サポーターレベルアップ講座

サッカーをメインにして、他のスポーツに関しても独断と偏見で論じていきます。皆さんがスポーツを楽しむ、考える際の参考になれば幸いです。

23歳以下の若手はナビスコカップで経験を積めば良い

 日本協会は北京五輪惨敗の理由の一つとされた五輪世代の「経験不足」対策
として、23歳以下のカップ戦などというトンチンカンな構想を持ちあげた。

五輪世代は、Jリーグでも大半がレギュラークラスの選手ではない為に、
公式戦出場の機会が少ないのもネックとなっているという分析だが、

過去、五輪代表の強化試合のためにリーグ戦を中断した事もあったが、
それと矛盾しているではないか。もっとも、今シーズンのように中断しないのが
正論で、リーグスケジュールをブツ切りにしちゃった過去が間違っている。

 カップ戦を組織しても、23歳以下の選手で行うよりも、ベテランと一緒に
ゲームを経験させた方が有効である。才能のある若手は、サテライトリーグや
ユースリーグ等でプレーさせるよりも、トップリーグで中堅やベテランと一緒に
プレーする事で、ドンドン成長していく。
周囲の味方や対戦相手もレベルの高い場所でやった方が伸び代が大きい
のは常識のはずだ。
 
同じ力かレベルが低い中でプレーしていたら、全力を出さなくても、またミスを
しても充分に通用してしまうからだ。

 そこで、パッと閃いた人も大勢いるだろう。

そう!
ナビスコカップで積極的に起用すれば良いし、Jリーグでもベテランを休養
させた方が良い時には、ドンドン使うべきだ。特にACLに出場するクラブは
ハードスケジュールだから、絶対にそうした方が良いに決まってる。

 だが、ここで最大、≪ 最凶、狂力 ≫な問題が待ち構えている。
狂気の極致とも言うべき、ベストメンバー規定だ!
Jリーグ戦でも、主力メンバーを数人外した途端に、協会やJリーグの幹部が、
キチガイのようになって激怒して猛口激を仕掛けてくる。まさに狂乱状態である。

なぜ、あんなにキチガイとしか思えないほどに激怒するのかは想像がつくはずだ。

スポンサー企業対策だ。
莫大な賞金を出してくださってる冠スポンサー
多額の宣伝・広告料を払ってくださる、Jリーグのスポンサー
法外なテレビ放映権料を払ってくださる放送局

その見返りが、J全クラブがベストメンバー起用、あるいはレギュラークラス
を起用して最高のパフォーマンスをお見せする事で、宣伝効果を上げる
からスポンサーのメリットになりますよという説明になるわけだ。

 23歳以下の若手のカップ戦を行えば、運営費、スタジアムや審判の確保、
さらなる過密スケジュール。等の負担が生じる事になる。

選手出身の最高幹部が、プロリーグの成功に味をしめたのと、
早急なリーグ参加チーム数の拡大、運営の拡張、興行的体質を優先した結果、
自分たちの後輩の体調管理や強化育成を軽視した事が要因となっている。

 浦和レッズはACLを制したが、Jリーグと天皇杯のタイトルを逃した。
それも観るも無残な内容で失足したではないか。
主力選手を適度に休養させていたら、順調にタイトルを取れていたに違いない。

ベテランと主力は休養がとれずに疲労困憊
若手は出場機会が少なくて、試合勘が鈍ってしまった。
その解決策は、今シーズン若手だけで、どこかのリーグ戦やカップ戦に出場
する事だったとは聞いていない。

協会とJリーグ最高幹部による、ナビスコカップ、ベストメンバー起用の
≪強制≫ ≪狂乱激怒≫ ≪狂気の錯乱≫ 等のツケが出るんだよ。 
皆も熟知してるように、このような愚かな状況を作った最高責任者は
「川淵元大尉」だろ。
 




ACL・鹿島対アデレード戦について

ACL準々決勝第1戦・鹿島アントラーズ対アデレードは1−1の引き分け。

アウエイのアデレードが、まず守備を固めてカウンター狙いという戦術だった
事もあり、鹿島が全体的に優勢なゲーム内容だっただけに勝って欲しかった。
鹿島が優勢だったものの、アデレードのカウンターは威力があり、非常に
守備の強いチームであった。

 先取点を奪ってからは守りを固めて、時間の経過とともに巧妙な時間稼ぎを
行い、終盤になっても最後まで守備陣は崩れなかったのは、体力的・精神的、
いずれも強いという事を意味している。

