練習方法に関して、疑問符を付けたり、批判的な意見や感想、あるいは提言などを、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ等で表明した人は何人いただろうか?

 このような事は練習を観てれば、何も今更「坪井」や「堀之内」に聞かなくても、とうの昔に判っている事だと思うのだが、正規に記者証を発行されて、選手や監督やコーチスタッフ等に直接対面して話も聞けるのに、一体、何を取材しているのか?何処を見ているのか?

 これならば、練習を見学に行ってる熱心なサポーターが自分でブログを立ち上げて、練習内容と感想や意見を書き込んで公開してくれたのを読んでる方が参考になるし役に立つではないか。

 レッズが勝ち進み、人気があるから、辛口や、マイナス要素となるような事に関しては書かないか、触れないようにして、一緒に勝利に酔いしれてきたとしか思えない。また、練習を見ても何が欠けているかがわからないのかもしれないし、勝っているからこれで良いんだと思っていたのだろうか。
 更には、選手や関係者の苦労話や出世話に関するエピソードや人間模様などにスポットライトを当てた人間ドラマやスポーツフィクション等に傾斜した話題にしか興味や関心を示さない連中が、大勢いるのではなかろうか。

 その手の連中に【IDカードを発行してプレスとしてスタジアムやその他施設に入場させて、ゲームや練習を見させても、ほとんど無駄だ】というのを証明するようなのが、今回の練習内容の件の報道である。 記者席を減らして、サポーター席に割り当てるか、【取材じゃなくて観戦してるのと同じ】なんだからチケット代金をとっても良いんじゃなかろうか。、

 繰り返しになるが、新聞の記事を読んでるよりも、熱心なサポーターの練習見学記事を読んだ方が本当に参考になるような気がする。それにしても「日本代表監督にオジェック就任」と報じた日刊スポーツの記事には「オシム流の後継者としてふさわしい」と書いてあったのを思い出したけど、オシムって千葉でも代表でも、紅白戦ばかりやっていて戦術練習はやらなかったんだろうな。