この間のウズベキスタン対オーストラリア戦でもそうだったが、守り切ると決めた
時のオーストラリアの強靭な守備陣は、単独クラブでも同様であった。
得点するのはなかなか難しそうどころか、大変な苦労をしなければならない。

今後も、オーストラリア勢と対戦する時には、絶対に先取点を与えてはいけない
のを自覚する必要がある。かといって2006年ドイツ大会での大逆転劇の衝撃
を思い出すと、最後まで気の抜けない相手だ。

 来週の第2戦目はアデレードのホームゲームだから、立ち上がりから攻めに
出てきて欲しいと思うが、今日のゲームが1-1だったから、次が0-0ならば、
アウエイゴール2倍ルールで、アデレードが勝つ事になる。
という事は、アデレードはホームだからといって、無理攻めをする必要が無い
わけで、仮に1-1になっても、その後の延長戦、PK戦と続いた場合でも、
ホームで戦えるアデレードが優位になると考えられる。

 鹿島は苦しい状況に追い込まれた事になるのだが、1度対戦した事で、
相手のクラブも選手も特徴や長所・短所を体験を通じて判っただろうから、
経験豊富な鹿島の主力選手の駆け引きと勝負強さ、それと、この日も再三
好プレーを見せた内田の活躍に期待したい。

 内田は、U23のアルゼンチン戦・同様、積極的な攻め上がりとドリブルは、
国際試合で、レベルの高い相手にも通用すると判断して良いだろう。


五輪検証会議での反町の言い訳に関して

北京五輪で1次リーグ3戦全敗だった反町が、協会の五輪検証会議で、
「日本は高校を出てから22、23歳までの大事な時期に空洞がある」と指摘、
若い年代のプレー機会が少ないことを敗因の一つに挙げたことを明らかにした
というが、ちょっと待ってもらいたい。

これは会議終了後の発言だそうだが、多分、マスコミ関係者に話したのだろうが、
他には何も話さなかったのだろうか?不思議というか無責任というか、
技術や戦術面は報告書を提出したそうだが、

 反町が指摘した点は、実際に、日本協会では重要な課題としている事で、
北京五輪以前から、どうしたら克服可能かと解決策が色々と研究されている
問題であって、北京五輪で新たに判明した事ではない。

「西野」  「トルシエ」 「山本昌」 皆、同じ課題を抱えたまま五輪本番に
臨んでおり、反町だけがこの課題に直面したわけではないのだ。

この点だけを強調したという事は、自分自身の選手選考や采配全般への
反省や自己批判はなかったという事ではなかろうか。
これって、責任転嫁であり、更には、五輪代表監督への条件とか、
適正等とも関わってくる問題だと思う。

例えば、反町が新潟の監督を退任する前から次期五輪監督の椅子が有力と
報じらており、実際に、その通りになったのだが、しかもそれは川淵「元大尉」
の意向が強く反映された人事だったと一般には思われていたではないか。

まず、そこから敗因の究明と責任の所在を明確にして、今後の人事と強化に
活かすべきと考える。

 組分けが発表された時点で、3戦全敗という可能性もあった。
実際に、自分はそうなるだろうと予想したが、いざ本番を戦ってみたら、
アメリカ戦は勝てたゲームだったし、オランダはコンディション不良で前評判ほど
の力は発揮できなかった。つまり準々決勝進出の可能性はゼロではなかった。

アテネ五輪の時、日本は参加16か国中、最も多くの国際試合の経験を積み
強化日数を費やしたではないか。北京五輪参加国中、日本が一番18〜23歳
の間の空洞期間が長いというデータが存在するのだろうか?
 それならば、全チームのデータを公表してほしい。地元五輪に備えて数年前から
強化合宿と海外遠征を繰り返した中国には、日中韓3国対抗では記録的な大敗に
終わったのが理に適っているのだが、実際にはそうならなかった。

つまり。日本サッカー界の課題は、克服しなければいけないが、それとは別に
監督としての力量とか実績も考慮して人選を行う必要性があるという事だ。

反町は、このカテゴリーの監督として適任だったのかという点から検証が
行われるべきで、それは最前線の指揮官か、教育者か理論研究家などが、
問われる必要がある。

例えば、スカウティングや分析や、あるいはコーチ育成分野の方が
才能が活かされるとか、あるいはユース段階の指導者に向いており、
A代表やU−23の指揮官を任せられるほどのレベルではないかの
指導者としての見極めが適切に行われなければ、また同じ過ちを繰り返す。

協会会長の鶴の一声や意向で、A代表や五輪代表の監督やコーチ人事が
技術委員会の調査を無視して、強引に決定されてしまうような愚行は二度と
御免こうむりたい。

自己批判したくない岡田、誤り認めず。 

 バーレーン戦の分析は【ゲーム分析ブログ】の方に詳細を書いたけど、
観てくれた人が少しでも参考になれば、それで充分。


 長谷部は日本に居た時よりもボディコンタクトに強くなったと思う。
ブンデスリーガに行って正解だった。代表には必要な存在になったし、
ここまでの起用法を見ると、岡田は「今野」が大好きで「鈴木啓太」は
あまり好みでないようだが、さらに稲本と、中田の二人がコンディション
を取り戻したら、今野が呼ばれなくなっても不思議じゃないのだが。

 ウズベキスタンへ出発した岡田のコメントは愉快だった。
スポーツ紙に掲載された、以下の部分は笑えた。

バーレーン戦を自ら検証。
終盤の2失点に関しても「コップに水を注いで2割をこぼしても残り8割を見る。
こぼれてしまった2割をどうこう言ってもしょうがない。
新しい水を今度はこぼさないようにすればいいわけで」と
独特の言い回しで評した。


 う〜ん!こういう方法で自分のミスを隠すのか。

だって、こぼした2割をどうこう言ったら、それは自分の采配ミスを認めて
自己批判しなけりゃいけなくなっちゃもの。新しい水をこぼさない為には、
2割の部分を、なぜこぼしてしまったのかを究明して対策を立てるのが、
論理的な物の考え方じゃないか。

 「残り8割を見る」ってのは、守備のミスで1点取られたら2点取れば良い。
3点取られたら4点取れば良いんだ。そう言ってるのと同じだと思う。

こういうのは「独特の言い回し」じゃなくて
「苦しい言い訳」や「詭弁」で逃げたと言うのが正しい。


岡田はメンバーの見極めを行うべきだ

昨日の対バーレーン戦をチェックしたら、改めて指摘しなければいけない
事と、個人的に面白い事が判ったので、分析ブログの方で指摘したい。
明日の夜にはアップ出来ると思う。

 岡田はジーコのようにレギュラーや代表メンバーを固定せずに、
アジアカップとW杯最終予選を乗り切ろうという構想を表明済みで、
過密スケジュールを考慮したら、適切な選択だと思う。

 誰が出ても同じコンセプトでゲームに臨めるようにするのは当然だし、
理想的な強化方針と戦略である。バーレーン戦でハッキリと判ったのは
試合に備えた調整合宿や体力測定ではなくて、やはり数日の合宿が
必要だという事だ。

やることは、連係の確認と戦術の徹底に意思の統一である。

 それはトウーリオと楢崎の連係ミスが出た事に加えて、
交代出場した3人の役割の確認と戦術理解に問題がある。
この件は分析ブログで詳細を書くとして、岡田はそろそろ決断を
する必要に迫られても良いのではなかろうか。

 ある程度、選手の見極めは済んでいるはずだし、この段階に来て、
岡田が徹底しようとしてるチームコンセプトを理解できないとか、
無視してプレーするような選手に対して、大ナタを振るっても良いのでは
ないかと思う。

1998年フランス大会で、直前にカズと北沢を外す決断を下した男だ。
あの時と比べたら、現在の攻撃陣や中盤のメンバーで迷うような選手は
一人も居ないじゃないか。いくらJリーグで得点を量産していても、
「玉田」や「田中達也」や「松井」の献身的な守備の努力を参考にしない、
学ばない、チームの置かれた状況も考えない。今、何をすべきかを
理解出来ずに、自分が得点することしか頭にない者は、代表に呼ぶ必要
など全くないのだ。

 もうすぐ「大久保」「前田」も復帰するだろうし「大黒」もコンディションが
回復するはずだ。それに「小笠原」も居る。

ミーハーサポーターやネットライターの人気や願望よりも、勝利の為に
必要な冷静な決断をするべきである。
テレビ解説で、いつも「ヨイショ」するばかりの、あの松木が珍しく「辛口」な
発言をしたのを重く受け止めてもらいたい。

 一人多いのに前線から抑えに行かずに、楽にクロスを入れさせた事への
トウーリオの怒りも当然である。